「もう冬だね」
「ずっと夏だよ。私は」
「じゃあ、夏に死んだのね」

「海に落とさないでよ!」
スコープで遊ぶ子供たちを叱る
エリザベスの声

観光客から離れた場所で鉄柵にライフルを並 ....
俺は疑問符でできた巨大な広告塔
人波の中を今日も行く
俺はカメラ ポンコツのカメラ
そのフィルムは現像されることなく腐食していく
俺は葉書 宛名のない葉書
どこに投函されるでもなくさまよって ....
晴れすぎた空を仰いで
晴れなければいけない
と思った

わずかな湿り気も
吸い寄せてしまう
とてもシリカゲルな僕は
そう思った

咲きすぎた花を眺めて
咲かなければいけない
 ....
池袋 げに恐ろしき 人の波

都会に久しぶりに行く

迷宮で 何処が 何処だか

今日は大丈夫と 杖も持たずに

この異世界に 迷う


ぞろゝと 何処から 何処へ

靴音の ....
いいなあと羨む気持ち

誰にでもあるよ

いいなあと羨む気持ち

少し淋しくもなるよ

けど気にしなくていいよ


そうなりたいだけなんだ

ぼくらはただ

そうなりたい ....
京浜東北線の朝の満員電車
大船から本郷台にかけて
俺の横に立った美魔女が
執拗に少し崩れた身体を
押し当ててくるので
俺も負けじと如意棒を
突き返すと
美魔女は口元に笑みを浮かべ
如意 ....
羊の顔をした王様が
宝の山に
背を向けて
ばたりと
雪崩れ込む。


なんでこんな顔になったんだっけかなぁ


背中にエメラルドが、金塊が
ちくちくと主張する

壁画にはこの ....
人間は一生のうちに何度眠るのか、そして、そのうちの何度夢を見るのか、そして、そのうちの何度が悪夢なのか。僕は知らない。そもそも、夢とは。(幻影? 虚実?)) 夢の中で眠り、夢の中で夢を見る夜もあるかも .... カタコトカタコト

プラスチックナコトバ

ツッケンドンナハンガートワタシハ

クルクルクルリトブーメラン

カタコリコロリトオトストネ

カルカッタスギサッタイタミノオクハ

 ....
よくわかってないんじゃないの
自由とかいってその実
不自由極まりないその文言。
どこかで見たような文体、ルフラン。
私的な感情をどこで勘違いしたのか
詩的にアレンジ。
下らないから即刻やめ ....
闇に紛れて
自分のしてしまった事や
するであろう悲しみ事を
空に開け放ったとして
星は輝くだろうか

景色は明けの明星を描く時
私の幾ばくかの悲しみも
はたして
どう変わる訳でもない ....
後悔なき生き方は難しいかも知れぬが
活き方次第だとは思うのだ

ピチピチしてたら 
見ている気分が
しなびることは

実は少ないっていう 法則

★,。・::・°☆。・:*:・°★, ....
去って行くのなら
それでも良いから

ちかづいて
みえて
きえて
なにも
ないから


あったように
おもっていた
遠くだから
壁の向こうだから
電話の先だから
あっ ....
どこにもいけないなら
外に出た振りをして
あなたの脳内

*

かなしいって
なんだっけ
スカートが
くるくる
まわるので

*

言葉がきらい
だから
わたし

 ....
雨など降っていないのに
どしゃ降りみたいな夜だ
冷えた心が苛立って
手元に割れた息を吐く
あなたの心まで
届くはずだったベル
今は部屋の隅で
小さくなって転がっている
いく ....
すごく遠くにやってきた

生まれた町は温かで
仲間がたくさん笑ってた

すごく遠くにやってきた

車に乗ってぐんぐんと
お茶もお魚もいない場所へ

幸せにって言われても
いまこの ....
何もかもが見えなくなる

突然飛び込んでくる
その眩さに

心までも奪われて

どこか儚げなばかりに
奪われた心も行き場を失い

光の中の悲しみに
光の中の希望に


祈 ....
派手なサリーを
細く切り取って
地味なサリーの
サイドに縫い付ける
飾り縫いは50円ちょっとの稼ぎだから
エアチケットにはまだまだ遠い

余り布をもらって帰り
ベルトを編みながら
日 ....
君は君で

私は私で

君は私じゃないし

私は君じゃない


違うところなんて
共通点より多いし

すれ違いばかりで
君を苦しめたこともあったけど


そ ....
くるの、
きたの、
わかる
とてもつよく
わたしは、
いいんだよ、
いいんだよ、と
いう、
夜にむかって
いいんだよ、
いいんだよ、と
いう
夜があんまりつよまると
底が ....
本当に今必要なのは
『私は何者なのか』という自分探しの問いかけではなく 
『私は何者になりたいのか』という未来へと繋がる答えだ
かえる場所をさがす
証明写真をとるために
切りそろえた前髪
と一緒に、どこかに
忘れてきてしまった
きみの帰る場所は」

