気持ちの整理が出来てない
と言ったのが
きもち、生理が来てない
に聞こえて
きもちって、どれくらいよ?
と内心やべえと思いつつ聞いたら
あなたとこういう関係になってから
ずっとよ!
っ ....
人魚の肉に焼き鳥のタレをかけている
書くことで
いま
始まるかもしれない
もちろん何も
始まらないかもしれないけど
始まりも終わりも
あいまいに漂っている
生も死も
そのときには
わからないのかもしれない
知 ....
中一のとき
はじめての週テストで三点をとった
百点満点で三点だから
まわりもびっくりして面白がって
ぼくのあだ名は<さん>になってしまった
みんな同じようなテストを受けて ....
首筋の
ヒヤリとした感触は
忘れもしない
ふと、あなたから
眼を逸らした瞬間の出来事
唇かと
思ったのは
あなたが私を
愛してくれていると
信じていたから
信じ切っていたから
で ....
たくさんの被害者たちが,
順番を待っている
加害者が不足している,
死体が不足しているように
誰か歌にしておくれ
どうか、どうか、この苦しみか何かを
誰か歌にしておくれ
俺にはメロディが無いんだ
誰か歌にしておくれ
ATMに駆け込む俺の気持ちを
誰か歌って作り話に変え ....
1
美しいものは汚されるためにあるのです。隠されたものは暴かれるためにあるのです。邂逅のように、再会のように、死別のように、僕はどのような重力とともにでもこの映像の糧の中を泳がなければならな ....
私は歓喜した。私は恋愛がわからぬ。私は非リアである。詩を書き、文学を読んで暮らしてきた。私は硬派である。コーヒーはブラックしか飲まない。そんな私が女子から一粒のチョコをもらった。オリゴ糖入りで頭がすっ ....
魂さえも
呑み込まれてく
そんな幻想に
抱かれながら
夜がまた今日も
時間を拐う
何を想うか
何を懐うか
静寂に寄り眠る宵の蒼
心をそっと
淵に浮かせれば
不透明な鏡 ....
誰かに似た人を
好きになり始めた
結局僕は
面影を頼りに
ふらつくクズ野郎だ
どこかの教会で
浅い金属が鳴る
頭のなかで幾つか答えが浮かんだ
八月の終わりの
猫背の信号機を
....
君は愛と真面目のぺっちゃんこみたいで
君はカツゼツの悪いlovesongみたい
君はカギカッコが大忙しな秘密みたいで
君は重たい無言に溺れる願いごとみたい
君は優しさと残酷を調和さ ....
風が歯ぎしりをする私の下
利根川はがりりと防波堤を喰っている
松林は首をそろえて灰色
唸る雲が赤城山の向こうから向こうから
艦隊を組んでやってくる
大渡橋を越えて榛名へ向かう道すがら
ぼん ....
あれから時は流れ 色んなことがあった
元気かと気にしても
気軽に会えることも少なくなってしまったね
幸せにしてるかい?
遠いあの日に見てた夢
今も僕は追っている
帰り道 夕焼けが茜色に ....
西新宿の飲み屋で
この街のビジネスについて 僕は話す
だけど そんな無意味な言葉が
必要なのだろうか
女は 通りに出れば
今日も高飛車な格好で歩いている
男の視線を誘うように
男の ....
だれもこれいじょうここに入ってくるな
そう叫んでいるわたしは
だれもこれいじょうかかわらないでください
だれもこれいじょうくるしめないでください
そう叫んでいるわたしは
....
炎が燃えたまま
つめたくなった
もう
ぼくたちの
さようならの頃合
出会ったのは
不思議な夢のほとりで
よくもまあ
ぼくたち
ふりはじめの雨よりも細い絲を
必死でたぐりよせあい ....
背筋の皮いちまい、書き割り背負って
動くうで。
きびきびとした足音。
ひるがえる制服の裾。
ロボットの正確さ。
薬品のにおい、エメラルドの泡。
社会的な視線に規定される ....
子供が眠りたがらないのは
今日という日の人生を
終わらせたくないからだ
今日は放課後
お友だちと遊んだけれど
お父さんとまだ遊んでいない
お母さんとまだお話をしていない
....
夜目覚める
誰かが眠っている
それは誰なのだろうかと
瞳の奥でじっと眺めていると
皮膚が私の皮膚が空気の重さを感じ
それは私なのだなと気づく
目を開けて腕をさすると ....
浮かれたうたで
浮かばれたい
めまいのする
メロディーライン
とても楽しい
青い空に
浮かばれたい
僕は君を救いた ....
重箱のすみをつまむような性格なのですが、どうでしょうかって云われ、わたしは重箱のあかをおとすような性格ですって、云いかえしましたら、あなた、第七官界ですねって笑いました
わたしは恋はじめたばかり ....
とんでもなく
不細工な女との
セックスが
うまくいかなかったときでも
起たないのは
すべて
自分が悪いんだって
あなたは悔やむけれど
そんな
心根の優しいあなたを
見ていてくれる
....
遠くをみていた君は
いつのまにか僕の足元をみつめていた
僕がだしあぐねている一歩の先を
知っているという君は
不安だという
ひとりだという
それをきいている僕の足は
それでもまだ ....
凛と張った送電線が朝の冷気に共鳴し
スクランブル交差点の信号が一斉に赤になる頃
私は私が私であったことを証明できる
数少ない証言者である。
温んだ泥からガマガエルが顔をだ ....
雨宮くんの家に
傘を忘れたぼくは
光のどしゃぶりのなかを
びしょびしょに濡れながら帰った
帰って靴をぬいだら
靴下のつまさきが
蛍光ピンクに染まっていて
しめっている指先も
すぐに乾い ....
滑走路に正座をして
ブリの刺身を食べている
月明かりに照らされた横顔
あれはかつて
誰の養子だったろう
軍用機が静かに着陸する
花びら一枚
散らすことなく
わたしのテディが
どこかをみている
わたしを越して
遠くをみている
わたしのテディだから
わたしだけをみてほしい
わたしのテディなんだから
わたしだけを思ってほしい
ジャンの自 ....
ジャンの首にシュシュ
わたしのワインレッドの
レトロ柄シュシュ
つけたこと
怒ってる?
ジャンは何も言わない
黙ってシュシュつけられてる
ジャン!
答えて、応えて
わたしに教 ....
ジャンと越えた冬
モヘアのぬいぐるみ
ジャンと越えた
暖かな冬
一人じゃなかった冬
も終わり
はじめての君との
春が来たよ
ジャンはモヘアのぬいぐるみ
夏、大丈夫かな
暑い ....
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