何冊かの本を捲りながら
目についた語句にマーカーをひく
燕
ウクレレ
信用取引
太陽と五徳ナイフ
辛亥革命と水たばこ
有機ELディスプレイとビート ....
春風待つ 秋風吹く
夏風邪ひく 冬枯れの野を見る
ああ あなたはお元気ですか
こちらはぼちぼちやっています
あのときの強い気持ちも
過去へ 過去へ 流れて行く
それでも鮮明に思い出 ....
あんたには
ゴミにしか見えへんのやろが
ワシには
一つ一つ
思い出があんねん
それを捨てろっちゅうんか
そんな殺生なこと
よう言うわ
ワシには
もう思い出しかないねん
これがすべて ....
何かをのこしておきたくて
つづりたい指がかじかんで
きもちごとポケットの中
くしゃっとしたままだ
あきらめることがたくさん?
しかたないに変換
かなしいことを冬の海の底へしずめるの ....
抽象的なモデルを造って
それに基づいて
世界を理解しようだなんて
僕は全部無効だと思う
思い上がりも甚だしいよ
現実はそんな簡単な・・・・
ゴチャゴチャ言わないで
痩せろや!
どっ ....
終着駅まで眠っていた
雪がこそこそ降っている
汚い水のなかに
ゲンゴロウは浮かんでいる
だが、その正確な形状を
ちっともしらない私だ
....
駅前のテナントが入れ替わって
1000円で髪を切る
前は呉服屋だったかな、たしか
新しく入ってきたくせに
彼ら、少し元気がない
首元が寒いのだけど
僕は少し空を見上げた
うん
....
お部屋の外の漆黒に
銀のスプーン揃ってる
少女は絵本を抱きながら
ちっとも読まずに泣いている
今夜はきのうと違う宵
だけども少女の時計では
背丈の伸びに判をして
こころの伸びには封を ....
いとしい子
「ぼくには何もないんだ」
私の子供が言った。
「そう」
と私は答えた。
私の子供は少し泣いて、
「なんでそんななの」
と ....
折れない筈の
芯の上に立ち
折れない筈の
心の平衡感覚を保つ
泰然自若の筈の
聴衆が
右へ左へと
弥次郎兵衛に誘われて
激しく揺れる
鳩が
似合わない声で
咽び泣く
....
星型の オクラが お気に入り
シメジと さっと 炙って
パスタに パラリ 絡めれば
塩風味が 完成するヨ♪
★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°
大切なことは
今
前進していること
過去は既になく
未来はまだこない
空は青く澄みわたっている
それだけで充分じゃないか
遠い思い出と同じように
唐招提寺は雨に濡れていた
門をくぐった瞬間に
眼に収まる美しさは
何ひとつ変わらなかった
ここでは時間が進みようがない
冬の冷たさと雨の湿りがはりついた柱
息を止 ....
ちょっとさみしい感じの夜があったら
出かけてって
こえをかけよう
二日酔いかい?水がほしいかい?
ちょっとさみしい感じの夜は
嫌な顔をしないさ たぶん
即席の信号と工事で
普段止 ....
夜に浮かぶ幻想群
いつも夜の湾岸線を走る度に思うのだ
川崎と木更津を結ぶアクアラインも然りだが
陸上の建造物よりも海上の光のなかに浮かびあがった巨大建造物は
何故か深く心を打つ
....
人間がうさぎを喰っていたころ
うさぎたちは月へ逃げた
いま うさぎを喰う人が無くなって
うさぎたちが青い星へ帰ってくる
風の朝 小高い山から眺める海に
浪の上を走る姿が見える
偶然触れてしまった
手と手の間に
青い花火が散ったのを
キミは静電気だと言ったけれど
人と人の間に
ぶつかって発生する電気信号みたいなもんさと
ボクは思った
キミが粒ならボクもありふれた ....
立ち向かう
襲いくる冬の群れに
羽ばたく白い翼
つくりものではない鳥の群れ
うそをうそと認めずに
ほんものらしく
あるように
ほんものらしさに
目を奪われて
なにがほんとで
....
一月も終わりの午後五時
ひとは空にさよならの意味をみる
悟っていますとしるしを頬にのこし
そんなものを持っているさいわいなひとならば
家路へ、と
かなしさは漆黒へは入り込めない
だから ....
なべなべそこぬけ
そこがぬけたら
つながれた両手のうちのどちらかを
くぐる
ふたり一組になって遊ぶこともあれば
大人数で輪になって歌いながら
そこがぬけたら そこぬけに笑う ....
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寂しい深夜に元気な子
ちぃちぃとお話するよ
おめめもちゃんと開き
毛並みも素敵なおちび
もうすぐ乳離れするよ
手のひらに ....
強くなりたいと歌うのも疲れたよ
強いと称えられる人も 結局弱くて
強いと思い込んでいる人は 弱さを知らないだけ
大人になれば 少しは変わると
たしかに 信じた時もあった
いつからか 気づ ....
梅の便りを公園は
おとなこどもに知らせてる
いやいやまだだという冬は
春遠からじと知らないで
そのうち自分のこころとは
うらはら泣いて泣きやめず
どうしてなにがかなしいか
問うても問 ....
かわいいね
といって
ベレー帽を
かぶっていて
てんし
かわいい
イタリア料理をたべたい
かわいいから
もしも 私に もっと時間が 有ったなら
生きる 全ての時間を 紡ぐことに 費やすんだ
そんなことを 思っていた
仕事を辞めて 時間が出来て
真っ先に 実行したのは ドライビング
帰る ....
自分が、好きでやっていることなのに
時々、どうしてだろう
無性に嫌になって、嫌になって
くだらない、つまらないもんだと
唾棄してしまう。
自分が、好きでやっている ....
こんなにもなにもないものなんだ
こんなにもなにもないものなんだ
積み重ねてきた幾月で
泳ぎ渡って着く孤島で
生きている意味なんて探し続けていたんだけど
プラネタリウムが作り出した 匿 ....
もっと楽しみの遊びを
子供の頃のように、ドッジボールやサッカー
その空には戦争の気配が忍び寄ってきて、放射能の埃の中を漂っている
こんなにも壊れた、こんなにも暗いところで、何をやってるの、
影 ....
まっずいゼリィを喰わされて
うまいうまいと今日もよろこぶ
食品添加物すごいです
こんなにぶどうが長持ちするなんて
冥土印茶否!
今日も日本の食卓を支える!
しかし俺 ....
老人ホームで百歳のお婆さんが旅立ちました
「若い頃桜島が噴火してねぇ・・・
首輪をつながれた愛犬の悲鳴が
今も聴こえるんだよ・・・ 」
遠い昔に世を去っても
お婆さんの心に ....
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