電柱の根元にひそやかに咲くタンポポ
青い花びらをもった小さな野草が囲って
これは偶然の可愛さだねって
足取り軽く僕はマンションの鉄柵に指を滑らせた

しかめっ面の若いOLと何ともなく ....
分かります
剥けてる方が
男らしいのは
でもね
こればっかりは
どうしようもないんですよ
剥いても
すぐに戻っちゃうんですもん

ビヨ~ン

ほらね

だからって
別に
 ....
月は語る、語るね
なん億年と見守ってきた思いを、キラキラと反射させる
雲がかかってもなんにも変わらない
地球人として、月にお礼を言いたい
そうやって、いつまでも見守っていて
どんなひどい殺し ....
愛は短命
嘆いた日々も
地平を巡り
海へと消える

私は私
彼の時も越え
季節を巡り
未だ此処に居る

春に始まり
夏に深まり
秋に交わり
冬に離れる

何処に愁うも
 ....
嫌いだよ。


それは色無く重たくて

誰にも届かない。
足元に降り積もっては見えないまま。


嫌いだ嫌いだ嫌いだ.



見えないから

見えないまま

知らない ....
砂利は自由いつも違う
0.2ミリ違う
そこがいい
芸術になれないのがいい

風はそのへんで吹いている
花はあのへんで咲いている
詩なんてそれでいい
自分の言葉は邪魔なだけ

世界に ....
 ゆうこちゃんは元ヤンキー
 スイングドアどっかん
 カートでつき破って
 おっはよー 
 おぉ今日も元気いっぱいで品出し
 野菜売り場へ突撃だ

 ゆうこちゃんにはカボチャ割る鉈
  ....
光の向こうへ消えた気がした


瞬間を綺麗な長方形に切り取る
小さな四角、それが全て
仕組みには詳しくないけれど
問題はそこじゃなくて、ただ
シャッターを押せば出来上がる


切り ....
私がかなしいのは
海が波立つからではない


海が波立っているのは
私がかなしいからではない


あまりに遠いところから注ぐ
あまりにも薄い光を反射して


波がしらのひとつひ ....
 朝起きると、お父さんが増えていた

 ばさり、ばさ、ばさり
 ず、ずずーっ、んぐっ
 しゅふしゅふしゅふ、おえぇーっ、んがらーっ、ぺっ
 ぶっ、ぶりゅりゅりゅっ、ぷぴぴっ、ぶぴっ  ....
仕事のデキる男を演じようとしている 火傷しそうなビール注いでいる 夢のカケラくすねて爛れている ヴィンテージギターを手にいれたが
一万円と格安のヤマハFG-130という
1972-74あたりに製作されたもので状態もいいし
かなり響きが良く豊かに音がでる

男はそういったおもちゃを幾つに ....
ウニは一つの口で済ませてしまうけれど
多くの動物は摂取口と排泄口がある

かつて
日本の家は出入り口が二つ以上あった
公式な訪問を受けるのは玄関
日常出入りする家族や
御用聞きは勝手口
 ....
夜に積み上げられた箱階段が
複製を繰り返す(発芽)
その上を
じゃばらの形に折れ曲がりながら
わたしの影が長く伸びつつ登っていく
星々が裏声でささやきあっている(給水)

そうやって
 ....
女子高生のスカートを
ヒュンとひるがえし
春のイタズラ者が通り過ぎる

激しい風に街路樹も
大きく揺れて
梢にとまった小鳥は
今にも吹き飛ばされそう

突風で倒れた看板が
歩道を走 ....
ひとことに矮星と言っても、いろいろある。
わたしたちは一生のうちにいったいいくつの幽霊を見つけることができるのだろうか。

従軍経験から言うと、あれは赤色矮星だ。艦隊の音が聞こえて、
懐から出 ....
ゾンビごっこをやってて、ひとりで、はじめはショッピングセンターのショーウインドウを叩く真似とか、駐車場のフェンスを乗り越えようとしてたら踏まれて起き上がれなくなってる真似とか、けっこう盛り上がってたん ....      かぶとむしを採りに行こう
     きみがそう言ったのはいつだったか
     荒れ狂う嵐の正体が
     悲しみだとも気づかずにいた
     そんな夏のできごとだっ ....
空を掃きすじ雲を残す
裸木の梢の枝が鳴る季節も
そろそろ終わる
どこまでも抜ける空が
やがて春霞めいてくる

