「里山歩き」
                 木の若芽

旅は草と親しく
心は緑に染まる
木々の山
清水の谷
快活に越え渡り
心は光に澄む
旅をつづり生きてゆきたい
先人の行を思 ....
やぶれた帆を持つ幽霊船のような障子から
指穴ほどの照準窓から目が のぞき

その目は 富士山麓の鸚鵡の帰りを待ち
わたしの逃げ場を俯瞰し

すべてのものが 見事に該 ....
海に似せた塩水の中で
アサリが生きている

暗い冷蔵庫の中で
触手を伸ばし
冬の海だと勘違いする

時々さみしくなって
ステンレスボウルの海底で
誰かを探してキュウと鳴く

わた ....
備え付けの安い蛍光灯が揺れて、
壁にこびりついていた様な淡い明暗がさざなみを起こす。
黄ばんだ掛け布団の中には、化粧をしたまま眠る女。
山羊は長方形の黒目でこちらを見て、俺は、金が無ぇ、と呟く。 ....
いらいらしてるね 。
金たまの裏側が七面鳥の皮になってる 。
山は近くて遠いから
生地の何処を探してもかくれんぼしたみたいな羊たち 。
遅れてのこのことやって来た午後の踊り場
場 ....
わたしたちは羊毛となり
刈り揃えられ、緊密な綿となり
寝具に仕立てられ
糸の切れた操り人形のように弛緩した
あなたの身体、あなたの寝息
あなたの得体の知れない熱を読む

わたしたちは雲と ....
ちりちりと葉の群れ走る
葉先の鋭角
もろもろの枝らの骨格
根を育む土の匂い

チクタクと刻む
時は頭脳の産物
はらはらと落ちるもの
地へと消えゆく

眼を洗うかのよう
澄む空 ....
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている ひさかたぶりに
おもいだしたように
私を訪れた
懐かしい友達の
絶望というものが
夏を過ぎ秋ももうすぐ終わろうとしているのに
去る気配もなし

共生を試みて
これもまた久しぶりに
 ....
道端で踊っている
つたないステップ
危ういターン
手を差し伸べたそうなおとなたち
きっと拒絶するだろうな
あの少女
いるようでいない
いないようで皆が注視している
そんな邪魔な存在に気 ....
すべき約束がどこにもないので
迷い指をさらしている
午前三時前のゆるい空気と
雨ざらしのベランダ
水滴のコップとなまぬるい炭酸水
小指を残したままの右手に
あることとないこととを考えたらば ....
人差し指にけがをした
ごく一部のその指が
とたんに大きくなっている
心臓までもひきよせて
痛い 痛いと主張する

10本の指の一本が
大事なものにおもえてる
残りの指までいとしくおもう ....
聴いた事のない曲が林檎畑に流れる
トロンボーンを演奏する甥の次の音楽会での曲
雨空だったので雨合羽を着て
林檎の まだ青い部分が日にあたるようにずらし
脚立にのぼって 葉をかきわけつつ
かた ....
まどろんだ月のなかで出逢う
不思議にみたされた気持ち

夢に見ていた景色がいま

ここにある

肋骨が植えられた丘の向こう
あなたが手をふっている
にこやかに

僕も手を振り返す ....
マザーファックしてやったんだ。
舌に穴あけ硬い棒を突っ込んで
マザーファックしてやったんだ。

僕のちんこと母のまんこじゃ無理っぽいから
僕の舌とステンレスの棒で
マザーファックしてやった ....
ケーキを吹き消した昨日の夜に
魔法はとけてしまったから
あたしはいつまでも
灰色の駅でまちぼうけ

うつむいたオトナたちを運ぶ
つめたい電車のなか
がたんごとん、
あたし
王子様をさ ....
軽いほんの出来心
出来心からのほんの道草
道草でしか会えない宝石
拾い集めてポッケにしまい
お家に戻って眺めてみたら
ためつすがめつしてみても
それらはただの石っころ
置いてけぼりシンデレラ

ボロボロの服はドレスにはならないし

かぼちゃは馬車になんかならない

それに気付いた灰かぶりは

自分でドレスを縫って

自力で馬車を作っちゃうかもよ? ....
生き証人で 一人称だ

イマジネーションを想像するイマジネーションで
リアリティーを具現化するリアリティーだ

はいはい、もったいないって言うんでしょ?
わかってますよー


「いや ....
ドラム缶のような身体をしているから
それに見合うだけのコンクリートを流し込めるかというと
むしろ空きスペースがそんなに無いわけですから
ちょっとの量しか入らないです
フルーツインゼリーなら高級 ....
忘れたいことが台風のようにアタシに向かってくる

昔、言われたことがちょっとのきっかけで思い出す

苦しみ悲しみ 言われたことが響く

向き合えばおしおせる

私の過去

誰か助け ....
音速が光速を超える夜
マシンが、たったひとつ燈した灯りに負けない夜
最後の灯りも消して音の世界に埋没する夜
ヒズ・マスターズ・ボイスが闇を透視して
音が視える夜
孤独って案外、
最高の永遠 ....
何故か浮かんで仕方のない
ネコ娘

大きな目の途中に
何が 映るんだろうと考えながら

ほおばりたいのは たこ焼き
ちょうど 通り過ぎる 瞬間に
君が 呟いたんだ

最近 我が家の ....
いつか詩人になれるなら

世界中を旅して回ろう
草原を駆ける羊たちの群れを
湖に映る青空の影を
収穫を願う人々の踊りを

感じたものを
感じたままに
言葉に紡ぎ出せるように

世 ....
動かなくなった右手
僕はぼんやりした頭でぼんやりと考える

six sex six sex

まるでわけのわからない世界が頭からポンと出る
芸者のうどん屋

six sex six s ....
僕は健康を損なったんだ
誰ともお話できない
ビニールのお人形
カスカスの脳みそ

僕だって心はある
人と通じ合いたい
だから
夜空に願いかけて
寒風に吹きさらされる

大好き
 ....
ふと泣きたくなるときがあるんだ

べつになにかに屈服した訣ではなく
べつになにかに敗北した訣ではなく
べつに淋しさを憶えた訣すらでなく

ふと泣きたくなることがあるんだ

ほんとうに動 ....
砂埃の舞う通りを
風鈴屋が行く
わたしは手をとめ
格子戸の隙間から
そっとのぞく

リヤカーを引くのは
妙に血色のいい男
ほんとうは人買いなんだと
おかみさんが言う

色とりどり ....
葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた

しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると

風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて

父を軽蔑した



細い葉 ....
疲れた体で 登っていた 坂道を
一体なぜだろう それは
時の流れは早すぎる
そして うまくいかない 仕事探しは
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
里山歩き木の若芽112/10/22 10:03
あなたにパイを投げる人たち[group]るるりら7*12/10/22 7:48
擬似世界そらの珊瑚16*12/10/22 7:39
ドンキホーテの黒カーテンあさなぎ212/10/22 3:55
わたしにパイを投げつける奴アラガイs9*12/10/22 3:05
あなたにパイを投げる人たちsample1*12/10/22 1:43
紅葉シホ.N212/10/22 0:48
猫も人も消えた夜 闇だけが息を止めている北大路京介812/10/22 0:42
六月二十五日にきょうも い...112/10/21 23:47
踊る少女もっぷ412/10/21 23:41
回帰高瀬212/10/21 23:28
一の指朧月412/10/21 23:06
アフロ・キューバ砂木9*12/10/21 22:57
moonlightempty012/10/21 22:51
over the 思春期子役大好き112/10/21 22:36
だって女の子若林112/10/21 21:38
ポッケに仕舞った出来心もっぷ512/10/21 21:30
良く晴れた日の屋上で永乃ゆち3*12/10/21 21:17
あたしはドレスにシチューをこぼしつづける吉岡孝次012/10/21 20:20
やまかけ花形新次112/10/21 20:19
忘れないスマイル?012/10/21 19:49
最高の永遠もっぷ212/10/21 19:38
ごろにゃーん藤鈴呼3*12/10/21 18:08
いつか詩人になれるなら結城 希3*12/10/21 16:21
six & sex杉原詠二(黒...0*12/10/21 14:58
大好きなこと1*12/10/21 14:48
ふと泣きたくなるときHAL8*12/10/21 12:12
風鈴屋そらの珊瑚8*12/10/21 11:36
紅葉ぎへいじ18*12/10/21 9:43
パート番田 312/10/21 1:49

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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