遊びってものをわたしゃ
ほとんど経験ないんだよね、これが
今だって、真面目に
考えようとしてるし
義務じゃなくただ楽しいこと
リアルじゃなく目的がない
ルールがあってもその場限り
有 ....
ひとつ ひとつの
哀しみと
ひとつ ひとつの
喜びを
透明の結晶にして
華のように
星のように
この躯に降り注げ
言葉にならないコトバを
小さく折り畳んで
胸の ....
めざまし時計の音がいつもより二分ずれ
階段をころげ落ちる木の葉が回る
床に面した開き扉と
射しこんだ光線のかもしだす朝
洗濯したてのシャツをさっさと着替え
喉に通らぬパンを無理に押し込んでか ....
雪が降るね
私の中に
あなたの窓に
世界に
信じるのは簡単
みんな私を
通り抜けて
世界は
雪が
地表に舞い降りて
アスファルト
地下に抜ける
もう
キミは雪では ....
寒風ふきつける新年のころ
子どもは白いカイトをあげた。
冷たくはしる急斜へつよく
糸はするどく牽引する
指はきつく締めつけられ
羽根は烈風に呑まれ舞い散る。
こめかみを撃つ固い痛みが
....
行くとこ行くとこ休館日
歯ぎしりでイルカが集まる
健康に殺される
けたたましく掻き鳴らされる警笛の
過去の記憶を振り切って
今日 昨日まで立ち寄らなかった
この鉄格子をくぐる
倦怠は賭けへの不安
後悔は過去への依存
今日 きみの躰から
ぼくは昨日と ....
夜空に
ひとつ 輝く星に
私は望む
ずっと
そのままでいて、と
叶えられるはずも無いのに
そんな事など知っているのに
星が消えていくこと 寂しくて
私は
また願いを紡 ....
ミツコがぐるぐる
回転しながら
天に召された夜
マオたんは
グリグリ食い込んだ
コスチュームで
こちらも三回転を
これでもか
というぐらい跳んでいた
いつも考える
コスチューム無し ....
本当はしらない
頭も心も臓も手先も夢も理想も居場所も歌も声も理由も言葉も悲しい顔も
だいたい自分のじょうだんだろう。
順調に死にむかって船出する男たちが
道端の赤い花に最敬礼
彼らを見送るのは
むくんだ顔をまっ白く塗って
泣きながら笑っている道化
まっ白い顔に黒い星と涙の模様をえがいて
....
ひどい罵声が飛んでくる
いきなり物が飛んでくる
わたしも避けながら 投げかえそうとする
むこうでは 言葉が渦を巻いていて
次の言葉が 今にも襲い掛か ....
非常に疲れているときに思うのは春であったり、心地よい風景であったりする。自転車を買いたいと、僕は思った。そんなことはどうでも良いのだが。よく、あるべき自分についてのことがわからなくなる。つくしが生 ....
死ぬために
わたしという赤い水晶体が
こぼれ落ちた汚泥を胸に抱きしめて
最後の水道を歩いている船はもういってしまった
孤独が
わたしの人生の意味であるなら
わたしは十分孤独であったろうか
「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」
「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」「あなたが」
....
河の岸辺の柔らかき
柳の枝で縛り留め
貴女と私の幸せを
永遠にしたい
ただの一時さえ
繋ぎ止められはしないと
河は歌う
早瀬の石を撫でながら
おお
....
地震で死ぬために生まれて来た訳ではない
そんな気がする
地震から助かるために生まれて来た訳ではない
そんな気がする
そんな気がする、それが一等たいせつに思えた
こんな夜は ....
中村勘三郎が死んだ
勘九郎のイメージがぼくには強かった
ハッと驚いたようなとぼけたような目と口を思い出す
そばにいると誰もが惹かれた男ぶり、人間ぶりだったと言う
ぼくがそうなる ....
さようなら
かわいいひとよ
さようなら
さようなら。
あたたかな
秋の昼下がり。
日の光あふれる窓際は
....
あなたの頑張りに
その時 誰も気がつかなかったとしても
ううん。
それはきっと無駄なことなんかじゃない。
あなたがちゃんと頑張れたなら
それが
あな ....
思考は明滅する風です
それが運んでくるのは
電光の空模様と
ざらついたアスファルト
の大地です
わたしたちは帰れません
ここがわたしたちの家
思考が明滅するとき
ここに運ばれて ....
きっと君はおぼえていないんだろうな
僕たちが、まだ出会って間もない頃に
交わしたあの約束を。
それは記念日でもなんでもない
ごく普通の平日で
....
落下の速度を毛羽立ったびろうどで計ろうとしても
それは無理なはなし
皮膚の間合いに落ち込む沈黙に
耳を貸そうったって土台出来ない相談だ
言い訳は虚空にこぼれて散華していく
ただ幻のように ....
夜と朝の
境界線は
音もなく
やさしく引かれ
月の輪郭は
あわく
ほどかれ
いつのまに
僕らは
しんと
立たされる
夜の長さと引きかえ ....
手のひらを
空が ざわざわしている
手袋の上に舞い降りて
うっ、雪達は しまった まずいと むずむず
気が付いた
この肌に触れれば 飛べない水滴
水っぽい冷汗ならいいのですが
....
鼻の頭を
指で軽く擦るのが
きみの癖で
その仕草が
可愛らしいと思った
僕も
いつの間にか
真似するようになって
今ではすっかり
僕の癖になってしまったよ
そして
そうする度 ....
空から落ちてくるものたちで
世界が成り立つとしたならば
わたしたちはみな一部なのだ
遠い昔
かたわれを探し歩いた
海に続くこの道に
冷たい魂が落ちてくる
やっと逢えたと思ったら
....
この血であなたの心臓を突き刺したい
ナイフを手にその背中を追いかける
あなたは急に立ち止まり振り返って云う
刺せるものなら
刺してみろ
わたしはナイフを突き
刺し殴る
....
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