アタシニホンゴヘタアルヨ
ヘタアルケド
ナゼカトテモイイアルヨ
イワレルヨ
ナゼイイカキクト
ハッキリトコタエナイアルヨ
デモ
カンドウシテナミダデタ
イウアルヨ
フシギアルヨ
ミ ....
キッチンなどとハイカラにいわず
おいらはお勝手というほうが
なんとなくピンとくるなぁ
明治のおふくろさんの匂いが ただよってきて
リビングなどと気取っていわず
....
生きていることが
自分をごまかしているというのなら
何をたよりに生きていこう
生きることへの
疑問を持ち続けながら
なお生きる悲劇は
存在をこの上なく軽くさせる
君は言った
それで ....
雪の原理は知ってても
ききたくなる
お前はどこからきたのと
ちかい空からも
ふってくる
舞ってくる
わたしのうえにも
みたくないものにも
だいじなうえにも
わけへだてなく
....
浅黒い皮膚の色 その足
足首に 色褪せた鈴つけて 何を呼び出すの
貴女がコマ送りで踊れば 揺るがす影響
ブレイズが時をかける様に弾む 弾力に緩めた苦しみを放ち
瞳の縁に貴女だけの境界線 ....
きれぎれのふくをひろってあるく
しっているだけ めんをたどって
とり
いってしまったよ
くびをまげて
さけぶのじゃあなくて
いきをはくみたいに
まげて
さいしょのとりの ....
バス停の――屋根の下の段ボール箱の中で
仔猫が三匹震えながら鳴いている
この子たちのおうちはここなの?
年端も行かない女の子が言った
着物を着た母親はひっそりと微笑んだ
帽子を目深に被っ ....
それは ふいにこみあげてきて
鳴り響く 主旋律となることはなく
深く沈み
日常の底に
寄り添うように流れて
かすかな音色をも
ひきたてる
だから
哀しみを抱いて生き続けることを
....
神様
腹が減ったんだ
俺を愛してくれるなら
カレーライスをおごっておくれ
神様
風が冷たいよ
俺を愛してくれるなら
冬をどこかに追い払ってよ
神様
海が恐ろしく唸 ....
年に一度お楽しみ
村の外れの野っ原に
大きなテントが出現し、
チンドン屋が触れ回る
さぁさサーカスが始まるよぅ
このサーカスは面白いよぅ
そこいらのサーカスとはチと違う
空中ブラ ....
透明人間の唯一の欠点は
自分の姿が見えないため
歩行者が自分を避けてくれないこと
そのため透明人間は繁華街や
人混みなどでひとにぶつかる
でもぶつかったひとは何にと想う
そう だれ ....
ねえ 今日は早く起きれたよ
自分を褒めたらいいじゃない
ヤバイえらいじゃんできるじゃんなんて
独りで笑っちゃうくらいいいじゃない
最初から諦めたらだめよちょっと頑張ってみようかななんて
....
耳をすますと
遠くで 風が吠えている
近くで 何かきしんでいる
屋根
つらら
わたくしの骨
あおい湖の底に
沈んでいる蝋のような少女に
今夜も会いに行く
半透明の
永遠の
生 ....
良い車窓ってのは
どんなんだろう
列車だから 車窓っては 呼ばないの? なんて
お門違いな 質問ばかり 重ねても 良いよね
景色と共に おバカ妄想ばかり 後ろに流して
どんどん 進 ....
いいよ
わからないでいてあげる
まつ毛の角度や
飲み干されなかったコーヒー
長いまま燃えつきる煙草
いつもと違う靴
あたらしいゲーム
みたいに
わからないでいてあげるよ
....
音楽用語だろうが
ゆるさとかのんびりとといった意味らしい
わざとリズムをはずすこと
あえてちょっと遅れる
もたもたでもないしとんがり過ぎもしない
ドラムの神様とと言われるスティー ....
しくしく
夜
大地が歌う
これは
よい
さよなら だから
しずかに
泣き出しそうな夜の淵
思い出すのはきみの声
少し掠れた低い声も
ひっくり返って照れた声も
不思議な宇宙を繋げるように
それは少しずれていて
可笑しくて柔らかくて大切 ....
日々を
いいかんじでこわしていく
もとから顔なんて無かったような場所で
もう
からだでなんかいたくない
意味となって
更新されていく
「でこぼこの部分」
を
何度もなでながら ....
女を 追い掛けた
夢見ているのだろう
忘れかけた日、
そこで 自分自身を
過去を省みることは、
僕には できる
人には できない
努力を重ねてきた
だって、
自 ....
今からセックスの話をします。
だいたい、セックスの価値は、2万です。
2万でどう?2万でどう?
都心のカラスのように声が聞こえます。
古本が200冊。
回転寿司200皿。
CDアルバム ....
駆け足で泣くと、
電線は、雀の足でたわみわみ
夜は上を黒、下を青とし
地面は音もなくぎちぎちと詰まり
壁はただ綺麗でした。
お母さんは予言者のように、
私の行く末を指します。
あ ....
故郷遠く背にすれば
曇天に霞みゆくは青く長い山の尾根
道に続くすすきがどこにでもいる老人のように
私にその淋しい手をふるのだ
通夜の日の廊下は疲れ果てたように行き止まり
昼なのに暗闇 ....
じりじりと国が焼け
冬は飛び立ち
うなじをうなじに見下ろしている
午後の蛾の羽
雪と咽の下
噛めば透り
放せば 海となる
誰かのこだま
左の痛み
光と ....
恥ずかしさのあまり
穴があったら入りたいと
言うべきところ
穴があったら入れられたいと
言ってしまい
そっち系であることがバレてしまった
大造くん
悔やむことはない
立派なカミングアウ ....
130117
本部のマネージャー氏曰く
よく噛んで頭脳の活性化を高めるのだ
だから、今日からは、
すべからくりんごは皮ごと囓ること
間違ってもすりおろし ....
江戸の町を外れた木々の緑の林道を
刀一本脇に差し
首輪を繋いだ愛犬つれて
{ルビ悠々=ゆうゆう}と風を切り
西郷どんは、ずんずん歩み往く
勝海舟の願いを聞いて
江戸の戦火を ....
虫食い算のように所々破けた穴に
正解を埋めていく作業は
途方もなくわたしを混乱させるのです
何を埋めても
どこを埋めても
間違いのような気がするのです
....
嘘が許せないなら
現実を受け入れる強さを
持たなくてはならない
嘘を憎むのなら
誰かを傷付ける罪を
覚悟しなければならない
完璧なんてどこにもない
....
涙がひとしずく流れたら
それが合図だ
明日を輝かせる
合図だ
泣かずして強くはなれないから
泣かずして優しくはなれないから
明日の輝きは
....
2360 2361 2362 2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 2370 2371 2372 2373 2374 2375 2376 2377 2378 2379 2380 2381 2382 2383 2384 2385 2386 2387 2388 2389 2390 2391 2392 2393 2394 2395 2396 2397 2398 2399 2400
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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