秋の海が荒々しく呼吸する
うねる波 遠く水平線の少し上に
厚く濃く垂れこめた雲また雲

ただ一人歩く砂浜は
自らの心象を行くよう
波に打ちあげられた貝殻や
流木のような言葉を拾いあげては ....
誰が知っただろう

わたしがあの日 おふろ場で

声をころして 泣いたこと


誰が知っただろう

わたしがあの日 公園で

宙ぶらりんに なったこと


誰が知っただ ....
朝は早く
まどろみを書き換えて
日を浴びる

支度は淀みなく
早鐘を鳴らしつつ過ぎ
今日の事を巡らし
自転車にはや乗る

景色の緑は鮮やかに
秋の中の一日は
何か
妙に思い出を ....
カレンダーひらり
後 二枚

やっとやっとすぎる
一日の重なりがたった二枚に記されて
明日はどんな日なんだろう

後悔もちょっぴり
それ以前に
思い出せないときの流れがせつない

 ....
ちかごろ
山田さんの夢をよくみる
夢のなかで
僕達は花畑にいた
赤 黄 橙
名付けられることのない花々が
溢れるほどに敷かれ
香りはない
感触もない
ああそうか、  ....
みつつぶほおばる
あまやかな約束


ほほの裏側を
なでる、そんざい


そうだよね
でも


舌先でころがす
甘味
きみは
ひとばんのうちにおとなになって
かあさんは
ひらがなしかよめなくなった
もうひとばんたてば
かあさんは
きみにおんぶされる

かあさんはなくよ
かなしくて
なさけなくて
 ....
手を伸ばして
求める先に
貴方がいてくれればいいのに

でも距離はほど遠くて

寂しいなんて
思ったところで

貴方が寄り添ってくれるわけでもない
貴方が私を好きになってくれるわけ ....
観覧車があるところを飛び渡っていると
大気圏を越すような速さになっていった
ある惑星の文明の話を聞いて
自分の描く空は記号だらけになった

届かなくて引っ掻いた
金色の生え際に月が似合うよ ....
赤字国債という名の鳥
誰かの晩餐のフルコースが
過剰に国家予算に計上され何かを詐取してゆく

零細な階層があるとすればかつての巨大な墳墓の地下
王が黄泉の国でも安穏に暮らせるよう生きながら埋 ....
アクマで悪書を好んで読むわ
雨が降るみたいに 身体が溶けて流れ出しそうよ
中央線新宿駅の立川方面行きプラットホームの
真ん中の柱に寄りかかって死んだ目をしていても
悪魔なんかじゃないわ こんな ....
{画像=121101180427.jpg}


*これはポーク・カットレットだ

とんかつでは無い*


そう言えば細かい事に敏感な

物知りに対抗出来るだろうか

ステレオタ ....

方法
通信社
会合
7番目のピーク
ライン
都市
テーブル
打撃

エリア
パワー・バランス
システム
職業
目標とメインの中
巡航
遵守
共同作業
自由
 ....
肉肉肉肉、肉肉肉
魚魚魚魚魚、
ピーマンピーマンピーマンピーマン、
肉魚肉魚肉ピーマン
ゴーヤと鶏肉 オリーブオイル
塩塩塩塩塩塩塩塩。
塩塩塩塩と塩と塩。
塩っ塩っ塩っ塩っペッパー
 ....
「寒くなったら
あなたに会いに行くわ」

そう言って消えた
夏の日

あたし
その言葉信じて
この身体
維持してきたのに

あなたの住所も
電話番号も
メールアドレスも
み ....
それは2012年11月1日横須賀市にあるアメリカンバーで
在日米軍のお抱えストリッパー京美(仮名)が
今日は昼から強いアルコールを飲みたいわと思っていたときのことだった
京美は米兵のヘンリー・ブ ....
もう何処まで来てしまったんだろう
振り返ればもう出発点は視えはしない
視界に映るのは遠い後悔か 懐かしい悲しみか
幻だったかのように過ぎ去った愛するひととの日々

振り返れば道は一本だけ
 ....
雨の朝
小学校に向かう道
長靴で水たまりに入って
退屈をけとばす

一瞬
水滴が空にむかって
飛んだのを見た
気がした

一緒に何かが
地上の繋ぎを解かれた
風船のように
ぼ ....
 *
短詩が感覚的に合う。一切の説明は不要。そこにある存在を描写し配置することで無を表現できる。もともとそういうふうに存在を見ているのだから。読者の思い込みに付き合う気はないが、思い込みの底に届 ....
  (春の午後)

