ときに戦場で敵の銃弾を受け
即死できずに藻掻き苦しむ同胞を
楽にしてやるため
こめかみに銃口を押し当て撃ち殺す
慈悲の一発と呼ばれる
神の意思に背くものが存在する
悲しさと寂しさは
似ているようで違う
悲しさには少し
怒りの気配があり
寂しさには少し
温もりの気配がある

楽しさと嬉しさは
似ているようで違う
楽しさには少し
短さを感じ
嬉 ....
ありがとう と
言うことはできるけど
想うことはむずかしい

平等という言葉を習いすぎて
不公平という言葉を使いすぎて

列を乱してはいけないの
群れとは並ぶことじゃないのに

感 ....
言動のピース

DNAに左右される

言動のピース

思考が言動にかわる

言動のピース

環境で言動がかわる


一秒まえもわからない

一刹那あともわからない

 ....
雨上がりの朝 音楽会は終わり あたりは拍手のように光っていた

──終演

濡れた落ち葉は閉じられた楽譜 土に還る日を待つのだろう

    ──静謐

鳥は何の疑問もなく冬へと向かう ....
熱せられてどろどろになった
黄色い言葉を型にいれる
冷えてプリンのように固まったのを
皿の上にもる

黄色い言葉は
テーブルの上の静物画だ
触れると聴いたことのある歌声
この中にきみが ....
歴史に突き刺さった彼の脚を
歴史に絞め殺された彼の眼を
上空を飛び交う空の歴史へと組み替えよ
縮み果てている そして
端をどこかに置き忘れてしまった
空という平坦な炎に死んだ憎しみを与えよ
 ....

カモメが鳴いている下を空が飛んでいた。水、用意していきます。貴方の前で涙が涸れるといけないから。塩水、用意していきます。天気予報は大体見ないの。消しゴムを転がして一応は予測するけれど、傘も、長靴 ....
自分に
向けた 背で
生きて
何を思うべきだろう

金は何も 人に与えない
街をさまよう旅人である僕は今日も知らない
夏の駅に戻って 歩きたい 強い日差しを浴びながら 
緑の中で青 ....
空港で飛ぶコウモリ、
背中にはりつく電波は一級品で
然るべきナビを覆う

真っ白な暗号
際限のない街の灯り
日本だとはいえ、
どこだか分らない。

HUKUOKA
HUKUOKA
 ....
キミのことが大好きです。

大好きなんです、どうしょうもなく。

そんなキミを、守りたいって

僕はいつしか思うようなったんだ。



そして

キミを守ることができ ....
どこかのBarには

探偵がいるのかもしれないが

俺たちのBarには詩人がいる!

唄うたいもいる。

Barには

たくさん

いい奴らがいる。



夢を描 ....
乾いた唇をアルコールが潤すと
孤独の味が口の中一杯に広がった。



傾けるグラスは
ほの暗いカウンターで
時折澄んだ氷の音を響かせると
その度に
弾ける花火のような
 ....
昨日はどうやら生きていた。

今日もなんとか生きている。

明日も運が悪くなければ生きてるだろう。


日々の生活で浪費してるのは、酸素ぐらいなもので。

つまならないことも、くだら ....
あたい
あんたのこと
よく知らなかった
こんなに近くに
いるのにね

あんたが
あたいの一部だったのか
それとも赤の他人で
たまたま
あたいに住み着いたのか

そりゃあ
調べ ....
どうだい

奇跡の居心地はどうだい

まだ慣れねえか

さっきは無限の中にいた

バイブレーションしながら

過去に未来に今を震えた

どうだい

奇跡の居心地はどうだい
 ....
かかなくては、死んでしまいます。

うたわなくては、死んでしまうのです。

髪も、膚もまっ白い、ゆう霊のやうな少女は、さう云ひました。

あかい硯を右手に、まっ黒い{ルビ蝶々=てふてふ}の ....
明確な胎動を受理できない午前2時

私の処女膜は宇宙に懺悔する方の涙になった

思考が定まらない午前2時

神様は死んだ



ざくろを潰すのが好きだ

忘れてしまった声が聞 ....
寂しくて
部屋のにおいさえも嗅げない
煙草が
冬の匂いと混ざり合って
僕は
どんなに遠くを
迷うだろう

少年だったころ
僕は少年宇宙飛行士でした
その後
記憶を消されたのだけど ....
羽化する理由を知っているなら 
窓を開いた

心を閉ざしたままで 
呟く理由

聞こえぬことを 
知っているから

少しだけ 
唇を開けば

新しい空気が 
入り込んで来る
 ....
引っこ抜かれた紅葉が
真っ黒に凝固して
光る路面の上
じっとりと持ち場を離れない

南北にかかる星のアーチ
まばたきのようにパチパチ弾けて
青白い薄雲をこしらえ
光の翼を噴射している
 ....
公園の木立が醸しだす衣擦れに
つい呼び込まれる落ち葉の季節
自らの想いをまとめることもできず
今日も折りたたみ杖の同行で散策にでる

