夢の中で彼は私に質問をした
彼ははなした
一方的に
少し笑いながら
ゆったりとして
いいにおいがした
彼のセーターは白だった
私はなにをこたえたのだろう
きけたのだろう ....
まるで山間をながれゆく
せせらぎのような人でした
からだは一滴の雨粒で成っており
どこまでも沁み入 ....
貴方の世界で
起こっていることが
僕の世界で起こっていることに
つながっている
増幅する信号の振幅が
また世界を少しずつ変えてゆく
シンクロする世界につれて
感情は、覚めてゆく、乾いてゆ ....
黒髪にだってひっきりなしに雨は降る
墨の中で踊る粒子が枯らした手と手の隙間
微妙な距離を詰められずにドーナツのこじんまりとした完結
温度を失ったものの粒子をかき回す電子の波のうねりのようなものの ....
コンビニで
とろけるプリンを買ってきて
食べ終わってから
別添のカラメルソースを
かけわすれたことに気づく
みたいな
そんな感じ
プラスチックの
小さなスプーンを
なめて
....
雨がふって音が消えた
練乳をコップに一滴
しずむとうかぶのはざまで
純粋がまるくなる
暗闇をこねくり回して
引き延ばそうとする
汗だか涙だかが、粘度を上げてまるくなる
夜の猫 ....
僕及びheのHELLO!という挨拶
# おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?
朝六時に起きて顔を洗う為に一階に下りたら、
昨日までぴんぴんしていた金魚 ....
(ペチカ)
あかあかと燃える薪の火に
揺りかごみたいな椅子にもたれて
(ペチカ)
この一冊の本を読み終えるまで
※
ゆらゆらと燃える薪の火が
まるできれいな夕焼 ....
死にてえなあ
僕のその言葉には 覚悟も
真実味もない
ただため息のように
死にてえなあ
と 声には出さずに
繰り返し言う
これといったきっかけも
はっきりとしたわけもなく
だから決意 ....
階段をみると
頂上を先に見てる
あんなに先だとか
ゆく前にあきらめている
仕方なしに
重いいっぽをだす
うつむきながら
いちだん いちだんあがる
おいこされ
ならんだり
....
書く 書く 書く 書く
なんであれ実際に書いている人を尊敬する
書くという行為を実践している人に畏敬の念を抱く
難しいとか意味不明とか 簡単すぎるとか下らないとか
あるいは軽薄 ....
愛してるっていう言葉は難しい
あなたと繋いだ手は温かいのに
どうしてこんなにためらってしまうんだろう
愛して欲しいっていう言葉は難しい
あなたに触れた手は温かいのに
どうしてこんな ....
セロファンに透かした景色を不思議と笑う
揺れてるブランコの向こうから
「ここまでおいで」
赤いボールそのままにして
追われる流れに溶け込めば
いつものよう ....
春眠下りて
春眠下りてわたくし倒れる
倒れたわたくし目指して蛇が
雪の下から這い出てきたが
喰うにはまずいと舌を出し
鳶におうぃと声をかける
「こいつを空へ昇華してくれ
....
僕はレッサーパンダが好きだけど
それよりもジュリーが
すきなんだよと
いって
みたとして
なんか
こうかが
あるのかと
1びょうくらい
なびく
かのうせいが
あるきも
する ....
新型車両には
もっと サクラが 多そうな シーズン
愛でたい 花火 其れよりも
目出度い 花びら 集めたい
真冬の 向日葵は
きっと 映えるのね
真冬に ヒマワリは
きっと ....
何にとらわれているのだろう
気遣うことはまるでないのに
つい目をやってしまうのだ
壁カレンダーに
それは櫂のない無聊な生活感だろうか
....
ひさかたぶりに日を浴びた
しわがれた藁半紙の香り
言葉が輪郭を失いそうだ
雨音が遠くに延びる
鏡を見ていると危うくなる
手のひらで骨格に触れてみる
わたしはこの形状で
外縁で保たれて ....
泡は出るけど
これが意外と臭くない
出し方に
コツがあるっていうか
自然と身に付いたというか
体に染み付いたものなんだよね
口で説明するのは
非常に
難しいんだなあ
十一月の、乾きであるか、渇き、でもあるのか、赤く褪
色した掌が群れとなって、落ちて、いて、旋回する散歩
道、であった、十と{ルビ一月=ひとつき}の、時間の名、のなかで、吠え
る犬とすれ違う、犬と ....
判り易くさ
鼻の頭が赤くなるとかさ
そういう風に
してくんないかな
善かれと思って
ケツ触って
ぶんなぐられた日にゃ
なんとも
やりきれなくてさ
俺だって
触りたくて
触るわけじ ....
{引用=
風のなか
春を{ルビ期=ご}す
ヴァイオリンの音が澄みわたる
重い冬の(に)
戸をおおきく 開けひろげ
はしり出す
雪が 光がはねるそのただなかへ
空はなまり色を置き ....
長靴の似あう男になるよ
そこらに散らばる水たまり
しょぼいスキップで駆けぬけてくよ
きみが
うまく涙を落とせない日は
かたほうの手をギュッと握るよ ....
1.湖畔に佇む1本の孤独
2.湖面を滑る1羽の憂鬱
3.季節は旋回しながら降
りてきて
4.あらゆるものの輪郭が
緩やかに尖っていく頃
5.1本の ....
赤い匂いに誘われて
女は男にキスをした
星が流れて屑になる
闇に光が差し込んだ
淡い想いを抱き締めて
大人になれない成年は
丸いボールを追い掛けて
遠い世界に消えていく
ビルの ....
季節はずれの蝉が鳴いている
故郷の林
白樺の梢
揺れる枝葉の間から
まっすぐに目を射る日ざし
緑に揃う稲
走って渡る
あぜ道をよぎる夕方の風
「おとうさーん、ごはんですよー」
....
2位じゃ駄目なんですかと言った馬鹿な議員がいた
最初から2位を目指して何かを為す人間なんていない
1位を目指しての2位なら納得もできるし次こそはと想う
だからどんな分野に於いてもプロフェッシ ....
おひなさんが右か
おだいりさんが右か
日本の位置によって違うらしい
隣のおっちゃん婿養子
気にしているのは
居場所なのかな
だいじにされてる
ペットの犬を
連れながら
ふ ....
♪ おまえおまえ ♪
♪ さかえさかえ ♪
♪ ラーメン! ♪
♪ おまえおまえ ♪
♪ さかえさかえ ♪
♪ ラーメン! ♪
♪ おまえおまえ ♪
♪ さかえさ ....
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい
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