迷走する瞑想
所業の諸行無常

彷徨する方向性
異形の世の偉業

進行する信仰
混然たる根源

重いもの思い
軽くからまるカルマ

脳天気な転機
転がるこころ

 ....
子らにはすべて名まえがある

物のなかにいる子
鏡を割ったような子
一粒の歯もないままでわらう子
レモンイエローの乳房の子
氷点下で生きている子
それでも
澱とともにあるとうめい
 ....
  人の心は水に似て
  器に合わせて形を変える

  だけど時には凍りつき
  器の方を壊してしまう


  水は低きに流れるが
  それは惰性の気楽さで

  時に情熱の火に触 ....
あしたのわたしへ宛て名を書いて
あした行き切符に切手を貼って
翼持つきみにそらの航路を頼んだら
届くだろうか夢にみる涯まで

続きは全部あしたにまかせて
きょうをおおよそ終える頃
眠る枕 ....
短歌も俳句も好きになったもの勝ち  恋愛は惚れたもの負け 二の腕髪結いている 食卓で殺虫剤まくのか キラキラ 光る ホタルイカ
イチバン 綺麗な 瞬間を
心の 奥に 留めたら
固い ガラスの 瞳には
蒼い 世界が 見え隠れ

ビーズのように 紡ぐ日々
流しの上で 光る芽を
取り除 ....
           130128

5年前に簡単に解けたなぞなぞが
今では難しくてなかなか解けなくなった
謎が謎を生み複雑性が増したのだろう
と考えていたら
引き出しの奥から子供の頃
 ....
雪のあと
空おだやかに澄みわたる

望みをひとつと問われれば
家族が健康で過ごせますように
儀式の火は燃え上がり
今日という実をはぜていく
紅白の餅は黒くこげ
昨年収穫した稲藁で編んだ ....
寒波が襲来
「それは 陽子と電子が告げた」
風花を焚く 冬の冷香
月夜だけがそこに在る

俯きながら 雄弁は実らず

雪に 傘をさす
「泣き顔が とても簡単に思い浮かぶから」

そ ....
気づけば内定していた印刷会社で
ぼんやりと ひたすら ローテーションワークする 
詩をひたすらにノートに書くように
目を刺す 昼の強烈な日差しだけは 二月の初旬は貴重だった


だけど ....
眠れないならきみを思おう
どんな理由でもきみを思おう
目覚めたくなければ夢できみと会い
白日の木漏れ日はきみへのうたを描くために

なんでも良いんだきみを思いたい
窓辺にあるのがお人形でも ....
聴きたいのに凪いでいる夜
風よ
うたってよ

聞きたいのにきみの声
どこへ行ってしまったの
いつかの空の白煙に乗って

しん、としたまま白んでゆくのか

灰紺色の星のまばらな
 ....
わたしをころしたのはなに?
わたしをころしたのはだれ?

おおくのしがらみが
たくさんのひとのおもわくが
わたしをころしつづけた

かこはけせない
いまのわたしは ころされたわたしをお ....
  よく晴れた空の下
  十数羽の烏が女の体を
  生きたまま啄ばんでいた
  幼かったわたしは
  生家の二階の部屋で
  宿題をする手をそっと止めた
  本棚に置いたラジオから ....
今日もまた蝿をつぶす

今日もまた、という意識は
やがて日常になり
日常はやがて面倒となり
いつかそれを無くした日に
大切なものだと気付く

それは
果たして幸福なこ ....
クロールの腕は
背泳ぎの腕は

すでに必要な分の
空間をかきとっている

その直径の
中で泳げばいい

ぜんぶというなの
私のせかいで
て何だ
ガソリンスタンドはこればっか
客に手を汚せというのかしら
石油の匂いは嫌いじゃないけど
まどっちかゆーと愛してるけど
可燃性危険物がボタボタ垂れるレバーハンドルを
何で金払ってまで ....
路上に駐車する中型の窓に『敗走中』とある