プロムナードに落とす
猫にゆがんだシルエットの裏には
 ....
地図を広げて電話を片手に話している
相手は叔父だ
ある地名の場所がわからないという
三文字の漢字で表す地名
「興味の興、という字がつくの?何?聞き取れないの?」
歳老いた叔父の声はしゃがれ、 ....
弟のプリンを冷蔵庫から盗む。鳥の名前にやたら詳しい。血液型が気になる。勉強ができない。{引用=(世界の終わり)}

遅刻する。早退する。ブッチする。君に会いにいく。電車のドアが目の前で閉まる。{引 ....
わかってたのに

できなかった・・・

甘えてると離れていくこと、辛いことばっかり言ってると苦しませること。大切に思っているならもう少し工夫できなかったの?


弱すぎたよね

でも ....
体毛が濃そうだなって
顔を見ると
何となく
分かるじゃない
髭の剃り跡が
青々としていたり
眉毛がフッサフサだったり
モミアゲがエルビスだったり

あたしもさ
よく見てもらえれば
 ....
ここをもう少し南に歩くと大きな柿の木が見えてくる
手入れなんてされていなくてばさばさの大きな木が見えてくる

まだかけ算が苦手な時に、そこの汚い倉庫みたいな家には
ガラクタばっかり集めているお ....
ウツウツしつつ
鬱憤はらし
クヨクヨしながら
苦を昇華する


ビクビクしては
吃驚ぎょうてん
クルクルまわる
狂った脳天


タンタンとして
耽溺する水
モヤモヤして ....
教室から飛行機が見えた
窓の向こうでは轟音が聞えているはずだ
潮のにおいも混じっているはずだ
この町の大人達の自慢は この学校の窓という窓は
二重ガラスで 外の音が 全く聞えないこ ....
東京に居ても…
四季は感じるね

こんな都会に居ても…
季節の移ろいを感じる

街の顔も変わり
木々の色付きも変わり
人々の装いも変わる

街が…そして自然が
彩り鮮やかに
そ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
慈悲HAL1*12/11/15 12:23
似ているようで小原あき11*12/11/15 11:54
ありがとうの群れ朧月312/11/15 11:08
言動のピース吉岡ペペロ412/11/15 10:35
冬鳥そらの珊瑚2012/11/15 9:50
黄色い言葉殿岡秀秋612/11/15 6:39
葉leaf412/11/15 5:35
部屋のなかは遠くて明るい由比良 倖2*12/11/15 2:59
かけらの詩番田 212/11/15 2:50
:earphoneプテラノドン412/11/15 0:32
守るべきものに守られて。元親 ミッド412/11/14 23:51
Barにはやつらがいる。112/11/14 23:46
ウイスキーがお好きでしょ?212/11/14 23:44
どこかの友へたまごボーロ5*12/11/14 23:36
ハナクソ花形新次012/11/14 23:30
奇跡の居心地吉岡ペペロ112/11/14 23:01
刻詩病高原漣1*12/11/14 22:52
しあわせの行方ゆるこ212/11/14 21:48
ノンレム由比良 倖412/11/14 21:19
羽化する理由藤鈴呼4*12/11/14 21:10
臭気風呂奴112/11/14 21:06
宇宙人のしわぶき(四)信天翁212/11/14 20:50
午前三時渡 ひろこ28*12/11/14 19:16
世界の終わりコーリャ712/11/14 18:52
生きるスマイル?012/11/14 18:40
ささやかな悩み花形新次112/11/14 18:38
タイムマシンおじさんカマキリ312/11/14 18:18
風来坊シホ.N612/11/14 17:17
個と場[group]るるりら21*12/11/14 17:16
彩り鮮やかに…清風三日月212/11/14 16:34

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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