紅葉のこぼれ落ちた

駅前帰路の並木道

車の往来は失われ

したたか飲んで帰る夜更け

等間隔の街灯の

ぼんやりした厳冬の下

黄色い色した清掃車は白煙を上げ

箒を手 ....
銀のジュラルミンケースに
細く口を開けて待ち構えるなにか

 じゃあ あたしから
 若いころのあの人と撮った写真
 大事にとっといたんだけど
 ね 白黒の いいでしょ 気に入ってんだ
  ....
いまこの国の抱える決定的な悲劇は
プロフェッショナルがいずアマチュアばかりだと
ぼくは想わざるを得ない

もちろんアマチュア精神はそれはそれで
大切なことだとも想うけれど
でも金銭を貰う以 ....
今日は雪が降ったな
言葉遊びみたいに
雪が降ったな
言葉に遊ばれる
じかんは雪かきを
はじめるんだろうな
なんかの生物みたいに
生物じゃなくなったら、
冷たくなって、
たちまち埋もれ ....
        流れ星をみつけては
        「る」とちいさく声にする
        さむさにふるえ
        さいごの一文字ばかり
        くりかえし、 ....
換気をしない寝室に置かれた重厚なベッド
ヤニ色のシーツ
飛び跳ねて遊んだ子供の名残

ベルベットのカーテン
隙間からこぼれたゼリー状の夕日
部屋にこごる朱

透明な朱色のゼリーの中 ....
封筒の右端に犬小屋を建てました。
赤いペンキで塗りました。
そこで手紙を書きました。
とても短い鉛筆で。

さいしょに友達の名前を書きました。
つぎに夜のあいさつをしました。
あたらしい ....
納涼の涼のとなりにバンパイア 冷蔵庫に忘れ物がいっぱい 梅田さんと 佐藤さん(17歳〜27歳の女子2人組)

 

『 サンタさんになりたい 』
 
佐「あんな、私、サンタクロースになりたいねん」

梅「なんやの、いきなり」

佐「12 ....
詩は傷みです
あなたとわたしの間で
血が流れるように
空白を引き裂いた文字です

詩は苦しみです
あなたとわたしが共に
吐き続けたように
空白に汚れたままに散らかした ....
  .
‘のはらの果てはシベリヤの天末’
 その遠いけぶった海原から
 意識を失った帆影のように
 異郷の文字列は削られ吹き寄せてくる
  .
 地は舞い上がり白い靄と化した
 その天空 ....
1.ゆきんこちゃん


段ボールに書かれた 真っ赤に書かれたクレヨンの暖炉の炎には 
ぱちぱちと
もえる友情が燃えていた
おともだちの ゆきんこちゃんは 五年生で
なふだにも  ....
脱原発ストップでいいの?
対米隷属、財界べったりでいいの?
金持ち優遇、格差拡大でいいの?
憲法改悪、近隣との緊張増大、軍備拡張でいいの?

日本の豊かさを創出したのは、軍備でも、植民地(満 ....
靴底を裏返してみる
均等に減っている
癖のない人が
うらやましい
愛用すればするほど
そこに紛れもない自分の足跡が刻まれる

靴底なんてどうでもいいぢぁありませぬか
それでもうらやんで ....
シュウシュウとやさしげな音がして
白い息
スチームアイロンにしわをのばされて
白いシャツ
出来立てみたいに ほんのりあたたかい

いくども
生まれ変われる
そんなことが幻想だと
わか ....
ドウダン ツツジの森は小春日和が好き
根元にからみつく風が友達

山ひとつ越えた里はすでに埋もれ

西の山にかかる雪雲
低くはぐれて ひとつ ふたつ


森の中を散策するには

 ....
橋をわたらないように
街を歩く
寝言を言わないように
街で眠る
こぼさないように
飲んで
喋らないように
頷いて
またこぼさないように
食べた

空っぽどうしで
ずっといたら
 ....
今宵は 天空の星々の祭典
光年の彼方で 流星たちは 
煌く矢となり 地上に降り注ぐ

宇宙は あまりにも無限で 
人類の知己では 推し量れない
その神秘を 解き明かしたい

いつかあ ....
「吐きたかったら 吐いちゃった方がいいよ。
その方が気分が良くなるからね。
吐くと 体の中の悪いものが一緒に出るんだよ。
だから吐いた方がいいんだよ。

