時計は回る
時間は回る
大切な人との時間
グルグル回って
絆が深まり成長していく
時間の流れ
早く感じたり
遅く感じたり
暇を持て余すよりも
楽しい何かをしたい
時 ....
小さな小さなキミは
迷路遊びが好きだった
渦巻きの道を
ぐるぐる進む
勇敢な旅人
お気に入りの小さな雨靴で
ずんずん歩く
僻地で
草も花もない道だったけれど
ときおりバタークッキーの ....
苦しかった。
もんどり打って倒れる程だった。
でももう大丈夫。
薬を飲んでいるし
家に帰れば温かいごはんがある
気持ちがおさまるまで時間がかかったけど
俺は赦されて ....
齢九十を過ぎた琵琶法師は
演奏の合間に語った
本当は
正座して弾くもんだけど
年取ってから膝を悪くして
こんな格好で失礼しますよ
関東大震災の時に
階段の下に隠れてたけど
その ....
旅の句。カタカナの眠る胸の中、高く伸びた。
たびのく かたかなのねむるむねのなか たかくのびた
留守番で嘘以下の回想。伝播する。
るすばんでうそいかのかいそう でんぱする
堕天 ....
ワイフが「五十肩です」と医者に言われ
うれしそうであった
病名の患者に与える影響というものは
少なからずあるものだろう
例えば「難病です」と医者から言われたら
患者のショックはそうとう大きい ....
死にたくなった時は思う
あの人を
思う
そうすると
生きる勇気がわく
・
おまえなら最後まで
生きられる
と今は亡き人が
言ってくれたような
光る風
冬の朝陽ほど
有難いものはない
今朝も朝陽が障子いっぱいにあたっている
まぶしい!
朝陽を浴びながら夫婦で
定番のご飯味噌汁納豆をいただく
子もなく孫もなく財産もない身なれども
あたる朝 ....
いろいろな物事を私は
楽しんだり味わったりすることを
覚え始めましたよ。
今を
生きるために
こんにちわ、
北風さん
扉のない家にようこそ
ひとつしかない部屋には
暖炉があって、
メラメラとよく燃えているだろ
冷っこいおまえさんを
ポカポカにしてあげたいから
しばらく暖 ....
幸せはいつだって
いつだって 朝霧の向こう側
いつだって いつだって いつだっけ
遠くのほうにぼやけて見える ポプラが
ポプラが大風に揺れて 綿毛が飛び立つ
土が歌 ....
骸骨の眼窩より
さらに虚ろ
曝して
世に人に表現に
親しみ生きる 果てに迄
過ぎゆく常無き
時に在り
私という自己意識存在、
次なる進化へ
魂の軌道探る
夢 ....
醤油味の卵焼きを焼いて
飯にのっけて食べる
熱いお茶を何杯か飲んで
それから海に行くと
無数の海亀が腹を上にして浮いている
生きているのか死んでいるのか
それはわからないが
歩いて向こう ....
蒼の
清澄な冷気に
ゆっくりゆくり
亀裂の走る真昼時、
他人行儀な
真白い街並みが
うねり押し返す天地の圧
剥き出され立ち止まり
ふと内側から
アスファルトの
ベロリ
....
夏の日の
薄い日暮れに
山裾を 退屈な貨物列車がめぐる
段々畑に
くっきりと動いている
働く人の影
歌を忘れたら何が残るだろう
長い貨物列車のリズムを
....
透きとおった言葉を口にして
目をそらした無意識の砂浜へ
甘露は溶けてかんかんの椅子の上
赤らむ空気を肺に吸い
ウミウシのあんぽんたん
原罪を浄化したからって
洗われた皮膚がきれいでも
....
時の流れは無常迅速で
こんなにおそろしいものはない
生きとし生けるものすべて
老いて死ぬ運命にある
しかも人間は現在に集中できない
いつも過去と未来を
行ったり来たりしながら生きている
....
やわらかい、
手でひきながら、
にぎわいへとみちびく、
そのひとみに、
よく跳びはねる、
活発な、
ちいさなウサギ、
が、二ひき棲みついて、
だから、きみはよくまばたきをする、
その ....
黄昏の空に雷鳴が轟いた
光と闇の螺旋が宙を舞いながら昇天してゆく
それは二匹の龍だった
恐ろしく
美しく
渦巻いている
ぼくは背中の翼を開き
龍を追いかけた
銀河を越え ....
豪雪地帯の雪は
人の命を奪う
時もある
白い悪魔だ
キレイな
永遠にありがとうだけど永遠に
変わり続けることに
変わりはないのです。
かなかなの歌を
うつらうつらと聞きたい
開ける山道の俄に湾曲し
朱い鳥居 宙に刻印され
森の深緑もっさもさ
崖下から広がるその先に、
海原の生動 青銅の深みにうねり在り。
月の輝く夜は
星々も遠慮深くため息をつく
彼女はとても気まぐれで
若葉の季節を待つ人々も祈りを捧ぐ
豊穣と子宝を授かるように
屍とダンス。衰退進んだ都市。
しとだんす すいたいすすんだとし
魂亡き人面犬? 面識無いしまだ。
たましいなきじんめんけん めんしきないしまだ
妬み。妄想も見たね。
ねたみ ....
溢れ出る悪意の
果実を丸ごと搾り切り
奥底から表層へ
広がる原野 聳える岩峰
足元は見えずに
痕跡だけ
浮かび上がり
粉々に四散する
声の断片
不機嫌な朝に夕べを夢 ....
ススキノにトルコ風呂が増え
ノーパン喫茶や
端にはのぞき見劇場ができた頃
ライブを終えた帰り道で
しつこい客引きと
トラブルになったことがある
袖を掴み放さないでいる客引きと
強い口 ....
陽 翳り
枯れいろの
シロツメクサも凍てつく風に
負けじと見ゆる
ふくら雀の いとおしさ
失くした封筒は開封しないままに
いったい何処へいったのだろう
鞄の中も
机の引き出しを探っても
書架のページをめくっても
探したけれど見付からないので
誰か心覚えがある人はいませんか
体温が微かに響く
駐車場の隅に捨てられた
古い型の深海に
街灯のあかりが
とっぶりと落ちていく
コロナの夜は
静かに進む
階下から聞こえる
くぐもった洋画の声が
唯一の栞だっ ....
○「なんのために書く」
ボケ防止のために書く
人からほめられたいから書く
でも一番は
書きたいから書くだろうな
○「コンクール」
応募すると
入選するかどうか
とても気になる
心 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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