「気づき」
木の若芽
きのうとはちがう今日が始まり
ああ 風がふく
きのうとはちがう風が
明るい空を吹き渡り
晴れやかな世界を吹き払う
風 ....
どれだけ辛かっただろう
父母を
恋人を
子供を
妻を
残して逝かなければならなかった
貴殿方の苦しみを私は知らない
沖縄の海の上に散った
命の意味を
涙の意味 ....
たとえば
人は誰かを捨てるとき
オブラートに包んで
口に入れる
ゆっくりと嘘が溶けていくように
胃の腑に落ちた
真実の味が
逆流して口の中に溢れだしたとき
その苦さに顔をゆがめ ....
121122
義務を果たすために焼酎を飲むのだ
麒麟が空を駆けめぐる季節の到来に
おっかなびっくり地を這い蹲って逃げ遅れのアリンコを探し出し
....
あなたの上におぶさって
海を渡る
落ち葉の海
先の見えないけわしく
おおきな声だけがたよりの―
墜ちていく
海には
かぎ穴も柵もない
だからどこへも
入ら ....
よってたかって
酷いことを言うから
精神科に行って
大変な目にあってみました
夏を飛びこして着地した僕は
金木犀のまじった朝露を
深呼吸する
勝ち組、負け組、と問えば
緊張した行司 ....
ファボると呪われるツイート
コックリさん中毒
寝て起きたら昨日
誰からの言葉もかけられないまま
僕は 去る この街を
そこにいるのは 誰だろう 例えば
立っているのは こうしていても見えない 誰だろう
そんなことを思う 僕は
眠い だから 歩き出す ....
笑顔色の街の中で 屋根の下独りきり
椅子に座って 本を広げては 心孤独 三年前の冬
思いどおりの春じゃなくて
壊れていると思っていた爪先の向きを決めるコンパス
買い換えようと思っていたけど ....
殺意は純化する
狂暴な血で贖うのが私の務め
遇いたい
あの人に遇いたい
詩が祈りであるなら
わたしたちは
「」
人間であるという
薄っぺらさ
生きている
という曖昧さ
そんなものが
祈りだというのなら
わたしたちは
静かに
口 ....
あれから
いくつかの詩を書いた
ふたりとも
無言で
色にも
光にも
夜にも かまわずに
いくつかの詩をかいた
鳥が飛ぶのにも
種が蒔かれるのにも
気づかないで
....
あなたのはく息は
わたしのよりも
ちゃんと白いね
あなたの手のひらは
ぶ厚くて温かく
冬が
さむいのだとわかる
うしろから抱き込まれると
まるい刃物に刺される心地が
した ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels
愛と平和で 腹が一杯になるなら
飯食わないで セックスしてろ
飢え死 ....
ぼくはやがて死ぬ
いや
パラレルワールドでのぼくは
もう死んでいるのかも知れない
いや
パラレルワールドでのぼくは
この世界のぼくとは
すこし違うひとなのかも ....
自分の手のひらを見て思うんだ。
僕に、何かが出来ないかなって。
この手で何か、人のために
作ったり
奏でたり
守ったり
描いたり
....
他愛もない小石につまずく
そのたびに
立ちどまり 足元をたしかめる
誰もが、平気でいきすぎる
そんな四角四面では 生きられませんよ
それとも 私は、
ほんとうに詩 ....
俺はここにいる!って
俺を理解してくれ!って
泣き叫ぶ子供のように
お前は、いつも飢えていた。
満たされることが嫌いで
満たされることを恐れ ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels
街角に佇み 声を枯らして
私は叫ぶ 私のために
自分の命は 自分で ....
ただ、それだけのことだけど。
朝、目が覚めた。
ただ、それだけのことだけど、
お腹がすいて、ご飯を食べた。
ただ、それだけのことだけど、 ....
まじないめいた
隙間がすきです
ほほえみきれない
ほの明るさも
あしたはぼくを
待ちますか
おんなじ思いの
きみですか
危ういそぶりの
ゆるしがす ....
一日
ハレルヤ
ハレルヤ
金とステータスが廃止され
彼の人間性はちっちゃくなる
頭を掛けた洗濯バサミ
柱にきらきらと光る
高慢で嫌な[空気]だった
あなたはいくらみたいな海の生き物?
....
だれに
味方をするでもなく
秋はしずかに燃えている
わたしが
ひとを敵視するのは
燃えようとする
哀しい加速
はなはだ容易い
弱さの
露呈
いっそ
水にな ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels
彼女はうんちくさい人
彼女はアナリスト
性的嗜好はそれぞれだぜ
J ....
きみの声が世界を変えることなんてない
きみの声に世界を望む人がたくさん
きみの声はきみの世界を守ってくれない
きみの声で誰かの世界を叩くことはある
整わないリズムで鼓動を打つ
心臓一つ差し出 ....
キスして
となかなか言えない・・・
甘えたい
けど甘えられない
キミに聴いてほしいことはたくさんある
だけど、キミに話すと離れて言ってしまいそうで…ホントはもっとそばにい ....
毎週火曜日
下の娘のクラスにボランティアとして入っている
私が話すつたない英語でも
一生懸命に聞いてくれる
小学一年生の瞳には
一点の曇りも宿っていない
恐らくその瞳はまだ
本当 ....
鳥が啼いてゆく
いつか、いつか、いつか、
赤い夕陽がしたたり落ちて
心を焦がす イタイホドニ
{引用=近づけばまた遠ざかり
遠ざかるとまた近づく
蜃気楼 日々は}
そしてまた ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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