星が輝く夜空
私には
闇を切り取ったキャンパスに
砂を散りばめているように見える
世界に輝く星のほとんどは
ほんとうに
誰も知らない名無しばかり
彼らはただ静かに今日も
誰かに見つ ....
{引用=
つめで
つめを切った
むしり取るように千切った
千切られたつめは
たちまち丸まって
干からびて
ちいさく萎びて不要なものになった
――そのようにして ....
砂の上を歩く
右手には 打ち寄せる波
後ろから 追いかけてくる太陽
大きな神様が
水平線に腰を下ろし
風と光を使って 何かを洗っている
穏やかな水音
....
桃色の花びらが舞う季節とか
ミスとシャワーが欲しい瞬間が 目に居たくて
芽吹きの季節を 忘れてしまいました
新緑の輝きを 身を以て知ったのは
今年なのかも 知れません
見渡す限りの ....
沈黙する為に
僕は詩を書いている
一本の草木となる為に
僕は詩を書いている
自分という存在を忘れる為に
僕は詩を書いている
そして、書いた詩はすぐに忘 ....
雨が降り出しそうだ
湿気が高くて汗が滲む
君は刺繍をしている
憑りつかれたように
黙々と針を動かしている
時計だけが
雄弁に時を刻んでいる午後
右肘の古傷が疼いている
僕に ....
思いの 消えた
夜は 眠かった
ああ ただ
流れる 僕は
流れた 形を
僕は 見つめていた
心の 海を
手で 描きながら
僕は 光を
見つめ 眠る
故郷を 信じた
....
今夜も銀色のフィッシャーマンが
空を飛んで叫んでいる
ほうき星をつかまえて
ギターをはじき 意味もない音を投げつける
壊れたマイクを片手に永遠にしゃべり続けるんだ
リリース リピートアフ ....
うつくしいと
つぶやく声が
聞けるのであれば
この身を
一輪の花に変えよう
うつくしいと
やさしいまで ....
{引用=Daniel Johnston - Laurie の訳詞です。}
ある日僕は世界一美しい女の子に出会った。彼女は僕の隣に座って、それからローリーと名乗った。
彼女の顔を見るといつも ....
詩というのは
作るもんじゃなく
生まれるもんなんだな
ぽこっ ぽこっと
卵みたいに
たしかに
卵を産む鶏は
息んで呻吟してるさ
だが卵は
....
晴れ着すがたの楚々とした女が、子犬を連れて小股で
歩いてくる。
子犬に合わせるから、小股になるのか、晴れ着の裾に
引っ張られるから、小股になってしまうのか。
犬はいつにもなく、飼 ....
F1のアイルトン・セナが大好きだった。
どんくさくてもスピードに憧れた。
漫画のバリバリ伝説がすきだった。
僕は何であるのか尾崎豊と共に走り始める自分は何なのだろうか
15の夜 ....
指で叩くハードカバー 読み取る前に 期待の魔法を叩く
ページの隅の粘着を 時が来れば開かれる
鍵穴を探すだけでは 唯物を硬くするだけ
柔く優しく唯一の心を降らす 魔法は使えるだけ使う
....
日光テレフォンショッピング(笑)
時にはこれを観たっていいだろう
自分が超越者であると述べる人を除いて
洒落とはこうなんだろうね
笑いの本質は即ち
大衆の言葉
否定しますか?
ズッコンバッコンの最中
AV女優は
泣きそうな顔で
男心のSの部分を
刺激してくれるけれど
アメリカンポルノの
大スター
アシュリン・マンダリンの
歯ぎしりして
睨めつけるような
....
銀河鉄道がだれを連れていくのか
それは誰にもわからない
わからない
銀河鉄道にさらわれてしまうのを
リコは一晩中待つ
待っている
銀河鉄道が来るとき人は眠っている
誰も起きてはいられ ....
どうしてこんなに
あなたを好きかわからない
あたまのなかに星がうかんで
どんな夜よりはっきりかがやく
どうしてこんなに
たんじゅんなことを伝えられない
....
いま美しかろうと
美しさは日々崩れてゆくだろう
でも見た目じゃないから
抱きごこちじゃないから
セックスも散歩も日々の暮らしも
合図しなくても
おなじものを見つけて ....
130209
故旧忘れざるべからず
否定の連続の警告を無視する
微小粒子状物質の危険性に気付いた
利口な猿は笊の目をすり抜けてしまうから
もっと細かく編まねば ....
{引用=
まだ肌寒い春の
朝が
ひかりのプリズムに屈折して
すきとおっている
とおくに海をのぞむ
住宅団地の縁をめぐる遊歩道を
愛犬といっしょに回遊しているとき
....
梅雨でわたしは列車に乗った
外はすごい雨で
だけどわたしは
傘を差さずに駅まで来た
わたしの顔から
涙が綺麗に消されていた
夏で蝉が乗ってきた
六年間ずっとホームで
この列車に乗れ ....
春へと旅立つ
厚い氷のトンネルを抜けるたび
金属の車輪が鶯の鳴き真似をする
繋がって泳ぐ魚は駅に出会うたび立ちどまる
雨水が硬い表皮を滑り落ちる
やさしい雨の季節だ
ちいさな水の粒子に ....
三馬鹿兄弟は一つの題材なのだ
永遠不滅の象徴として
三人は描かれる
どうしてなのか
樽に乗った「三人男」が
馬鹿者の代表として
歌われているのを
ご存知だろうか? ....
美しい出鱈目より 醜い真実の方が まだマシかもな
首を切断された猫の骸が
もう何匹も発見されている
ニンゲンの仕業
ニンゲンから産まれて
ニンゲンとして生きている
ニンゲンの仕業
猫よ
ネコゴロシに捕まるな
ニンゲンのネコ ....
雪がうすく残っているのは日陰のせいだ
絶対いない
キック!
手を合わせる
キック!
抱きしめたくなる
キック!
泣きそうなる
キック!
絶対いない ....
風に研がれた街の
痛い輪郭の端を
ポケットに手をつっこみながら
そそくさと歩く
研ぎ澄まされない
目と指先と頭は
言葉を紡ぐこともできずに
ただアイツを
待ち焦がれている
....
本音で行こう
今日も 透明な管に 何かを入れる
錠剤だと 苦しみますから
液体にして ください
気体を 飲み込みながら
何でもない言葉を 呟けば
栄枯盛衰の音がする
華麗なドレス ....
トイレに詰まった
黒いブツを
これまた黒い
そして細長いスッポンで
グイと押し込んだら
今度はスッポンが取れなくなって
あわてて塩酸で溶かそうとしたら
便器を溶かしちゃった上に
塩 ....
2338 2339 2340 2341 2342 2343 2344 2345 2346 2347 2348 2349 2350 2351 2352 2353 2354 2355 2356 2357 2358 2359 2360 2361 2362 2363 2364 2365 2366 2367 2368 2369 2370 2371 2372 2373 2374 2375 2376 2377 2378
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.17sec.