自分の言葉にしか安心できない


眠る前に足で毛布を確かめるみたいに
こそこそ
これはちがう
それもちがうと
言葉をさがしてる

想う風景はあるのに
言葉がでてこない

一人だ ....
果実であると思ったそれは花弁であった
ひたすら内へ内へ花開いているのだ
そして紅く紅く熟れているのだ
いや、未熟な種と共に爛れているのだ
自らを限定してしまった
実の大きさのその中で
虚ろ ....
             

祭壇に移動してゆく、trayに載った臓器が(緑青を保存しようとして)
燦燦と光を浴びては
ぷらなりあの/
ガスコンロで炙られるような視界を
Opiumの宇宙か ....
いのちみじかし
恋せよ乙女

頬を撫でるそよ風も
街の木々も
胸に焼きつく山の緑も
私にとってすべてが詩
心から心へ
伝わっていく詩には
壁など存在しない
遠く去ったあの人を思い出 ....
レンジに放り込んで3分待てば出来上がる
それは本物のような味がする
それは本物のように見える
しかしそれは本物ではない
君がよく知っているあのテレビドラマのように
それは本物ではない

 ....
ロック/


肉のなかにあるキッチンで
いちじくを割る
どちらがわにもいなくなる
感覚を否定した濡れ手を重ねて
象ったイーコール

それは合掌

あったことはいちどもなかった
 ....
ぼくが石になった夜、

その娘は音もなく泣いていた。

「泣かないで」なんて

言えるわけもない

ぼくは石だった。

真っ赤な真っ赤な彼岸花、

どうか泣かないでおくれ

 ....
風呂に浸かっているときに
おならしたくなって
肛門に力入れたら
ブクッて泡が立って
はじけたあと
臭いが直接
鼻にぶち当たって
「くっせーっ!」
それでも楽しくって
へへへへ、屁!
 ....
皆に大切にされ
心を砕き、
言葉をかけてくれる。
夢を見せてくれる。

人を大切に思い
言葉を選び
共に尊重する。
互いの幸せを願う。

プレゼントをして
喜ばれ涙する。
自分 ....
仕事が終わってから毎日、
夜9時から3時まで
6ヶ月勉強した
1000時間勉強した事になる。

実技免除の講習は
きつかった。
朝9時から夕方7時まで
7日間勉強した。

きつ過ぎ ....
私は父に児童虐待を受けた
毎日頭を殴られ、
毎日コブができていた
理由がわかる日も
わからない日もあった。

自分は愛されなかった事を
悲しく思う。
だから自分は苦しくても
父がウッ ....
よほど不在が気になるらしい。
忘れたころには必ず電話がかかってくる 。
それもきまって夕食を済ませた後か、食事の最中にである 。
べつに何かあるわけでもなく、何も無いのがわかっているから* ....
新聞の一面に幼い灰色の無知が滲む

 私の人生に関わるのは かすり傷程

世の中の出来事 私に関わりのないと言い切れない

 無関心でいられない 少し暇な時間に

世の中の出来事を 
 ....
夜明け前

夜明けがまだ遠いと歎くよりは
そこから星空を見上げてみてよ
ずっと明けない夜はないから
いつか消えてしまう綺麗な星空を

夢を信じ夢を叶えた者だけが
笑える世界ならばそんな ....
風にゆらめく炎
・・・一体、お前は何を思い出したのか?
夢の中の歌詞
「忘れられない」と誰かの言葉

光は夢を見る 唐突に
言葉は矢を射る 突然に
俺は言葉の雪崩の中へと、身を崩し
あ ....
楽園だと思ってたどり着いたところには
泥土と瓦礫がただただ、広がっていて
許してください
と言っていた

なみだで労って
構わないからと応じ
でも本当はとても
かなしかった

労い ....
隣ん家の白い猫が鳴いている
早朝五時に朝ごはんをねだって
起き抜けのご主人様の足元を
くるくると尻尾を巻き付けては
あのグレーの瞳で上目っ面気どっているのかもしれない
どうもその声に少し ....
猫になりたい 無数のマロニエ/或いは樹木の香り
世界がささくれ立ち
保湿して、
穏やかに錯綜する朝が現出する
そして秘めやかに抑揚のない朝が消え
世界は流れ弾き熟れる
無数の弾道がわたしを貫く
一瞬に ....
詩を書いた
日々は 虚しすぎた
この金で北へ行くことが出来たなら
埃がかった 電車で