(ささくれた右手の
親指から流れる赤は
泥水のような珈琲 ....
「花のように開き
ナメクジのようにヌメる」

笛吹きクレイと呼ばれた女
カリスマデリヘル嬢みゆきは
横須賀のホテル街を
軽快なステップで
ヒットアンドアウェイしていく

俺はあいつの ....
雪がひらひら
揺れ落ちて溶けていく
残るは冷たい水滴

雪の中の思い出
夢のように
過去の残骸に埋もれていく

雪はポロポロ
涙のように
それはあの日を思い出しているの?

雪 ....
ねえ
大人たちはみんな

「幸せは長続きしない」

なんて脅かすけど

私たちの
やっと掴んだ今この幸せ

世界中の誰よりも
きっと長く続いていくよね


けん ....
広がるとね、薄くなるんだよ。だからこれでいいんだ

ひとつの言葉で変われないひとは万の言葉でも変われないんだ、今すぐにはね

たんじゅんなことはじつはむずかしくて
ふくざつなこともほんとうは ....
秋の海は幻想的だから・・と
男が女に誘いをかける

秋の海は思い出が振り返す・・と
女が男を拒絶する

男と女が言い争う
互いに引く気もなく



男と女の口喧嘩が終わったみたい ....
目を見て
と言われる


視覚優位の
人体の脳

脳の統制は
ある種の幻想


見るためには
もはや目を開かない

涙のためにだけ
目を開閉する


耳で聞 ....
いなくなったあの子
背中を向ける細い体
人工的な色をのせた唇は動かない

2012年10月30日 満月
かぼちゃ色の光が浮かぶ
ハローウィンにはフライング

あの子と私は同い年
闇色 ....
空はまだ薄暗く、街はまだ起きていない。
風は身体の熱を根こそぎ奪い去っていき、知らん振りしながらどこかへ流れていく。
ポケットに入れておいた、カイロの役割を持った缶コーヒーは熱を失いかけていた。
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ベンズ岬mizuno...212/11/3 11:31
vomit cometitaint...012/11/3 10:23
晴れ時々ペシミストnonya20*12/11/3 10:15
たまには外にでてみたりドクダミ五十...4*12/11/3 9:48
いいなあ吉岡ペペロ712/11/3 9:14
美魔女花形新次012/11/3 8:19
羊王Seia312/11/3 3:39
ワンダーランドとりかご112/11/3 2:54
カタカナカナ灰泥軽茶3*12/11/3 2:45
悦に入ってろ子役大好き012/11/3 0:48
なみだkannki3*12/11/3 0:43
ピチピチ藤鈴呼1*12/11/3 0:39
佐藤伊織112/11/3 0:31
11月112/11/3 0:15
いまだにどしゃ降りみたいな夜ホロウ・シカ...4*12/11/2 23:59
嫁入りnaru212/11/2 23:39
西日まきちぇり212/11/2 23:26
Indiamizuno...212/11/2 22:57
一人の人を愛すジュリエット112/11/2 22:52
それをかなしばりだときづいたのはずっとあとになってからでした美砂6*12/11/2 22:35
必要なもの文字綴り屋 ...1*12/11/2 21:27
心配性c212/11/2 21:17
ホテルキンシャサの奇跡花形新次312/11/2 21:00
ゆきのかこ柊 蒼衣612/11/2 20:16
幸せジュリエット1*12/11/2 19:47
そらはそらいろ(短詩集)ゆったいり212/11/2 17:59
秋の海と男と女subaru...14*12/11/2 17:26
心の目シホ.N812/11/2 17:18
境界B緋月 衣瑠香4*12/11/2 16:04
早朝よりたまごボーロ4*12/11/2 16:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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