砂漠が止まり
荒地に変わり
境はうねり
灯に裏がえる


蒼とむらさき
はざまの冬に
窓は影を塗る
ただ繰りかえす


両側を壁に囲まれた
長い坂を下 ....
あの星の輝き
あの花の艶やかさは過去の印象

今は
何もかもが色褪せて見えてしまう

貴方と恋をしていたあの頃
私は一体貴方の何を見ていたんだろう?
私は一体貴方の何を知っていたんだろ ....
あたしの皮膚に
刻まれた
この傷跡は
あんたが残していったもの

あたし
あんたが好きだった
あんたが死ぬほど
好きだった

あんた好みの男に
なりたくて
あんたが
デブ専だ ....
偽善かな、って 迷う瞬間って 言うのは
何処かしら 自分自身に 
後ろめたさが 有るのでしょうね。

常に 色んな可能性を 考えて 動くコトは
大切だと 思いますが、

出来れば、
相 ....
ダムのサイレンが鳴った――
遠来の旅人はまさに無頼の男で、
己が生をあなたの扁桃体へ刻んでいった
――それは一つの警告だったのだろう。

思い出に鬱ぐあなたを召し迎えよう、
と、腕を廻し込 ....
ゲーム--スタート
--"-"(2)いいえ。
--"---->-->「--10 --いいえ
--"-"(1つ)いいえ
回転するボー ....
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする

この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ....
夜に、バレエのおけいこから帰る道で、
もうすぐ家につくというとき、
住宅街の隅で、若草色のネグリジェを着た女の人が猫と喋っていた。
ふたりは向かい合って楽しそうで、とても、きれいだった。
車の ....
個人情報売った銭で食いつなぐ 薔薇が青ざめている あなたがいても あなたが淋しいと淋しい 夜汽車の音を聴きにいく
眠れぬ夜のなぐさめに

長く尾をひく汽笛
行く人のさよならのように

旅のゆくえを指し示す
線路のむこうは闇に溶けている

行かない者のさみしさを
私はぼん ....
癒してくれる。
助けてくれる。
理解してくれる。
会ってくれる。

世の中を光り輝くものに
してくれる。
勇気をくれる。
生きる希望を与えてくれる。

自分に自信を与え
その気に ....
私は油性ペンが好きな時もある
泣きながら書いた手紙
泣きながら書いた詩
涙がこぼれ落ちても
にじまないから

私は油性ペンが嫌いな時もある
「これは私のものです」という印に
布に名前を ....
会いたくて

今すぐ君に会いたくて
駆け出しそうになるけれど

僕がどんなに手を伸ばしても
君の足元にも届かない

だから
うんと努力しよう

いつか 君と
肩を並べて 歩ける ....
今日も詩を書いていた
何が僕に詩を書かせるのかを考えながら 窓に沈む 夕日を
一人で眺めていた
新宿の平たい街角でビルに沈む夕暮れを眺めていた
人は思い思いの方向に進む だけど それらが交わる ....
虹を浴びていると存在がくるくるまわる。自傷。叡智。笑い。堪えきれなくなる。きみどりいろの空。大きな大きな卵に温められた空色のことり。
コップ一杯の涙を電気会社に支払う。何度も何度も、√の形に区切られ ....
さみしいヒト。
かなしいヒト。

全部食べたら、幸せになれる?


いいよ。
泣きたいなら私を貸してあげる。
好きに使えばいいよ。

さみしい、かなしい。

食べてあげる。
 ....
 黄色を暗がりで見ていると金色に輝く草原の満月だった 牛が骨を売って旅していく 寿司ネタは左からまぐろはまちサーモンの順で並び口穴へ消え失せたが 最後の紅しょうがの味がいつ .... 痛みに目を閉じた朝は
白痴だった電気羊の剥製と共に
世界中の飢餓の残骸となって
瀕死状態の純粋を嬲った
声だけの恋人は
「愛する者」と訳されて
一生分の夢より幻想的な
あやま ....
物憂い溜め息は朝を灰色に変え
私の指先をぬらした
冷凍室的空想は
剃刀を尖らせた
息を吸ったしゅんかん
喉に蝶が止まる
三月はみずみずしく
くちばしを持った少年は歩く
花々の祝福
光は前方から差し込む
北北西の智者は
彼に泉を与えた
棺桶を開けるとそこには見知った筈の大きな顔と、見知らぬ血色があるばかりで、周りには花なんか添えられているし、ついつい「久しぶりだなあ」と場違いな言葉が喉を震わせた。本当はこんなところに来たくなんかなか .... 私の声は
とってもいい声だから
アエギ声なら
100万人の男だって
同時にいかせることが出来る

だけど
飛びきり上等のアエギ声を
出させてくれるような
素敵な男が一人もいないから
 ....
寒さのあまり目が覚めて

気がつけば、職場で椅子に座ったままで

くしゃみが鼻先で誘爆すると

まるで冷たい水中にいるのではないかと思うほど寒かった。

いつの間にか、窓は真っ黒に塗り ....
コスモスを見に行こうよ。とキミが言うから

その日、僕らは旅に出た。

思いつきで、旅に出た。



できれば、車はオープンカーの

アメリカンなおっきな車が理想だけれど  ....
思想がない
煙草を吸うことも

通りを歩くと
そこが表の道だったか
裏通りだったか
もうまっくらで
風の音ももちろん
タイヤを削る
だけで

空中を
あるいていたら
仏様にあ ....
膝までの深さの
泥水のプールに
君と潜ってはしゃいでいた
君と潜ってはしゃいでいた


僕たちは19歳で
怖いものなんか何もなかった
僕たちは無敵で
青春は永遠だった ....
路肩に吹きだまる枯葉
新銅の輝きに縁取られた灰色の雲
ベランダに放置された色褪せたサンダル
つぎはぎだらけのアスファルト
遠くでたなびく商店の幟(のぼり)




 ....
あたし
知ってる

フォアグラを食べて
脂肪肝になったら

ミイラ取りが
ミイラになったって

あなた嗤うのでしょう?

いいの
それでも
あたし
泣きながら
フォアグラ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜と白 Ⅱ木立 悟212/11/13 22:16
貴方がいた世界は柊 蒼衣312/11/13 21:59
肉割れ花形新次112/11/13 21:31
善だと思う事実藤鈴呼4*12/11/13 20:41
漂泊者によせて——巨浪すみたに212/11/13 20:16
デッドボール和田カマリ2*12/11/13 17:43
サラダそば梅昆布茶1412/11/13 15:05
きれいなひと小鳥遊儚512/11/13 12:59
個人情報売った銭で食いつなぐ北大路京介012/11/13 12:45
薔薇が青ざめている612/11/13 12:44
あなたがいても あなたが淋しいと淋しい812/11/13 12:44
夜汽車そらの珊瑚1912/11/13 8:25
愛の力ペポパンプ10*12/11/13 7:17
油性ペン小川麻由美9*12/11/13 5:40
星に願いを結城 希2*12/11/13 3:32
新宿のどこか番田 212/11/13 2:44
由比良 倖312/11/13 1:00
いとしきみへ茅野ゆき112/11/13 0:53
お茶を薄めるヨルノテガム112/11/13 0:36
トポロジー青土よし112/11/13 0:32
浮力の実態3*12/11/13 0:22
伝説は書き損じられた112/11/13 0:19
Aピッピ512/11/12 23:59
もったいない花形新次212/11/12 22:56
11月の海流は。元親 ミッド7*12/11/12 22:28
コスモス・ドライブ。3*12/11/12 22:25
ゆっくりと佐藤伊織512/11/12 22:23
夏の死体に埋もれてホロウ・シカ...12*12/11/12 22:17
逃亡者。元親 ミッド2*12/11/12 22:15
アン肝花形新次312/11/12 19:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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