そう、上手に吐けたね!
偉い、偉い ....
優しくできないことを辛く思わないんで欲しいんだ
どうせ人間はいつかは干物だ
乾いた挙句火に焼かれるのだ

誰も僕の替わりをしてくれないことってあたりまえのこと
いつか誰かに会えるってのも素敵 ....
街角にはまばゆいばかりのイルミネーション
一人の女も
二人の男も
三人の子供たちも
足を止めガラス球に目を細める
さぁ、手をつなごう
そして主を待ちましょう
終わりのない時が瞬く間に降り ....
磨いた床に
シンナーをこぼして
ここには
奇跡があふれかえっている
乾いた緑と肌
鏡を抱いたままの昨日

誰かを愛していた
ということはつねに
それが終わってからわかる
泣きやんで ....
寒々しい都会の奥のほうから聞こえてくる一連のメロディ

単調な旋律をくり返すそれは

緑色の憂愁に満ちている

暗く沈んだ湖沼の水に似たトーンで奏でられている

どこの誰かは知らないけ ....
彼女位の年齢の頃 私は 
只管 ハンドルとマイク握ってたな
と 思い出す

彼女は 新しい情報を詰め込んで 世界観に浸る
それは 余裕が有るのかも 知れないな、と思った

私は この場所 ....
金もナク仕事もナク
展望も若さもナク
妻子には捨てラレ
責も任も負ハズ
誰にも期待さレズ
東にも西にも行カズ
誰を労ふ用もナク
暮しの足は大丈ブ
家計一人このオカズ
雨にも当たラズ
 ....
名前のない草むらで腐肉をわずかに残した崩れた骨格になった
もとは誰かの所有物だったシェットランドシープドッグの
土塊に染み込んでいったバクテリヤと同数の言葉たち
一二月に梅雨 ....
砂をみるような静けさに
私の遺体をころがして

明日へゆけ
明日へゆけゆけと
祈ります

神でなく
鍵になるよな言葉だけ
書き記すことが
私の祈り
冬の夜

出せもしない 恋文をしたためて

スキデス アイシテイマス

どれも違う

そうじゃない

ただ

胸のまんなかに まぁるく空いた穴

そこに

あなたが ぬ ....
わたしはねこ
あなたの脇のした 或いは
ストーブと向きあって 眠りたい

わたしは陽だまり
あなたが苦しくなったとき
そっと寄り添わせてほしい

わたしは鳩
平和なん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
落葉回収車三田九郎312/12/15 7:05
美しき投票オイタル5*12/12/15 7:00
悲劇HAL1*12/12/15 4:33
言葉に遊ばれるめー212/12/15 3:30
るの想い石田とわ10*12/12/15 0:18
こごる朱ゆべし112/12/14 23:47
ジョン、より。かいぶつ3312/12/14 23:07
納涼の涼のとなりにバンパイア北大路京介212/12/14 22:39
冷蔵庫に忘れ物がいっぱい812/12/14 22:39
梅田さんと佐藤さん『 サンタさんになりたい 』14*12/12/14 22:37
乱太郎29*12/12/14 16:48
オマージュ ⅠGiton1*12/12/14 15:56
幸せのゲーム 二編[group]るるりら16*12/12/14 13:23
投票に行こうよGuy=11...2+*12/12/14 10:55
靴底そらの珊瑚24*12/12/14 8:54
スチームアイロン19*12/12/14 8:06
散歩道ぎへいじ19*12/12/14 7:30
not count. not sound. not foun ...竜門勇気012/12/14 6:55
【 流星群 】泡沫恋歌11*12/12/14 6:11
吐く夏美かをる24*12/12/14 3:57
槇原みたいには歌えないが梅昆布茶15*12/12/14 1:53
祝福を岸かの子312/12/14 1:16
絶頂はるな612/12/14 1:01
奇妙なリフレーン高原漣0*12/12/14 0:49
しあわせな キセキ藤鈴呼3*12/12/14 0:26
文句しか垂レヌsalco8*12/12/14 0:19
静寂は長い叫びと似ているホロウ・シカ...5*12/12/14 0:13
砂をみる夜朧月412/12/13 23:57
カイロ月音412/12/13 22:47
さみしい関係川上凌12*12/12/13 22:46

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