よく晴れた日の朝、公園の人々は僕に優しい。
それぞれの日課をこなす人、ふらりと散歩に来た人。
見ず知らずの人同士がお互いに軽くスマートな挨拶を交わす。
素晴らしい一日の始まりがここにある。
 ....
冬の到来を告げる鐘の音が、枯れ木の山に木霊する。
一日の仕事を終えてヒュッテに戻った老人が、冬支度に勤しむ。
老人は冬が大好きだ。ことにこの雪山においては。
誰も訪れず、誰とも喋らず、ゆった ....
白く輝く太陽が燦々と大地を照らす午後。
奇妙な男が一人、青い鳥を求めて森を彷徨う。
走り出すと思えば急に立ち止まり、そしてまた走り出す。
どうしても青い鳥が欲しいのだ。

立派な身なりも ....
きのうのうちに切り取っておけばよかった空が
手遅れで

防水加工じゃないんだ
雨除けフードならあるけれど

もっと気楽に撮りたい気分の日日が
続いているよ、そういうこと


(もう ....
はなかざりを編んでみたかった
いまはただ、そう思う
ガラス箱のような草のうえで
僕は声を持たない子ども

冷たい妹の胸に耳を当てて
見上げた空には白い斑が散っている
だれか、あの青いガラ ....
エベレスト
いや、エレベスト?
違うな
エロベスト?
ベストエロ?
麻美ゆまかっ!
まあ、なんでもいいけどさ
結局のところ
誰が運ぶかの問題じゃねえのか
老獪なる老婆よ
その知識と悪意にて
若き新芽を摘み取るのをやめよ
その若き男はいづれ
精悍なる立つ者となり
この世をなおす
お前の様な老木に
ひがまれるような者ではないのだ ....
雨ですね
言葉がふえる季節

無口な人の傘が
はっとする色で驚く

傘がそのまま人の
数になり
忘れられるものもまたある

帰る頃には晴れて
笑顔になったり
いっそう激しくなっ ....
梅雨に入ってやっと国が心に添ってきた
木の葉にも花花にもしずくが
わたしの心と同じように
窓ガラスにもほら

頬に伝うのはこれは雨
なみだじゃないよとやっと言える
空のあなたにいまこそ笑 ....
踏切の横の空き地は草ぼうぼう
傾いた陽光が
影と日なたに草はらを分ける

通り抜けるものの風圧と
しつこい音の点滅にせかされ
ひとあし 踏み出そうとする
幼時の一瞬に接続しそうな時間の震 ....
。感謝謝。
病気でもなく正常でもなく

ただ答えに応えたく 生きに。感謝謝。
蒔いた魂の欠片は 涅槃の色合いをもらい 星を取り巻き銀漢を踊る河は煌く

。ありがとう。乗ってゆくよ 空を陸に ....
ギリギリ 覗き見 出来た景色が 
全てだとは 思わないで欲しい と 
君は言った

君の言った 言葉の意味を 
直ぐに 理解 出来たならば 
問題は 無かった

煮詰めたり 解き放した ....
愛が終わって
空がめくれる
耳のうしろに
白い針を刺すのが流行りだした

光のうしろで
てまねきをして
終らない回転をする蝶蝶

きみは
本をとじて
詩を書きはじめた
ちゃんとあなたの優しさが
伝わってるって届いてる?

みんなあなたの救難信号に
気付いてるって解ってる?
遠くやって来た風が吹いていた涙が流れた
言葉を失ってさまよっていた時は流れて君に会えない
僕は風の中の塵涙が流れる君は遠い思い出
世界は今日も廻ってゆく音もなくね

時間はなんのため ....
 耳のなかに
 あらぶる海波が音をたてて打ちよせる
 波うちぎわがあって
 すぐにきえる影をつくって
 雲の列車がゆく

 武器をにぎりしめている
 ビルのうえには
 どこにも ....
窒息する女性


孤立した母親は、子どもに手のかからない
母親側からの子どもの自立を願う
それは自然になされるように見えて
子どもは、家族のために、と自分の気持ちを殺す


泣きたい ....
それから、ぼくたちは
かくれんぼをした
十数えて目を開けて
探したけれどきみはいなくて


それなのに、例えば
ぼくの腰近くまで伸びた草だとか
時折何かがはねているせせらぎとか
どれ ....
相対愛対 おみやげの賞味期限切れてた Aカップの拇印 手賀沼の畔

今、道の駅があるあたり

河童が一匹人を待つ

臆病河童の三太郎

道祖神の裏に隠れて人を待つ

手賀沼の畔

大きな椨(たぶのき)の影で

臆病河童の三太郎 ....
その大地に立った時、私達には理由があった
けれど、その理由はまるで仮初のような
良く言えば柔らかく、形のないものだった

ただ深く、ただ青いだけの私が乗る
ゆらゆらと揺れ ....
聡明であるからこそ


自分の浅はかさを知り


聡明であるからこそ


自分の非力さを知り


聡明であるからこそ


知らなくても良い事を知り


聡明であるか ....
しずかな つばさの抑揚に
呼吸を あわしながら歩きます
しろさの きわだつ蝶を
追うとき わたしの 肩甲骨も
空を感じてました

「おたんぽぽしてるの
ふうてん とばそ」
 ....
私は舞い降りた

そっと爪先で立ち

首筋と背筋を伸ばし

ふんわり舞い降りた

私は言の葉の妖精 


誰かが私を呼ぶ声に

そおっとふんわり

舞い降りた

私は ....
猛り狂い 窓を叩く 真夜中の嵐に

恐る恐る 外の様子を伺おうと

少しだけ開いた窓に 風の爪かかりて

勢いよく開かれた窓に 飛び散るスリガラス

そこには 耳を劈く轟音と ただ闇し ....
どこまでもどこまでも
堕ちていくのが恋ならば
廻り続ける愛こそ望め

君との距離を保ちつつ
君の周りを廻ってた
君を優しく見守って
君の幸せ願ってた

何のきっかけだったろう
ほん ....
僕は知っている
そこには辿り着けないことを

あんなにもくっきり見えているのに
決して近づくことはない

無限と錯覚する時間
僕は何度も歩みを止めて
今いる場所を確かめる

僕は再 ....
  あんパンを頬張る
  午睡のなかでぼくは
  とうめいな壁になっていた
  どこか遠いところから
  木魚の澄んだ響き
  井戸の水に棲むたくさんの微生物
  午睡から醒めてