光の都市
ここは地下だから、光がなかったら何も見えない
この巨大な空間に光の線が網の目のように
あの光はあなた
あの光はあなたの回路
世界をつなぐ
みんな目は退化しているからね ....
過ぎ行く早さに驚きながら
ため息ついて寝返りをうつ
青いカーテンから白い世界
今日もさっさと朝が来てしまう

眠れないのは誰のせい
妙にざわつく胸のせい
寝る前に飲んだ紅茶のせい
頭の ....
伏せた老犬の
足元に転がった小石に
降り注ぐ
オリオンのきらめき

夕暮れの夢の中で
艶めく毛並みを揺らし
撃ち落とされた雉の
芳しい血の香りを追う

狩りは終わった、と
 ....
    
音を言葉に
言葉を音に
絵画の中へと入り
僕は呼吸する

僕は朝へと
走り出す
己の世界の中
スピーカーからは見知らぬ音楽

世界を置き去りにして
僕は走る
人は幻 ....
つまさき立ちの分だけ
人形は高く 人形は遠く
川の行方 径の行方
銀に銀に 昇るものたち


窓が入った袋のなかから
血まみれの手でひとつを選んだ
曇の多い午後
未だ ....
はざかいの風が
わたしの季節を
灯し忘れて経ってしまった
とりのこされて

きょうも
おとなりの芝は
あおく
まばゆく

中途半端な雨降りばかり
こんな夜にも
手ばかり冷える
 ....
重たげに踊るきみの
右足と左足とが軌跡を
えがいて
、えがいたらば
わたしたちは呼応する
泣いてしまいそうな波形を
重ねあわせ呼びあう
、わたしたちとして、
ゆるすこともすくうこともで ....
ほのかな雪はらはら
今年の冬は寒いですね
故郷では犬が跳ね回ります
雪に家のありがたさよ
夢のぬくもりに包まれて
私はうとうとしていました
今日だ明日だと騒ぎたてることはないのですよ
み ....
きみはTPOをわきまえてという
でも僕はぐちゃぐちゃ
でもほら てをつないで
ストリップを観に行くか トイザラスにでもいこうよ
気分をパッと晴らして
歩いていれば いやなことは忘れる
不機 ....
朝露に繋いだ透明な嘘が
霧に包まれ隠されて
始まった世界が僕を呑み込んで
君の姿も朧気だった

今日もまた産まれては
夕べのオレンジに抱かれて
懐かしさに似た悲劇さ

哀しさに包まれ ....
 
 アコースティックな歌はちぢれて
 猿の毛玉とブランチの海

 金切り声をあげる痴呆のポセイドン
 人魚は女を捨ててしまった
 オスは泣いて子を孕み
 産み 育て
 嘲われ
(オ ....
10年前だったとしても
流行るかどうか実に怪しい
成長神話に しがみついて がなる、がなる

少々の疑問を感じながらも
「頑張るなら頑張ってよ」と 古臭い期待に しがみつき 委ねる 任せる ....
海岸近くの
生い茂った草むらで
カモメがうずくまっている
瞳は僕を写しだし
僕はその瞳を見ている

その先には海があり、
僕の知らない世界がある
数多くの仲間たちと
世界を徘徊し、
 ....
一週間ぶりの晴れ間に
花を買った
鉢植えの冬薔薇
台所のテーブルに
水を与えた

〈閉塞く冬となる〉

短い初冬の晴れ間をぬって
銃を買った
実弾百発合わせて二万のコルト
ちょっ ....
あなたが変わるなら、この国も変わる

あなたが変わらないなら、何も変わらない

あなたが変わろうと願い、行動するなら、日の光は眩しいだけでなく、その暖かさも知るだろう

それが当たり ....
空をあおいでも
それでも足りない日には
年輪を刻んだ自販機に
たずねればいい
コインの用意はいいかい?
きっと応えてくれるから
躊躇わずに
それ、
買いなよ
いのちが潤うよ
どんな ....
ラブ、人肌の感触
ラブ、透き通るうなじ
ラブ、ほっそりとした指先
ラブ、柔らかな太もも
ラブ、ピンクの乳首
ラブ、きみを見つけた

池袋でラブドール
サンシャインラブドール

涼子 ....
{引用=

閉ざされた
雪夜には
きまって本の中の
物語りへ
旅に出る
いつもそこには、
長い一本のレ‐ルが、
旅人の平衡を もとめ
走る
私は、一輪車の列車の
乗客
文字の ....
所詮きみが失ったものは独りのおんなじゃないか
片腕を失った訳じゃないし
片足を切断された訳じゃない

