性的衝動を完了する私は1人の人間として女を見ませんでした。
ある日、その女の存在はブログによって知りました。また、熱心に対面した女がいるかどうかが単独で印象づけられました。
(文学の塊偏見 ....
父の抜け毛が浮いている
私は風呂に入っている
父の細い髪の毛が浮いている
それはもう白くかすんで
私はただ風呂に入っている
漂っている
そして七色の虹の彩りと、
眩しい雲のカタチナキカタチ
大空を埋め尽くす、風を切る白い翼のある愛ダノ、
――愛ユエノ、激しい憎しみダノ、
Πανθειον
甘い潮風が私の肌にそよぐ ....
「秋のわたしは」
木の若芽
わたしは秋になるときまってしその花になります 和のハーブ
わたしは十五夜のころなんとなくかつらの木になります 甘い樹
そろそろ ....
「空白の答」
木の若芽
答のない問いの中から
美しいものを集めた博物館の
不思議なものを見るような目を
広いやわらかい空に向けよう
世界じゅうのひとつ ....
猫は一日
ひがな一日丸くなり
日だまりの中で丸くなり
屋根の上で丸くなり
塀の縁でも丸くなり
玄関口で丸くなり
自動車の下でも丸くなり、
部屋の温もりに丸くなり
タンスの上で丸くな ....
君はキリンをみたことがありますか?
それは本当にキリンでしたか?
君はキリンビールが好きですか?
何かに騙されてるんじゃないですか?
首のないキリンをみたことがありますか?
....
最近ついてなくて……
電話口で友だちにぼやいていたら
私の運勢を
四柱推命と六星占術で調べてくれた
それによると
来年から運気が上昇するらしい
今までの努力が認められるというのだ
....
川辺を駆ける
風に吹かれながら
息が上がる
汗が滴る
生きている実感が湧いてくる
とてもとてもとても
気持ちがいい
そんなに知るべきことも多くない
澱んだ水を流しさること
ちょうど今 ....
詩は暇つぶしだと言ったら
あなたは怒るだろうか?
だけど 考えてもみてくれよ
暇のない人生というものを?
詩のなかで
説教を垂れるのもいい
悪態をつくのもいい
泣き崩れる ....
気温が下がって
空気の色が透明になった頃
あなたの部屋からの帰りはいつも
背の高い雑草を
踏み潰しながら歩いた
道路を
通らずに
今はもう
あの空地はないだろうけど
あの頃平気だ ....
一枚の紙の軽さを想う
一冊の本の紙の重さを想う
数冊の本の紙の重さをさらに想う
いつしか私自身の重さを軽々と超えていく
一枚の紙の厚みの薄さを想う
一冊の本の束ねられた紙の背表紙の厚 ....
会社の中で大声を上げている女がいた
俺もあんな風に自分を世界に向けてさらけ出してみたい
さらけ出せるようなハートがそこにあれば
人に振り向いてもらう必要もなくなるのだろうけれど
世界中の人が同じ嘘をついて
世界中の人が嘘をついたことを忘れたら
きっとその嘘はほんとうになって
ほんとうのことは嘘になる
深夜にめい
にもあれ
にもせよ
と
はらを座る
・
おいがきたので ・
にべも
しゃしゃりもない
ききみみもしゃがみこむ
連れられて来て
放たれて
追いかけられて
追いかけられて
すくわれて
入れられ
揺すられ
揺すられて
閉じ込められ
名前を付けられ
見つめられ
見つめられ ....
潮騒
の果てに
祈り御達の呪文
あなたになっていく
沈黙
海辺
風化した
軌跡や誰かの舞踏
あなたになっていく
海風
空
どこまでも、空
果てを描かなければならない ....
歩きたいのです
何もなかったから ただそれだけ
誰もが 妙に速足でいくものだ
そんな風に思うでしょ?
わたしが こんなに止まった世界にいるなんて
知る ....
お相撲さんとシュークリームを天秤にかけて
どちらか連れて帰ってと言われたら
シュークリームは美味しい
お相撲さんは食べれないけれど
美味しそうではある
冬部屋にいたら暖か ....
あの人は美少年
私の心にすっと入ってきた
いつも優しい言葉をかけてくれる
いつも優しい声で私を包んでくれる
年もはなれてるけど
魂が求めてる
いつも私の癒しの人
....
薄暗いどころじゃ済まされない
日々是々と不器用にふらつく
定まらない足取りに何と名をつけよう
欲求を義務が真っ黒に侵食し
毎日のご飯が美味しいこと
ただそれだけに満足している
笑っ ....
固く胸がふくらみ始め
女の子はあごの下で
つぼみが育っているのを知る
不思議なわたし。
自分の体につぶやいてみる
身体の深奥から
まるで一本の茎が通っているみたいな内部から
外へ外へと ....
赤い糸があるなら
断ち切りたい
だって、自ら紡ぎたいじゃないか
まるで舞台セットのよう
蛍光灯の光が融け込んで
透き通った 小さな庭園で
水草ゆれて
ふわりと
紅金色の着物も褪せた
年増女が二人
よもやま話 ....
秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい
少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた
長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
星と飛行機がすれ違う
星も飛行機もそれを知らない
星も飛行機も
勝手に切実に在るだけなのだ
見つめていたのは
遥か地上でだった
寂しかっただけだ
丁度よか ....
昔 TRDステッカーが貼ってあった
りんご色のセルボは
ミラースモークでした
キラッキラと光る存在は
ゾンザイに 出来ないから
一緒に 耀こうって
思えるんだネ
鏡みたいに
ひ ....
フライドチキン骨ごと喰う
この世の破滅だ
人間関係最悪
一人ぼっちだ
許してくれるが
関係は破壊する。
人は離れてゆく
身の破滅だ
社会との断絶
仕事だけだ
軽蔑され
無視され
差別され
非難さ ....
野良猫でありたい
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