目の錯覚であろう
一瞬 谷間の言葉と
丘陵の言葉が
隔たりをなくす
負荷をなくし
意味をなくす
あえて平面的に観ることで
多角的なもの
こんがらがったものを
再認識する 再 ....
自分の子孫を残したかったから
好きな人の子供を産みたかったから
本能?
老後をさみしく過ごしたくなかったから
家の存続の為
母親になりたかったから…
色々並べ立ててみましたが
どれも ....
はずしたタイミングとシャイに無意識
着慣れなさにばかり文句を言って
マンネリに繋がりはどこまでも当然
浸透していく水分が異なるセリフを吐かせて
蓄積していく形なるもの「美しさと ....
ふりだしはかろやかにはじまる
雫が落ちてきた
まどろんだ鼓膜の扉をたたく音
あれは雨の歌
いたづらに
たのしげに
むてっぽうに
今日というちっぽけな空洞を響かせる
....
燃えるみずうみに
繊維を浸した
繊維は濃く
あおいろを流して
伸びて行く線が
溶け沈み込むまで眺めた
失敗は成功の母なんて
母もいろいろいるからなあ
結局
失敗も成功もないんじゃないの
そんなことを考える朝
私の今日も静かなままに
世界は
見えない法則にみちている
音は ....
トントントンって叩いたドアを
あなたは開けてくれますか
いつでも家は暖かく
家中きれいにしておいて
わたしを優しく迎えてね
勇気を出して
あなた ....
時計が回るたびに
たどるべき道を 僕は ときどき忘れる
そうして思い出す あれは 10年前のシンガポール旅行でのこと
これから 僕は どこに行くのだろうと思っていた
行くべきであったろう ....
白い空の果て
誰かが言葉を俺の身に降らせる
俺は閃光の光をもって、それに答え
詩神に忠実な僕(しもべ)たる事を示す
誰かが誰かの言葉を盗み
俺の言葉はお前の言葉だと主張す ....
おまえをうつくしいものにしてやる
骨と血と過ちで
死んだ星の瞬く地平
僕らもどれないと思うよ
あの頃にはもどれないと思うよ
この掌で掬うこれっぽっちの闇すら
愛など為さないこと ....
自由律俳句つぶやかされている
月光で首くくる蟷螂の女
親は同窓会に行っていると思ってる
自己評価が高すぎると
社会に迷惑をかける
自己評価が低すぎると
家族に迷惑をかける
自己評価が甘すぎると
未来に迷惑をかける
自己評価が苦すぎると
希望に迷惑をかける
自己評価 ....
窮屈さや 自由に非ぬ 気持ちを抱かずに
日々 過ごせている 私は
倖せなのだと 思う
一息 入れれば
自由から 我儘に 翻る
とも 揶揄される角度で 暮らしているのだから
そんな私 ....
昨日起こった何もかも
今日誤魔化した何もかも
明日を遮る何もかも
空白に満ちた帰り道
笑い声に隠れたすすり泣き
噛み締めた唇に血は滲み
繰り返していくたびに
振り返っていくたびに ....
牛丼屋のテーブル席に
五十代だろうか
白髪の目立つ
作業着を着た男がふたり
瓶ビールを傾け
手話を交え
語らい合っていた
通勤時
駅のホームで
脚の不自由な
母親くらいの女性を ....
共感は革新よりもつよい
自分と同じようなことを思っている人が
言葉を
声を
形にしていることに
僕たちは動かされるのだろう
でもそんなものは
詩じゃねえよ
忌避嫌悪唾棄した ....
冬から葉書が届いた
朝日に輝く美しい手作りのたより
菊の葉の はがきの裏は 秋絵柄
冬のやつ
まだ すぐには遊びに行かないから 安心して待っていなて言っている
しかし 葉書と ....
テレビにおやすみなさい
パソコンにおやすみなさい
夜ごはんの残りものにラップをして
おやすみなさい
あしたが賞味期限の豚肉を冷蔵庫に
しまっておやすみな ....
洗濯機はまだ回っている
時折カラカラとおかしな音がするのはきっと
いつもみたいにポケットに入っていたピックだろう
薄汚い壁に手をついて歩いている夢を見ていた
冷蔵庫は唸りを上げて冷やす ....
{引用=
もう その部落は
どこもかしこも 廃屋の群れで
蹴破られた雨戸の おくの闇に
置き去りにされた 悲しみの
諦めらしきものが うごめいていた
秋の透度をました ....
君は
飴玉だったんだね。
とけてなくなっちゃうなんて!
どうか手紙をください。
君が
大きな鍋で甘く煮詰められ
冷やされて
宝石のように小さく ....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels
泣いているのかベイビー
今日が初めてだなんて
信じちゃいないけど
....
作詞 Shinji Hanagata 作曲 Johnny Raven 編曲 Delivery health angels
俺たち 部屋に 入ったら
アダルト番組の 視聴システム
確認するん ....
邪な僕の穢れた肉眼のせいで無垢な彼女が狂ってしまった
西日に向かって
歩いてく
まぶしい光に
眼を伏せる
道の上に
日の残像
進むゆくさき
人しれず
明日が背後から
やってくる
肩をたたかれ
振り返る ....
人 皆
わたし 声 あなた 届くか
心配
ヘリコプター
倒れ 手 伸ばす あなた
壮絶
声 あなた 叫ぶ
声 届かない
声 わたし 届かない
....
自分の中の殺意に気付いた時
自分の中の恋に目覚めた
確かなのは
生きて死ぬこと
目の前の出来事さえ
まぼろしかも知れない
だから私は信じることにした
この信仰を
自分の中の殺意 ....
冬の玄関にはわたしにいちばん近い花を置くたとえば蒲公英
辿り着いた岬に根をおろして君は海をみていたね昨日も今日も
陽だまりを送ってくださいとあなたが言う十一月の蒲公英を送る
今年最後 ....
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