眠るように死に向かうあなたを
 引き留めることはもはや叶わない
 生まれた時と同じように 二人
 無言に通じ合う世界に息する

 別れを慈しむ静寂は
 神さまの与えたひととき
 モ ....
雨が降った後、
コンビニの自動ドアが開いて、
押し寄せる、空。

湿気が、国道1号線の、
キャッチセールスの波、
信号機の赤、
吐き出した溜息で、
留めていた物が、
排水溝に流れた。 ....
廻り廻ってさようなら
季節はまたも去って行く
やがてはわたしも去って逝く

寒くなったね

それでも今夜はまだ
震えながらも網をかけて

待っていましたよ
今夜はまたすらりとして
 ....
俺ももうこれが一つの詩ではない
全部が断片のつぎはぎでぼろきれ  カスの寄せ集めで見ていられない


見てくれも見えないでわからない違う入り口が見える

ああああああああああああながみえる ....
小学1年の時だったと思う。近所の2歳年上の女の子と喧嘩をした。理由は忘れた。すぐに忘れてしまうような些細なことだったのだろう。女の子は引っ掻くのが得意であった。わたしより体はずっと大きかった。私は相手 .... 異人歓待
せいけつな青空を見ている
無限に増幅された起伏の多いハンドリング路を
手をあげて行儀よく渉りきれればお菓子をあげるよ
ゆれるアスファルトに沿って歩遊する
対空師団のようなぼくたちの ....
くたびれたスーツに

アルコールの臭気をまとい

頭髪はやや薄く

終電近くの電車に揺られ

汗の浮いた首を

大きく揺らしている

悲哀を帯びた

男と女

最寄り駅 ....
語れば語るほど

あなたへの思いが

色あせ

別物になってゆく

何か言おうと戸惑うたび

ワインの酸味がきつくなる

ことばになること

ならないこと

しなくても ....
「大丈夫?ずっと心配してたのよ」


・・・おまえ、誰?
目を閉じれば
僕を包むキミの香り
出会った頃と変わらない
so sweet vanilla


込み上げる愛しさと
隠しきれない痛みに
何かが、また剥離する

腕の中
無邪気な笑 ....
点滴片手にガラガラと音を立てながらコーナーを攻める青白い男性
その背後から名前を連呼しながら桃色のナースが駆け抜ける
男性の行く先には簡易トイレを手押し車に疾走する老婆
速度を落とすことなく廊下 ....
煙草をすっている間考えたんだ
天気の良い日ばかりでは無い事を

世界はちょうど良い硬さでバラバラにならずに済んでいるが
手綱を緩めたら僕をおいて走り去ってゆくことを

ちょうどバランスのと ....
                  121018

カ行に溺れて真っ逆さまに転落し至った果てが奈落の底
現在の表現だと地獄の底と言うことになりますかねと
来るべき総選挙のことを少しだけ考えなが ....
洞水門深く掘り中に簀子を当て
上に石を敷き扨て水門石を並べ
縁りも練土にて固め松葉を敷きたり    
           (『桜山一有筆記』より)








 ....
君の、夜明けの口唇に
葡萄の粒を含ませる朝
旅立つための翼をいだく
わたしの翼は白いだろうか
それとも燃えて血がにじんで赤く


葡萄の房に朝の雫がこぼれ
風が喜びを歌うとき


 ....
真実がみたいからと写真を撮るひと
夢がみたいからと詩をうたうひと
はきだしたくて
いやされたくて
そんなに求めてどうするの

片手でもとめて
片手でふりすてて
おなじ方向をみんなみてる ....
悪気があってトイレットペーパー三角に折る もういちど ちゃんと 笑って
アップルパイの焼ける 甘い匂い
おおめにふるったシナモン

ふれていたいのは 痛いとこ
こねていたいたいのは やわらかなとこ
アップルバイが焼ける匂 ....
単に世界を歩く際には
それ自体を切断すれば
能力を持たなくても
アウトラインになれる

