知っていても仕方がないことを
何も出来ない僕が知っていて
 
知っていても言えないことを
傍観しながら心にしまいこむ
 
 
知らぬ方が幸せな世に
 
多くの秘密を抱きつつ
 ....
いつも否定論とか肯定論が錯綜する

それって当たりまえかも

でもねいつかはいっぽんにしたいの


ありさんとはちさんだってそれぞれにがんばってる

僕達はいつ

昆虫になれるん ....
ぎらぎらともえているか

たいようはきょうものぼるだろう

だくてんをのぞいた

ほしたちをあっとうして

きらきらとぎらぎら

きょりがもんだいとなるのは

おまえさんのここ ....
なくしたものは薄緑のバタフライナイフ
あぁ 探しまわった
しけたポテトチップを延々噛むみたいに

どうしようもない孤独をわかったうえでの花畑だったんだ

銀杏の木を不透明な骸骨たち ....
昼間吐き出した言葉が
口腔にわだかまって
何時もよりも
唇が重たい夜は
眠れない

まばたきが呼び水のように
なっているようで
目を閉じるたびに
一粒ずつ言葉がこぼれて

ぱたり ....
雪がひらひら

音符もひらひら

地面を濡らし小さな音を鳴らす

鳥が嬉しそうに鳴く

空からどんどん降ってくる

賑やかなパレードがはじまる

白い残響が地面を覆う

旅 ....
人並みにまぎれながら
どこに行くのだろう 今日も 流れていた
駅の構内の黒い頭の渦の中で
全員がそれぞれの方角へ あてもなく
迷い立ち止まることもなく
緑線の汀 ふわりと蒸し
温い風に身を委ね
寒空の下に立ち尽くす人 想う

悠久の時よ 軽々と瑞流れ
いつの間にやら 既にいつかも忘れ
霞ませながらに 塗り潰して行くのか

「ああ 流さ ....
子供色の産声が虹になる ようこそ春

肌に窘めの風 中身をピンクが指揮をとり

 奏でる 現在地 ようこそ春

新しい雲が先頭をゆく ついてゆけば微風の柔らかクッション席

大人たちの ....
横須賀線で
俺の前に座る
盲目の少年と
先輩のスキンヘッドとの
会話が耳に入ってきて

この間、停電になって
すごく怖かったんですよ
って言ったので
ちょっと俺、ギクッとしたのよ
 ....
蟻は匂いのある方へ往く   
一瞬、静止して 
触角をぴくり震わせ 
再び――無心に進む
 
(黒い背に小さな太陽を映して)

日常にふと佇む、僕も 
蟻の心で 
何かを受信しようと ....
ある人は白隠禅師の絵を観て、呟いた。 
「ルオーが観たら、何と言うだろう」 

河童のように禿げた頭と 
あばら骨の浮き出た体で 
髭ぼうぼうのお釈迦様 

美術館の空間で 
ひと ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
食卓に置かれた長方形の皿に 
横たわる、くろい目の秋刀魚は  
いつか世を去る 
私の象徴として、この口に入る 

   * 

日常の素朴な場面を絵に描いた 
一枚の布をバケツの ....
眠りから目覚めてしばらくのあいだぼくは不安なことのない世界にいられた。

息子と公園で遊んでいちど家で仮眠をとった。

夕方のひかりがベランダから射している。布団のおもてがすこしひんやりしてい ....
痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ

ぼくまでひゅっと

ぼくまでひゅっと

痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ


悲しくなりたくないだけなら
 ....
強い力を持つものは
最初は敬われ
次に怖れられ
そして憎しみの餌食になる
花ひらけ



梅桃桜と順々に咲きほころんで、
空へ昇華される花々。

私は久方ぶりに太陽の光を全身に浴びて、
自然の美しさにほれぼれと、
園児の様にはしゃぐ。

花 ....
 私は生きる
 一歩の歩みで呼吸をし
 一歩の歩みで金を貰い
 一歩の歩みで詩を書き
 一歩の歩みで人を愛す

 私は死ぬ
 動かぬ息を止めて
 動かぬ金を支払い
 動かぬ筆を置 ....
それは
誰もが一目で好きになる
うさぎの耳のように長い
ハートの形の花びらをもつ
白いレースのような花