ああ逃げているのね、フムンと見送る

崩れてゆく戦線に溶けていく{ルビ生命=いのち}、黄昏に沈む国

傾いた客船は船首から浸水し一気に沈む、折れ ....
月がまあるい

それだけでまあるくなれる

ぼくは話し掛ける

みんなも話し掛けてみてください

そうしなきゃ損です

雪が降ったり止んだら満月だったり

いろんなものを見せな ....
一皮剥けたい
剥かれたい
このままじゃ
ダメだって思うから
もっと素敵な男に
ならなきゃって
思うから
一皮も二皮も
剥けるように
頑張ってみる
セロハンテープでとめて
元に戻ら ....
苦しみが二つあるのもいいものだ
一つの事だけ 思いつめていられない
じっくり向き合ってもいられない
さあさあさあ 

最大の苦しみにあうまで
練習しておこう
苦しみながら 生きる術

 ....
吊革に捕まろうと
子供が両手を精一杯伸ばしても
ぎりぎりで届かない
近くて遠い
輪っかを見つめている

その子は多分何年後かには
何も考えずにそこへ辿り着く

何年待っても、何年願っ ....
私がまだちいさかったころ
薄く引かれたグレーの線が
何故かたまらなく好きだった

ぬりえは色を重ねることを先に終わらせ
最後にふちどりを残すほど
夢中で線を辿っていった


そういえ ....
そこはいつも夏だった
降りしきる雪
枯れずに凍るひまわり


雪には構造がある
対称は
一瞬で
駄目に
なる
その分生まれる
土を覆いつくすほどに
それが耐えられない

 ....
美醜なんてのは
相対的なもんだし
時代によっても
変わるわけだから
それに
俺は肉付きのいい
ブス好きなんでね
この場合のブスってのは
ほら今の人が十人集まれば
十人ブスって言う
 ....
かくのごとき
かくごのとき

平仮名だけだと
読み違えてしまう

心だけだと
はき違えてしまう

言葉だけだと
どうなるのだろう

かくかくしかじか
よもやまばなし

人 ....
へたくそに鳴く
鳥を朝にみつける

へたくそでも
ぎぎぎ ぎぎぎと
さけぶよ 寒風にむかって

首をすくめる
私もみたよ 同じ方向を

風の中に
風しかみつけられない

お前 ....
はとこのちえが
文字を教えてとせがんできた
あいうえお
と順番に教えていくと
「わ」のくだりで
おかしな出来事がおこった
紙から
ふわっと浮かんだ
わの文字は
ちえの両親 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
イエス・ノーシホ.N613/1/28 17:10
終止符平井容子913/1/28 17:06
水心まーつん15*13/1/28 15:26
カモメのこころもっぷ413/1/28 15:20
短歌も俳句も好きになったもの勝ち  恋愛は惚れたもの負け北大路京介313/1/28 11:02
二の腕髪結いている113/1/28 11:00
食卓で殺虫剤まくのか313/1/28 10:58
ホタルイカ藤鈴呼2*13/1/28 10:18
やさしいちえのわあおば10*13/1/28 10:01
どんと焼き[group]そらの珊瑚14*13/1/28 9:50
牡鹿の告ぎ黒ヱ3*13/1/28 4:35
今もどうやら生きている番田 613/1/28 1:33
ラヴソングもっぷ413/1/28 1:13
うたってよ413/1/28 1:07
どろにんぎょう凪 ちひろ1*13/1/28 0:57
幼さ草野春心5*13/1/28 0:53
えぶり・でい赤青黄0*13/1/28 0:11
私のせかい朧月413/1/27 23:53
セルフsalco7*13/1/27 23:17
敗走業者高原漣2*13/1/27 22:53
いつもありがとう吉岡ペペロ813/1/27 22:29
ベッキー花形新次013/1/27 22:25
天気雨砂木14*13/1/27 21:13
吊革Seia513/1/27 21:02
けもの道313/1/27 21:00
チョーク/10月イシダユーリ413/1/27 18:43
罪とブス花形新次113/1/27 17:02
かくのごとき藤鈴呼1*13/1/27 16:55
へたくそに鳴く鳥朧月613/1/27 15:50
やさしいちえのわかんな8*13/1/27 14:56

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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