無能な俺の外部では
微風はいまだ健在で
1つの音楽が生まれけむ

人々の中の心と公界
旅行す ....
私は五月にカラスに襲われた
いつもの道を自転車で走っていたら
前を歩いているオジサンがカラスに突かれていた
ははん さてはカラスに石でも投げたんだなあ
……と 
この時点では人ごとの顔で通り ....
コーンスープを飲むころには
カップは既に熱さを失い
一気に飲み干せば
底に
意地悪く溶け切らない
塊がある

底に
溶けてはいけない
塊がある

底に
許さなければいけない
 ....
虫たちにさよならをしたら
空気がだいぶ薄くなったみたいで
空が遠くなってしまったよ
いつか約束したね
まわりがすっかり静かになったら
聞こえてくるだろうか
その小さな声が


ことば ....
殺さないでください
いつかは
死ぬ運命だとしても

殺さないでください
ほら 
私の息は
おもちゃのラッパを鳴らすことだって出来るのです

あなたが私に買ってくれたラッパです
これ ....
路上に転がっていた空き缶が

走り去るバイクに跳ね飛ばされて

僕のところへ転がってくる

乾いた音を立て

凹凸の目立ついびつなからだで

(ぼくには行き場がない)

夜の冷 ....
ドアを開けると芥子の実が弾けて
ちぎれた海藻が過去を誘き寄せながら
細く尖った肩や腰骨に絡みつく黄土色の髪
紫の影が月の表面を犯す
瞳は補色と死海をさまよい妖しい。
噛んでとばかりに潤ん ....
小夜のしじまのなかに横たわる
あおい亡霊の指から波は生まれ
響いてゆくうねりと水平のほとりに
たくさんの林檎の樹が連なっている
垂れさがる果実に口づけをする紙魚
もうなにもいわなくていい
 ....
しおと、こしょうを、まぶしましょうよ
あかい、たいようの、詰まった、手で
打ちあげられた、小さなトマト
静かな、浜辺に、添えましょうよ

しおと、こしょうを、まぶしましょうよ
あおい、海を ....
昨日会社を辞めてきた
夢見る人間なんて無力なものだ 
夜の路地を一晩中歩き続けていた 僕は
昨日会社を辞めてきた
センセイ
オ父サンオ母サン
気をつけて下さい

ボク
凶器を
もっています

鉛筆を削る
小さなナイフでも
凶器になります

空き瓶の口をもって割れば
瓶の割れくちが
 ....
生まれてきてしまったのだから もういいの

よろこびに満ちた今日だったから もういいの

過ぎてしまったことだから もういいの

やるだけやったのだから もういいの

死んでしまっ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
逢瀬霙小町112/10/19 1:41
彼の地ブライアン212/10/19 1:20
廻り廻ってさようなら/月と蜘蛛ただのみきや30*12/10/19 0:53
ゴーモンキメラ2012012/10/18 23:53
狂犬島中 充112/10/18 23:48
ホスピタル・サーキットメチターチェ...3*12/10/18 22:09
宴のあと三田九郎312/10/18 21:46
何も言わなくたっていい212/10/18 21:26
トカチェフの具合吉岡孝次012/10/18 21:23
sweet vanilla涼深312/10/18 21:14
ホスピタル・サーキット木屋 亞万3*12/10/18 20:03
洗濯物は乾かない梅昆布茶1812/10/18 18:20
キイー!あおば5*12/10/18 13:59
水琴窟HAL4*12/10/18 13:57
朝の葡萄石瀬琳々9*12/10/18 13:51
真実のかたち朧月312/10/18 12:47
悪気があってトイレットペーパー三角に折る北大路京介712/10/18 12:04
ホスピタル・サーキット[group]るるりら10*12/10/18 11:52
ビームけむ和田カマリ0*12/10/18 11:28
【 カラスの勝手じゃない! 】[group]泡沫恋歌8*12/10/18 11:03
そらの珊瑚612/10/18 7:59
やくそくyo-yo512/10/18 7:35
殺さないでくださいそらの珊瑚912/10/18 7:32
運命三田九郎212/10/18 7:30
月と哭け (三)アラガイs6*12/10/18 7:28
祝福紅月112/10/18 7:26
ソルト・アンド・ペッパーかいぶつ212/10/18 4:21
グッドバイ番田 012/10/18 2:21
キョウキシホ.N2*12/10/18 0:50
もういいの芦沢 恵15*12/10/18 0:33

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