国家 ってさあ
メカニズムだって思わない?
駆動の為の個々人にはさあ
罪がないらしいんだって
性善説って云うらしいよ
だけどさあ
動き出すと全体として
どうに ....
のどが痛かった。激痛レベルだった。痛いところがあると身動きのとれなくなる自分がいた。
ベッドで薄暗くからだを丸めながらのどの痛くなかったころの自分を思い浮かべた。
英雄色を好む、あのころ自 ....
やだと言えない
じぶんが悔しい
やだと言っても
どうどうめぐり
日常があなたを
くるしめるのが
長生きしてくれ
元気でいてくれ
傷つくことより
....
爪の下の皮を 前歯で齧り取り
それを ぷっと 吹き捨てて落下
オレンジ色のペンで 黒い文字の下をなぞる
音とリズムに逃げれば 集中が途切れるだろう
意味はあるかな どうだろうか
有利 ....
渋谷の駅前を
行きかう女子たちの中で
手に入れようとしていた
何もかもがわからなかった この
僕が どんな夜を
叶えようとしているのかが
鮮明ではなかった
それは よく わからなかっ ....
ソリティア
白は孤独
白は正しく
やがて 汚れる
自分を守れ
と
私は言いたい
逃げて
逃げて
ぶざまに
転んで
泥だらけ
スーツも何も
あったもんじゃ
ないん ....
ムータンから劇のチケットを買う
フリーパスで2000円
なんか
たぶん
ノルマが
あって
かわされてるきが
するけど
かわいいから
べつに
いいかと
おもって
でもいつか
....
僕は学ぶ
知らないことが怖いから
僕は調べる
バカにされないように
節操も無く 大量に
規則性を匂わせながら うず高く
知らないでいたくない
把握して ....
地図は自由だ
どこへも行けない僕よりも
世界を知っている
時々
どうしようもなく泣きそうで
どうしようもなく苦しくて
息が詰まりそうになる
そんな時
地図を広げて眺めるんだ
自分 ....
あなたは眼の前で
ひとがひとに殺される所を視たことがありますか
ぼくは一度だけあります
そこはサイゴンの中央広場でした
それは公開処刑でした
若い女性で南軍からベトコンのスパイとして
....
宇治抹茶ラテを
口に含んで
思いっきり吐き出す
エクソシストごっこをやったら
スタバ出禁になったので
腹が立って
店を出ようとしてる
神父の背中を押したら
階段から落ちて
憑き物が取 ....
* ブンブンと 小気味よい音 振り向けば
針を構えた 蜂が待ってる
涼を得たくなって来た季節
全国的には雨模様だと言う今日も
糸魚川では 晴天
近くでは 朝から皆 集まっ ....
G7先進7カ国の
時間給会議が
本日AM5:00
高田馬場駅前に
停められた
トラックの荷台で
行われた
各国の代表者は
一日目の議題
これから始まる
長野県でのダム工事の
時給 ....
タバコの味のするキスは
久しぶりだった
待ち焦がれていた瞬間が
こんなにも
やすやすと手に入る
夢なの、
問いかけた唇を
あなたが封じ込めた
大きな手のひらは
私の胸 ....
移転先で埋めた柿の種子が
いつのまにか幹を伸ばし梢を広げながら
ウラノスにすなおな想いを秘めて
真夏には緑陰の王者を自負し
ボレアスにもざわめきを甘受 ....
部屋へはいって
コートを脱ぎ
耳飾りをはずし
髪留めをはずし
おどろくほどなめらかなしぐさで
結婚指輪をはずす
このひとはこれから先
なんどひとを壊すだろう
おどろくほどなめら ....
パラシュートをテーブルに括りつけて
父が天国に行く練習をしている
深緑色のグレープフルーツを剥いたりして
僕は君ともう少し深刻な話をしたい
すべてがシンメトリーになれば
人 ....
「途上にある者」
われわれはあなたへ向かっている
神よ、あるいは名も無い者よ
あるいは不在の者よ
古代の人間が考えた神話の神々
もうお呼びじゃない
怒りの神、復讐の神、審判する ....
あなたは、わたしのかたちのかたまりを見おろして
「これがわたしか」と言った
明滅する、季節の、余波が、ひといきに押寄せた午後、
わたしたちは、手をとって、あたらしい試みをはじめた
....
最近
俺の知らないところで
俺がひとり歩きしてるんだよね
って言うから
それって
ある意味
評価されてるんじゃない?
喜ばしいことなんじゃない?と
答えたら
夕べも
ファミマで見か ....
{引用=
昨日の雪
明日降るそれとはちがうことを
今日の私が、気づきはじめる
堕ちてくる雪の やむことのない語らい
一つの声か 言葉らしきものを手繰りよせれば
つながる白いサダメを ....
翳りの動き
白い文字
午後の無縁碑
何も導かない天使像
径を埋める雪が
無数の閉じた目に融け残る
止まる炎
狭く白い
水の行く先
石の上の声と ....
発表会 毎日が発表会
ステップの音は前と頂に向けられる
スピーカーの性能に頼らず
メガホンにスワロフスキーのデコ
発表会 今日もギリギリ合格
目的を梅見月に乗せる 桜も便 ....
日常なんて
詩人のためにあるようなもの
戦場なんて
詩人のためにあるようなもの
現代詩フォーラムなんて
詩人のためにあるようなもの
でも残念ながら
そこに詩人はいない
詩人なん ....
トルコをさした
ダーツの矢が全焼した
火の国、とおもった
ダンスパーティーを欠席して
ひとり自室の床をみつめ
タイル一枚いちまいの
個体差は
なかったが
なんともおもわなかった
....
ねえ みんな聞いてよ
昨日も行ったんだけど
今日も行くの
大きな病院に
朝食抜きなのに
思わず食べそうになって
あわてたわ
とりあえず薬は飲まなくちゃ
メイクする気にもなれず
....
それが基底の違いであるなら
直交するだけでも
直交するという
ふれあいがあるし
同じでなさが
その内積からわかってしまう
同じでなさは
同じであるという
望みがあって
それが果た ....
小さな水たまり
暗い冬空を映して
薄氷が張っている
メリ…メリ…メリ…
靴底で踏みつける
ヒビが広がる鈍い音
囚われた心と身体
メリ…メリ…メリ…
....
沈黙は木のようにそこにある
人が美に感動した時
恋に心奪われた時
どうして、言葉が介入する余地があろうか
沈黙ができなければ
その空白は饒舌で埋める他ない
....
自分や自分の愛する人が
明日隕石に当たって命を落とすとは
恐らく誰も思わないだろう
だから
いつも通り私達は
目の前の人にお休みを言って
今日という日を
当たり前のように見送る
あ ....
2322 2323 2324 2325 2326 2327 2328 2329 2330 2331 2332 2333 2334 2335 2336 2337 2338 2339 2340 2341 2342 2343 2344 2345 2346 2347 2348 2349 2350 2351 2352 2353 2354 2355 2356 2357 2358 2359 2360 2361 2362
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.8sec.