領土をめぐる中国人たちのデモ
私の国の街宣カーたちのデモ
私の国の原発廃止論者たちのデモ
私の国の原発推進派たちはデモをしない
ひとつの考え方を
排除するような時にし ....
病気になろうと
ひとに見向きもされなくても
酸性雨に降られても
誰かに傷つけられようと
セシウムを撒かれても
ひとびとに伐採されようと
木はただ木だ
文句 ....
回転扉 押せば良い
入れるだろう
多くの忙しい人々が
私に続いて 押す
入った私は
ガラスの煌きと共に
ある一点の中心の
虜になり
こちら側からあちらへ ....
ゆっくりと昇る、長い長いエスカレーターに
静閑と座すドーベルマン
傍らの階段を
人間は忙しなく駆けていく
考える獣よ
お前は顎をあげ、頭上を見据え
エスカレーターの流れるままに
どこ ....
東の方角からその 訪れが告げられると
愛らしい小鳥たちの一日が始まる
まばゆい永遠の訪れが告げられると
嫌われものの黒い翼の一日が始まる
東の方角からその 訪れが告げられると
エスプレッ ....
境界線のない
36度7分にたゆたう
怠惰、
あるいは慣性
そうして21の曖昧なきみ。
0と1との鋏で
切り放された生と死が
点と線とで結びつこうとうごめく
ので
放物線に沿っ ....
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり
あまりにしっくりしていて、存在すらわからない
そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ
「ねぇ、ねぇ、ケンちゃん
知ってるかな?
男が喜ぶさしすせそ」
「あぁ、なんか、聞いたことがある
さ、酒
し、下ネタ
す、寿司
せ、世界一
そ、尊敬してる、かな?」
....
私がまだ子供& ....
母親が泣きながら額を床に着けながら
そだてかたをまちがえましたすいませんと
三回繰り返したのが僕の人生最大のハイライト。
何度見たって飽き足りない。
マサカリ担いだ金太郎
今日はどこまで行って来た
どんなオイタをして来たの
熊を何頭ぶん投げて
何頭負かして泣かせて来たの
お前の腹がけひんむいて
お尻をぺんぺんしてやろう
まるまる太い ....
ここは東京 刹那街
沈む夕陽は 茜音色
お他所とおんなじ懐かしさ
さよなら さよなら
今日の 東京刹那街
ここは東京 刹那街
朝陽の空は 菫礼色
お他所とおんなじ爽やかさ
おはよう ....
黒のお茶に半月浮かべて
トースターでパンを焼く
焼く順番で喧嘩になって
お茶の色で喧嘩になって
バターが切れたと泣いて
わめいて 子どもの朝が
船出する 半月が笑った
夏と秋の間に線が引かれる
夏の空気と秋の空気が入れ替わったのだと言う
若い頃に
紙に縦線を引いて
左側にはできたことと
右側にはできなかったことを
書き出す男の話に夢中になった
....
定型というか
規則性というか
常識、
節度と言ったっていいかもしれない、
生き方っていうのは
どうしたってある程度の
種類というのか
区分というのか
そ ....
身を動きもせず 見続けている 浮かぶ月
歩くのを辞めれば
聞こえてくるだろう
彼女の歌声が
痛みや苦しみ そんなものは
はじめから 知らなかった
はじめから ....
期待しないように
どうせだめだって想っていれば
傷つかない
そんな壁づくりにいそがしい
なんにもしない夜
できないわけじゃない
のも いいわけ
明日にゆけないと
それはそれで困 ....
旧い看板に
キュウリの絵が描かれていたから
つぶれかけの八百屋かと思って
店先で健康飲料を
小脇に抱えて佇む
ア太郎似のおにいちゃんに
聞いてみたら
旧看板だけにキューカンバーなどと
....
いいのに
ほんと
そんなに きをつかわないで
ほんとよ
うん もうだいじょうぶ
ありがとう おいしいわ このおちゃ
でもどうしてかしら
こうして もうふにくるまっていると
ゆきのな ....
枯れた葉っぱのこすれるおとは雨のおとに似ている
かわいているのにぬれたおと
ざざあざざあ、ざあざあ、ざあざあ
もう袖をのばさないと指先ひえて
じぶんの温度もわかんなくなる
おひるまにも見 ....
なぜ私は生まれたの?
ママはあいつのこと
好きじゃなかったんでしょ
どうして私を生んだの?
嫌いな人のこどもなら
殺せばよかったじゃない
どうして優しく ....
私はタバコを燻らせ
部屋のソファーで緩む
ステップに住む脚マットが
ノコノコ 私の家へ来て
踏まれる事を望んでいます
彼は既に人々を
教育することができる
人間ではありません
....
ゲリラ豪雨は もう勘弁
シャンデリアの下で 語り尽くした
君と 何もかも 咲かせて
菊を 眺めた
悲しいばかりの 花じゃない
ポップアップみたいに
ステップアップできそうな
ステキな花び ....
ぶたはしる
ねこはしる
いぬはしってるうさぎはねる
かえるはいる
やまねはまる
わにはずれる
しろくまはえる
つるはおる
かまきりはかる
カンガルーはける
くじゃくはこる
ばくはさめる
さるは ....
言葉とは丁重に包んでお出しするものと
教わったようですができそうにありません
素直にと学校の掲示板にありますが
みなと仲よくのポスターが邪魔です
人を憎むほどの体力がなくて
人に流さ ....
121020
告別式ではπを投げてはいけません
解けない謎を投げかけては可哀相
隣家の三毛猫が言うから
ジャムパンはどうかしらと思う
あんパ ....
ささやきは
一昼夜経つと酸化して
腐った猫の色になる
夜でもなく
朝でもなく
シャワールームでささやいて
悲しいことも
愛しいことも
流れる色にするために
シャワール ....
自尊心の不快から逃げるより
不快でもしがみついて離れないほうが男らしい
不徳のいたすところ、というつまらない宗教観より
これを通してなにを成長させようか、という人生観のほうが男らしい ....
気まぐれな秋の風に
そそのかされた 紅の葉が
舞ってみせる
こんな日は、人恋しくて
街へでる
舗装された道は あそこもここも
わずかに 傾いで見えて
私は、足の爪をとがらせな ....
凍てついた冬の坂道を
転がるように落ちていく
石ころみたいな
わたしのプライド
何が正しくて 何が間違いなのか
誰も教えてくれない
答えはクロスワードクイズ
空白のマス目を
自分で ....
2449 2450 2451 2452 2453 2454 2455 2456 2457 2458 2459 2460 2461 2462 2463 2464 2465 2466 2467 2468 2469 2470 2471 2472 2473 2474 2475 2476 2477 2478 2479 2480 2481 2482 2483 2484 2485 2486 2487 2488 2489
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.82sec.