きらびやかな回路 敷設する真夜中過ぎ
2LDK 奥深く 冷たい重低音

書き表せない感情を言葉にする矛盾



月明かりを蹴散らすかのようにライトアップ
暗闇知らず 闇夜知らず

 ....
約束された
明日は無い
とはいえ今を
月の光る静けさだ。

わかっています、と幾度
こたえたであろうか
あの時
空から照らす透けた光にうつむいてさ
遠く遠い声であ ....
本当の自由を求めて空を見る

名も知らぬ黒い鳥が
隊列を組んで空を渡っていった

翼があるから自由でいいねと
そんなふうにつぶやくのは
自分の翼で空を翔んだことがない人間が想うこと
あ ....
あたい
あんたの
初めての男になんて
なりたくない
一生あんたの記憶に
留まるなんてご免
だって、あんたが
その後何人も何十人も
関係するなかで
初めての男は
ずっと比較対象なんで ....
僕の彼女は 今ごろ
生活が充実してる


僕の彼女は 今ごろ
トイレそうじなんかしてる



僕の彼女は きっと
なます なんかを作る
正月でもないのに


僕の彼女は き ....
陳腐な切実

ブックオフにかかる畳み掛けるような音楽

たとえばファンキーモンキーベイビーズ

白か黒かが重要で

買うか買わないかが重要で

たとえば年末ジャンボ宝くじ


 ....
目蓋の夜、窓の外では四角い人造石の街が美しく燃えている。

 でもタバコはやめない方がよい。

目蓋の夜、見えない戦闘機が無差別爆撃をつづけ、火炎とすさまじい爆発音が窓ガラスを割った

  ....
何を
為すべきか

訊いても
効かない

玉の涙も
給わる標べ

  *

名もなき
何か

帰すべく
来ている

たまたま生まれて
弾ははじけた

  ....
{画像=121201015630.jpg}

ゆるりゆるゆる ひらきます

さむさのゆえの ゆるやかさ

ゆびさえふれず ながめます

ゆうやけいろを すこしだけ

もらいこくなる ....
明日ぼくらは葬列に混じる、くらい顔をした大人たちと、ぽかんとした子供たちと一緒に
明日ぼくらは葬列に混じる、急なことでちゃんとした服を用意できなかったことを気にしながら、どうしてもなおせな ....
私には何かが足りない

満ちた月が少しずつ欠けていくように

足りない何かが

少しずつ時間をかけて暗闇が私を包んでいく

すっぽりと暗闇が私を包んだとき

私はどこかに向かって
 ....
見上げる星よ、きみであれ

痛ましいほどに
疑いようもなく
きみであれ



忘れてくれるな、
燃え盛る目を

忘れてくれるな、
恥じ入る肩を



かろうじて ....
  
     
                   
ものを捨てる
なにかを捨てることに
ときにためらい うしろめたさを
感じながら
一方では恣意的な解釈を
遠いツンドラの泥土のし ....
あたしの脳が溶けたら
きっといつもより倍緑っぽい
洟が出るんだと思うよ
今朝の寝起き
思いっきり洟かんだら
ドロッと大量に出て
心なしか頭が軽くなった気がしたんだ
そうだね、もう既に軟ら ....
正しさってなんだろう

正方形の角が 誰かの頬に食い込むとき
その痛みが 真四角の正しさを証しするのだろうか

正しさってなんだろう

まっすぐな線をまっすぐに歩くことが
そんなに尊い ....
ほぼ全裸の国技 ほほ笑みのリズムに逆らわない 紙飛行機乱れ浮く音楽箱 老人ホームは
駅のホームみたいに
最終列車を見送る時がある

いろんなひとの
いろんな最後を
見送る時がある

いっぽ前まで
せいかつをしていて
静かに静かに
旅立つ時まで

 ....
浴室で
血は
思うより
少しだけ赤い

一枚ずつ意識を剥いでゆくと
なつかしさの手前で
熊たちが手をふっている

わたしは
もう
あなたがしてくれたようには
わたしを愛せな ....
庭木の虚空を指さす
  その たくましさに見惚れたとき
リグレットは にびいろの反芻に苛まれる
  そうして カルマが ルーズな演出を始める

