去年の夏、シャボン玉を買った。
きいろい麦わら帽をかぶった
ピンク色の象のかたちをした容器。
旅先の雑貨屋で見つけて
近くの河原であそぼうと思ったけれど
その日は、あいにくの雨で
バッグに ....
感謝を深く吸い込んで裸足 ファンデで隠している聖痕がある 帰る家があって蹴れる石ころ この先死ねるまで、
独りで生きること
決めて10年以上経過

ほらね
手に入らない

寿命があるなら
さくらを見てみたい

家族がほしかった
いつものように鍼を打ってもらった

冷たさが首の後ろから忍び寄って
私の頭を痛ませるんだそうだ
肺を弱らせて
肌を凍みつかせ
私の心にまで風邪をひかせる

たくさんの鍼を体に刺されると ....
  煙草屋のわきに
  ポストがたっている
  阿呆みたいに



  屋根をつたって
  落ちてくる雨だれをうけ
  それは錆びてしまっていて
  もう誰も近づいたりしない ....
ツイッターで返信が無いのは
嫌われてるから
でも
まあ
だって
きっと
そうなる
さだめだったから
つきあえないから
てが
とどかないし
むしろ
さいしょから
こうなるべきだ ....
デジタルな回路に発泡酒を流し込む
血が通う人のように
音を立てて動き出す
痛々しさのトリガーハッピー
死んでみなさいよ?
ハートが警告を発している
明日がある、明日がある
ヘッドセッ ....
しらないことを
データベースに問いかける
もうそんなふるくさいことは止して
問題は解決しない
それは人生だもの

はやく踊りに行きましょう
下痢便と吐瀉物が
どっちが汚いかで
言い争っているのを
痰つぼの痰が
五十歩百歩だろうよと
腹抱えて
笑っているようなもので
あんたとあんたの
どっちが美しいか論争と
それを馬鹿にし ....
潅木を編んで作った毬に
緑色の毛糸が絡まっている
そいつが風に遊ばれて
砂埃を上げながら
僕の景色の中を転がって行く

「どんな人間も不幸なのだ。」

ほんとうに
あの人も
あの人 ....
電話で予約してリムジンも手配して
態々サヴィル・ロウ15番地の
ヘンリー・プールまで赴き
スキャバルの服地で創ったオーダーメイドの
スーツに身を固めトゥールダルジャンで
まずアペリティフにド ....
けだものがけだものをほどき
同じけだものを編もうとするが
うまくいかず
やがて 泣き出してしまう


見向きもされないものを負い
どんどん重くなるばかり
進めなくな ....
 
 君は透き通り始める

 すべての色に
 染まり終えたあとで

 それは
 詩の終わりでもある

 私は君に
 世界を見る

 ガラス越しに出会う 朝のように



 ....
白いのはフニャフニャなのが多いから
黒くて長いのがいいわね
これこれ
これがよさそうだわ
300ドルでどうかしら
いきなり350ドル?
うーん、人気高そうね
それじゃあ400ドル!
ど ....
海とよく似た青いパンプスが欲しい
女の子は 愛に生き 愚痴を喰らう

すこし綺麗でいたいと思う
化粧をおぼえて 誘うことをおぼえる
何処で習ったのかは 自分にもわからない

遺伝子のなか ....
さみしいアスファルトに薄い雪化粧
その上にきりとり線を描いてゆきます
おなじ歩幅で 一直線上に
きりとり線を描いてゆきます

振り返らない足あとは
戻らない昨日によく似ている

 ....
鉄格子越しに見える空は
いつも哀しい程蒼い

罪人には空が無いのだ
空虚な自分と向き合っているだけなんだ

時々差し入れられるちょっと冷めた食事は
少しだけ生きている実感を与えてくれるの ....
わたしがわたしに出会った日
風が吹いていたかなんて
憶えちゃいない
詩人じゃあるまいし
ただ胸の痛みに耐えかねて
指を切った記憶がすこし

わたしがわたしに出会った日
花の中で虫は死に ....
ムカッと腹が立った時
握りしめる その拳
そいつで一発殴っていいですか?