 日曜日と自転車一台をここに置いておきます。
 あとはお任せします。
 

  (シーン3 路上)

「・・・・・」
「・・・・・・」
   月明かり 猫二匹
 ....
長男を名乗る男から
NTTを名乗る電話会社の回線を通じて連絡があった
長男を名乗る男は交通事故を名乗る破壊行為を起こし
被害者を名乗る男に全治6ヶ月を名乗る怪我を負わせたらしい
示談金を名乗る ....
{画像=121101052500.jpg}

一皮剥いても不毛な大地を他所に

厚い皮を渡り歩いて生きなければ

あんたの代わりに鋼鉄の腕が動き

破壊と新たなる上っ面を創造する

 ....
ダンスフロアで 泣きながら蹲る(うずくまる)
猫達が 何食わぬ顔で ただじっと見ている
はんなりと澄ました顔が 思い浮かんだ
「好きな人」に貴女は 何時の間になっていた

「もっと、殺伐 ....
部屋に閉じこもっていた
失業して まだ 間もないころのこと 
理性を失えば人間なんてこうなるのは目に見えていた
思い描いた生活を だけど 送れてはいなかった

目が冴えて眠れなかったのだ ....
八年前から
八年が経ちました
八年
長いのか短いのかわからない

どこまでいってもおなじなのかもしれない
けれど、
わたしを支配しているものはもうすでに、
あきらめだけではなくなっ ....
生きているのは
はずかしいね
まいにち影が
伸びてゆく

生きていくのは
はずかしいね
手をつないでくれたら
一緒に死んであげる
ひとを殺さないことが
ふつうだとおもっていた
愛とか夢を
良きものだとおしえられて

ほんとうのことは
いつも
だれも
しれない

ひとを殺さないことが
ふつうだとおもってい ....
話が尽きたので口を噤んだのではないのです
呼びかけるべきもののために口を閉じたのです
話を中途で止めて口を噤んだのではないのです
これからむしろ新たに始めたいのです
話が取りとめもなくなったの ....
暖かい陽にあたっていると
不思議なのは
不似合いな哀しみに包まれることだ

何もまちがってはいない
いないのに

ただただ
まっすぐに

包まれていただけなのに。

賑やかな街 ....
{注ヒッポ=カバ} ヒッポ ヒッポ

ヒッポのしっぽ つかまえて

重力に逆らって ぐるぐる回されたい


ヒッポ ヒッポ ヒッポ

ヒッポの おっきな口に りんご一切れ

焦る ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
それもまたただのみきや19*12/11/1 23:34
誰が知っただろう川上凌6*12/11/1 23:26
うたたねkannki3*12/11/1 23:03
いちにち朧月212/11/1 22:37
うつくしい山田さんとりかご012/11/1 22:28
甘味鵜飼千代子9*12/11/1 21:44
かあさんのこども小原あき5*12/11/1 20:46
星に願いを柊 蒼衣412/11/1 20:34
そんな回ってるとバターになっちゃうよカマキリ612/11/1 20:15
教訓2013梅昆布茶712/11/1 19:35
悪魔の悪書[group]るるりら7*12/11/1 19:28
ノンと言うドクダミ五十...2+*12/11/1 18:24
dexiamu和田カマリ0*12/11/1 18:04
ペシミズム料理(三分半ver.)弁天TV012/11/1 17:39
あたし、や・せ・ま・す花形新次012/11/1 17:34
ディスカバリーチャンネル 衝撃の大賛辞スペシャル1012/11/1 14:52
旅人への歌HAL11*12/11/1 10:03
水たまり殿岡秀秋512/11/1 8:29
詩法にかかわる断片空丸ゆらぎ1012/11/1 8:24
春の三部作912/11/1 8:03
長男を名乗る男花形新次212/11/1 6:53
RPGドクダミ五十...212/11/1 5:26
紅で尖る 暗闇の跳躍黒ヱ1*12/11/1 4:16
いつかの認定日番田 212/11/1 2:55
八年はるな212/10/31 23:58
はずかしいと影112/10/31 23:45
教育112/10/31 23:41
祈りで石が叫び出す前にN.K.2*12/10/31 22:44
日向まきちぇり112/10/31 21:52
ヒッポの夢川上凌0*12/10/31 21:46

Home 戻る 最新へ 次へ
2439 2440 2441 2442 2443 2444 2445 2446 2447 2448 2449 2450 2451 2452 2453 2454 2455 2456 2457 2458 2459 2460 2461 2462 2463 2464 2465 2466 2467 2468 2469 2470 2471 2472 2473 2474 2475 2476 2477 2478 2479 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.54sec.