弾けそうななにかの呟きが
聞こえてきそうな気がして
そろそろと吹く風に
 ....
ドアを開けると その先にはまたドアがあって その鍵を開けるのに一苦労し そのドアをやっと開けてもその先にはまたドアがあることは 余りにもわかり切っていることだから 開けたドアをいったん閉めて しばらく .... 確か幸せは
歩いて云々
来てくれないなら
出向いてやろうと

歩いて歩いて
ひたすら疲れて
視界真っ暗で
やたら苦しくて

曲がりくねった
夜の山道
どっち向きかも
解りゃし ....
ドアノブがなくなっているとは!
ドアノブを差す棒しかない!
部屋をくまなく探した
見つからない 見つからない
なぜだろう?

棒をハンカチで回してみた
なんだ ドアが開くじゃない
ドア ....
指針を欲しがっている

根を張った知識をえぐる

本であふれかえった戦場で

今日も血は流れない



天才と狂人の言葉を

おそろいに犯された

こどもたちが借りる

 ....
頭からガソリンをかけて
火をつけて燃やされる男が
ジャケットのCD
500円で陳列されているブックオフ
手に取られては戻される
ドカベンプロ野球編とゴルゴ13 
輪廻のように 始まりと終わ ....
どうか同化なんてしないでください
特異なんですから
得意になってのぼらなくっても
もちろん脱がなくってもいいんです

た(く)ましい面接通過しました

おとなになるために
赤抜け青抜けしなくっちゃ ....
おーい気分は
気分はどうだい
ぼくは泥を吐いて
新しい泥を飲み込んだ

むかいの山小屋で船を編んでいるあの子
おーい
気分は
気分は最悪だ
恋人は早朝出て行った
知らない匂いを ....
部屋を出て
日差しの鋭いこの街を
歩く 僕のことを
誰も何も知らない 
僕は 人とすれ違い
歩いていく そして 
それは正しいのだと言い聞かせる


繰り返される日々
僕は仕事 ....
移ろいにつき従うなら
時ではなく
私は風について行こう
それはいつも流れており
地上を巡り行くから
私は世界を旅するだろう
決して行き着く事なく旅するだろう
過去を嘆く事もなく
未来に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
偶然の可愛さよしたか5*13/3/7 21:08
剥き剥きマン花形新次013/3/7 19:24
月の語り黒髪6*13/3/7 18:20
追憶カルメンオジ...4*13/3/7 18:16
「存在する」の定義五月雨013/3/7 15:45
現代詩スターダスト左屋百色4*13/3/7 15:05
ゆうこちゃんへ平瀬たかのり6*13/3/7 14:45
幻影のバラードあ。2*13/3/7 14:35
かなしい海Lucy26*13/3/7 13:37
増殖お父さん[group]平瀬たかのり3*13/3/7 12:41
仕事のデキる男を演じようとしている北大路京介313/3/7 12:25
火傷しそうなビール注いでいる513/3/7 12:24
夢のカケラくすねて爛れている013/3/7 12:24
サウンドホール梅昆布茶18+*13/3/7 10:21
出入り口は二つが良いイナエ5*13/3/7 9:50
夜の箱階段そらの珊瑚22*13/3/7 9:12
【 春一番 】泡沫恋歌19*13/3/7 8:55
ボーリングフォーコロンバインはたらくくる...213/3/7 8:04
ハイウェイゾンビ魚屋スイソ613/3/7 4:17
夏の話しをきみとする石田とわ12*13/3/7 3:39
連詩 「あづさゆみ」(百行) ベンジャミン 鵜飼千代子[group]鵜飼千代子14*13/3/7 3:19
twitter葉leaf413/3/7 3:18
クローバーカルメンオジ...113/3/7 2:50
ドアノブ小川麻由美3*13/3/7 2:49
レンタル・フィロソフィー村正2*13/3/7 1:40
回転体uraocb113/3/7 0:52
棲む阿ト理恵8*13/3/7 0:43
ふらふら踊っている魚はるな113/3/7 0:37
褐色の日差し番田 513/3/7 0:32
慰藉salco11*13/3/6 23:25

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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