「風」が立ち 「時」を騒がせている 
  「 ....
グラスのふち いちばん
ぎりぎりのところに
つかまって
あなたが落ちれば
わたしも落ちる
わたしが落ちれば
あなたも

でもべつべつの
ところに

こぼれおちたさきで
明日 ....
紅いやら
黄色いやら
騒いでるんじゃない

山の中に勝手に入ってきて
ジロジロみて 
写真撮って
弁当食い散らかして
ゴミだけ残して帰る
観光客たち

俺は
おまえらに怒って
 ....
俺の眼の前のプライオリティシートに
足広げて悠々と座っている
外国籍の少年達よ
他の奴らは知らねえが
俺をなめてもらっては困るんだ
いいかお前ら
満員なんだから
ちょっと詰めろ
そうだ ....
5大陸90ヶ国を2年にわたり
ノーブラで旅をしました
グループ痴漢や
強姦未遂や
集団強盗など
様々な困難を乗り越えながら

明らか乳首の立っている私
Tシャツもブラも同じ事
ノーブ ....
「まなざし」
                木の若芽



強さ弱さは千差万別

だから いのち思いやらなければ


人の表情の変わりぐあいを見るより

花のつぼみがひらいて ....
「最果てに」
           木の若芽



雨を降らせない雲におおわれたまま

今日は暮れてゆく

漂泊の旅について考えてしまう こんなとき

旅に自分を探したり 美を求 ....
「静かな鐘」
               木の若芽


からーん カラーン

どこか宇宙の彼方で鐘が鳴っているのが

わたしだけに聞こえる 胸に響いてる

なんと言っていいかわか ....
僕には心がないのです、この充実ですか、これは何か砂糖菓子のような余分なものでしかないのです、ただ甘いだけでそこで閉じてしまいます、あなたはそんなに死にたいのですか、死にたいと言いたくて、死にたいと口に .... キミがあんまり

機嫌が良さそうだったから

どうしたんだろうって思って

聞いてみたんだ。

「ねぇねぇ、何かいいことあったの?」





「いいこと?」 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜明けの食卓komase...012/12/1 13:31
月夜こしごえ6*12/12/1 9:20
胡蝶の夢そらの珊瑚2112/12/1 8:32
初めての男花形新次012/12/1 7:42
僕の彼女佐和312/12/1 7:10
たとえばファンキーモンキーベイビーズ吉岡ペペロ412/12/1 7:10
閉ざされた眼瞼と伝わらない言葉による意識の誘導atsuch...8*12/12/1 7:09
名無き魂シホ.N212/12/1 5:48
喜びはゆっくりとしてドクダミ五十...412/12/1 2:34
明日ぼくらは葬列に混じるホロウ・シカ...2*12/12/1 1:49
欠ける月灰泥軽茶5*12/12/1 0:54
約束の歌[group]千波 一也7*12/12/1 0:45
蒼い思考 デッサン前田ふむふむ612/12/1 0:04
脳軟化花形新次112/11/30 23:12
正しさってなんだろうまーつん12*12/11/30 22:58
ほぼ全裸の国技北大路京介712/11/30 22:57
ほほ笑みのリズムに逆らわない312/11/30 22:57
紙飛行機乱れ浮く音楽箱112/11/30 22:56
最終電車朧月412/11/30 22:21
熊たち[group]はるな412/11/30 20:59
宇宙人のしわぶき(七)信天翁212/11/30 19:50
ふちはるな512/11/30 19:31
【 紅葉 】泡沫恋歌18*12/11/30 18:11
ACC公共広告機構花形新次412/11/30 16:49
アニマル パスウェイ和田カマリ4*12/11/30 16:23
まなざし木の若芽212/11/30 16:14
最果てに112/11/30 16:12
静かな鐘012/11/30 16:09
無題葉leaf4*12/11/30 11:57
いいことあった?元親 ミッド312/11/30 10:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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