夢中になれることはないとわかっていた
もう 僕は
失業したかった
歌うこと以外の行為から ....
急激に アップルパイの 香ばしさが 気になる夜は 
あと どれくらい

指折り数えて 未だ大丈夫だと 立ち上るのは 
アタシの気持ちなんかじゃあ なくって
甘い アップルティーの 湯気でした ....
ねむい頭で

カーナビのテレビを見つめている

仕事のことを考えている

うまくゆくには?

そう考えている時点で

うまくいかないイメージに囚われている


だけどぼくは
 ....
音だけ花火と
花火のハの字も見えないマンション


預金通帳の印字と
そこに十年先を積立てようとする吾輩の知覚野


知的財産の片鱗も著わさない御仁があたかも時代の闘士であったかの如く ....
仲間達に出遅れたミンミンゼミが

ここぞとばかりに鳴いている

お前にもまた父と母がいて

脈々と歴史を紡いできたのだろう

その鳴き声は明日への咆哮か

先に逝った仲間達への弔い ....
手のひらを
ひらいたとき
いくつもの時間が
そこで死んでいた

顔をあげると
いくつもの季節が
道路のすみで
凍えていた

ふるえる指で
拾いあげた
だれかの言葉は
死に ....
誠意より大切なもの

それは敬意だ

誠意は伝えるもの

敬意は払うものだ

敬意を払って

はじめて誠意は伝わるのだ


いま起こっているすべての暴力は

誠意を伝える ....
ほかでもないあなたと
どうしようもなくなりたい
雨の日に雨だれを数えながら飢えていくのもいいし
乾いた日に蟻をつかまえて拷問するのもいい
湿った毛布のなかで賞味期限の切れたひき肉みたいに絡 ....
  ひだまりのなかで
  かなわない夢をかぞえて



  暮らしたいのです
  ねむたくなるくらい
  語りあって、
  愛しあって、
  傷つけあって、



  ....
誰もいない
重ねる手も
合わせる膝も

誰もいない
目をとじても
ひらいても

波さえ
だんだん遠のいて

かわいたページを繰るように
日がしゅんと消えていった

誰も ....
何気ない被写体を探す
互いのファインダーの向こうに
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
風がうたう夜朧月912/9/17 21:05
無花果マチムラ8*12/9/17 20:39
緑青の杼empty412/9/17 20:35
祈り渡辺亘712/9/17 20:11
ラブソングitaint...012/9/17 18:30
たいせつな蜘蛛を殺した日平井容子912/9/17 18:25
失語症の彼岸花高原漣2*12/9/17 17:39
小学校3年生の夏花形新次012/9/17 14:23
幸せペポパンプ7*12/9/17 13:42
介護福祉士を取るまで7*12/9/17 13:42
おとん7*12/9/17 13:41
古い電話アラガイs7*12/9/17 13:14
無知の滲み朝焼彩茜色8*12/9/17 12:28
夜明け前itukam...1*12/9/17 12:19
月の裏側の匂いyamada...312/9/17 9:50
楽園もっぷ512/9/17 7:11
素直マーブル6*12/9/17 6:58
いまはただ陽溜まりのなかでからだを丸めて眠っているHAL4*12/9/17 5:23
嘔吐/隠喩empty612/9/17 4:22
ドリーム番田 312/9/17 1:59
☆シルバー・ステッキ☆藤鈴呼4*12/9/17 1:56
孤独じゃないのに吉岡ペペロ912/9/17 0:52
無粋salco2*12/9/17 0:15
共鳴斜め312/9/17 0:14
ことばはるな812/9/17 0:03
誠意と敬意吉岡ペペロ5+12/9/16 22:29
はるな1212/9/16 22:01
ひだまり[group]草野春心612/9/16 21:43
誰もはるな812/9/16 21:33
焼き付けるAquAri...312/9/16 21:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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