ゴミ出しルールを守らない
近所の主婦
どうして生ゴミの中に
プラッチックと缶を混ぜるのよ

だから違反ゴミ ....
美術館には
翡翠のテーブルが 御座います

園の遊歩道にも
ひすいの椅子が 鎮座しています

テーブル、と 豪語すると
え? 椅子じゃないの? と
突っ込まれたりも いたしますので
 ....
僕を守って
ディスカヴァー


晴れた夜を 見つけるんだ
灰になったまま
飛べない鳥になるんだ

風に凪を渡して
かわりに底の浅い靴をもらって
葦の原をかけていく

僕を守 ....
呼び声はまだ
きえてはいない
癒えてはいない

たずね人はまだ
絶えてはいない
やんではいない


ましろな雪は
ゆめの燃えがら
はる待つ
まくら

かたく一途 ....
冬の旋律に

シンクロする

シナプスは

イタミをともなう

モノトーンの夜は

何も答えない

荘厳なリズムを奏でながら

天球は旋回する

なにかが足りない

 ....
ビニール傘から眺める景色は

どこか私がもう存在しない

未来の街を眺めているようだ

柔らかくて弾力のある筋肉で覆われた景色の下には

機械化された金属のリズムとメロディが

コ ....
忘れ物を知りませんか?

白と黒の世界で、迷子になりました。

忘れ物を知りませんか?

声を出さずに、埋もれたまま

化石に成り果てました。。

忘れ物を知りませんか?
忘れ物 ....
言葉を貰うのは

贈り物よりも嬉しい。。。
「ありがとう。」の一言で

大事が大切に変わるから。。

「どういたしまして。。」
当たり前の事から

労りの瞬間が

また一つ生ま ....
泣いているのは、逃げる事を考えていた私。

掴みかけた物を取り上げられたからなのか…

潰されることが悔しいからなのか…

五感を封じて、傷を広げている。。

(ココニイルコト/ドウ ....
  
 


私は小学校の校庭を思い出す

雨に煙るその校庭を・・・

その光景に、私は写っていない

その光景に初恋のあの子は写っていない

その光景に、一番怖かったあの先生 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
冬のシャボン玉sample5*13/2/13 22:54
感謝を深く吸い込んで裸足北大路京介413/2/13 22:27
ファンデで隠している聖痕がある113/2/13 22:24
帰る家があって蹴れる石ころ713/2/13 22:24
河岸013/2/13 22:20
冷たさは針となってMélodi...413/2/13 22:14
ポスト[group]草野春心7*13/2/13 21:50
ふつう6113/2/13 21:41
寝るための思案 2[group]013/2/13 21:35
金曜日はるな513/2/13 21:25
誰が一番美しいか花形新次013/2/13 20:55
僕の景色の中を和田カマリ3*13/2/13 20:21
幸せとはHAL7+*13/2/13 20:19
誰も 誰も木立 悟313/2/13 20:11
ガラスまーつん11+*13/2/13 19:32
ペニオク花形新次013/2/13 17:08
女の子川上凌9*13/2/13 16:06
きりとり線5+*13/2/13 15:47
牢獄からの便り梅昆布茶913/2/13 13:57
こころメッタ刺し左屋百色6*13/2/13 12:43
【 一発殴っていいですか? 】[group]泡沫恋歌15+*13/2/13 12:28
金指輪藤鈴呼1*13/2/13 9:58
ディスカヴァー竜門勇気013/2/13 9:13
冬枯れ千波 一也1013/2/13 7:56
題「2013年の空の下で」ジム・プリマ...013/2/13 3:50
雨フル傘フル灰泥軽茶6*13/2/13 2:42
東京煩い梓ゆい113/2/13 2:36
懸け橋113/2/13 2:27
決意013/2/13 2:21
雨に煙る校庭yamada...313/2/13 2:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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