きっと慰めの言葉にはならないのは
承知してるし凡庸だけれど星の数ほどおんなはいる
睨む ....
思い出は断片だ
あの人の笑顔
あの人の姿
後悔
あの人のいない寂しさ
そして
私は生きている
という現実

そうだ
私は生かされている
あの人の笑顔
あの人の姿
懐かしさ
 ....
早朝の散歩で 
ふと、こちらに合図した 
草の露に宿るひと粒の太陽 

それがこころの鏡なら 
一体どんな思いを
反射して 
私は歩いてゆくだろう―― 
今日も少女は古着姿で 
脇に小さい黒板を抱え 
貧しい{ルビ童子=わらべ}等の集う学校へ続く 
土の道をゆくだろう 

今年も一年、この黒板に 
どれほど白いチョークの文字が 
書かれて ....
名曲喫茶の壁に掛けられた 
額縁の中で 
貴公子のようにすっと立ち 
時を越え、こちらをみつめる 
リストの目 

(こちらに来なさい・・・ 
 世を去った私達の賛歌に耳を澄ましてから  ....
あの方を好きになったのに
あの方のことで頭が
いっぱいになるはずなのに
私は滅びていく

恋すればするほど空になる
どうしようもなく君を思うのに
あの方は私の心にいない
あの方がわから ....
きょうは街が
青く繁っている
角じゅうに発生する
感情を食べているので

三時になったら
たばこ屋の角を曲がる
ひとつの体を
なんとか動かそう
雨がふっても
きっと曲がろう
 ....
白くなんでもいいので紙やものに 血が一滴、ひどく滲むだけで
怖くなる 物怖じしなくなる くれないの闇になる。

すべるような肌のうえで
銀色はしずかに鳴り
あなたの呼吸とおなじ間隔でふるえながら
ありもしない幸福に
触れることさえできる


目を覚ますまえに君は
降りつもった時間を
 ....
波打ち際で過ごした時間はメロディー
生まれ育った小さなこの街で 
今も生きている大切な記憶

あの日の約束は 
透き通ったまま心にある
星空と潮の香りは 
忘れかけた想いに寄 ....
足を軸にして回れば、みたことのある夜が必ずくる
ついさっきのように俯けば 目の前に電灯が飛び込んでくる
歩いた先がどれだけ先でも 走った先がどれだけ流れても
晴れる日が いつも夜が打ち消していく ....
何処も
雪で覆われて
冷たさで覆われて

その中を
私の歩く音が寂しく響く

手が悴む
吐息で温めようにも
寒さは続いて

そんな動作でさえ
この冬に溶け込んで
また雪を降ら ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
メトロポリス星☆風馬112/12/16 7:14
AM6:42Mélodi...312/12/16 7:00
誰も衣 ミコ5*12/12/16 5:31
走ルyamada...212/12/16 3:56
夜と白 Ⅵ木立 悟312/12/16 3:18
暖冬未満もっぷ612/12/16 2:58
軌跡高瀬212/12/16 2:35
杉原詠二(黒...5*12/12/16 1:30
モッキンバード馬野ミキ612/12/16 0:40
僕は灰色智鶴312/12/15 23:37
たとえば、電灯の宵柳ゆべし112/12/15 23:01
どうせ、私一人が投票してもkomase...1*12/12/15 22:52
opus112/12/15 22:13
台所の防衛オイタル7*12/12/15 21:59
変わる蒲生万寿0*12/12/15 21:58
効くよ!もっぷ712/12/15 21:49
ラブドール花形新次012/12/15 21:43
「 雪国 」月乃助1012/12/15 21:10
なまなましい愛HAL3*12/12/15 20:01
初冬文字綴り屋 ...2*12/12/15 19:57
草の露服部 剛812/12/15 18:55
道 212/12/15 18:44
リストの指 112/12/15 18:30
滅私方向木屋 亞万1*12/12/15 18:08
街と部屋はるな412/12/15 17:47
こんにちは十二支蝶012/12/15 17:36
銀色はるな612/12/15 17:32
この街夏川ゆう112/12/15 17:25
こぶし十二支蝶212/12/15 17:21
いつかの冬の日に柊 蒼衣412/12/15 17:14

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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