どんな花にも素直に寄り添い
本人さえまだ気づかない
相手の愛らしさを引き出し
 ....
ブルーカラーが背広を着るか

心が軽いと歌いますか

お仕着せを着てみますか

青焼きほどに魅力的ですか

旋盤から切粉が身をよじる様にですか

ツルハシの先端を起こすに適切な位置 ....
I LOVE YOUを重ねて言いたい ジョン・レノン顔の小学生ティッシュ鼻に詰めている どこにいてもアウェイ 双葉よ。
どうか芽吹いて。
いまは雪の下
凍えた土で、ちからを溜めてまっている。

地上への好奇心をもっておいで。
だいじょうぶ、心配しないで。
茎がひねくれても、添え木をあてます。
 ....
ほころんで、揺れて、

待ちわびて、揺れて、



愛されて、色づいて、

愛されたくて、匂って、



踏みつけられて、手折られて、

ずぶ濡れて、さらされて、
 ....
{画像=130302095338.jpg}

めんこい めんこい

ちいさな いのち

どうやら わたしに きこえない

おとで おはなし してるの

しんどうで それが わかるよ ....
うらうらの生き物の吐く息が
硝子だった空気をぬかるませ
希望と期待とに重くよどんで
風景は薄くかすみがかったよう
夢のよう ひとはいう
散るさくら うつくしいという
まだ咲かないさくらの樹 ....
芳しい薔薇をあなたにあげると
差しのべられた手をつかんだのがそもそもの間違い

やがて薔薇は枯れてしまい
私がつかんだものは幻だと知らされる
私が愛したあなたはもうどこにもいない

恋は ....
      夕飯に缶詰をあける
      100均の鯖缶だ
      閉め切った部屋に
      さかなの匂いが充満する
      ろうそくの灯りの中
      ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
次元☆★3*13/3/3 10:20
お話し梅昆布茶613/3/3 5:16
ギラギラドクダミ五十...4*13/3/3 4:58
薄緑のバタフライナイフよしたか1*13/3/3 2:00
不眠症113/3/3 0:28
冬のパレード灰泥軽茶6*13/3/2 23:23
新宿西口の出口から番田 113/3/2 23:08
それぞれの雛黒ヱ2*13/3/2 23:07
空の先頭の春朝焼彩茜色413/3/2 22:04
スキンヘッド花形新次113/3/2 21:58
蟻の心 服部 剛6*13/3/2 20:35
道化師の耶蘇 113/3/2 19:27
自由舞踏派宣言ただのみきや23*13/3/2 19:25
ある哲学者との対話 服部 剛2*13/3/2 19:23
看取り(4)吉岡ペペロ813/3/2 18:24
この世はあんまり413/3/2 16:51
強さの成り行きHAL8*13/3/2 16:07
花ひらけ田園7*13/3/2 16:04
冬の恋人鬼束薫2*13/3/2 15:49
オルレイヤLucy9*13/3/2 14:57
青い背広ドクダミ五十...4*13/3/2 14:47
I LOVE YOUを重ねて言いたい北大路京介113/3/2 14:45
ジョン・レノン顔の小学生ティッシュ鼻に詰めている213/3/2 14:44
どこにいてもアウェイ613/3/2 14:44
育っていくもの凍湖613/3/2 11:19
花の一族千波 一也713/3/2 10:57
ちゅ〜ドクダミ五十...7*13/3/2 10:01
三月マチムラ4*13/3/2 9:25
幻影(まぼろし)未有花7*13/3/2 9:08
さば物語石田とわ16*13/3/2 7:32

Home 戻る 最新へ 次へ
2314 2315 2316 2317 2318 2319 2320 2321 2322 2323 2324 2325 2326 2327 2328 2329 2330 2331 2332 2333 2334 2335 2336 2337 2338 2339 2340 2341 2342 2343 2344 2345 2346 2347 2348 2349 2350 2351 2352 2353 2354 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.46sec.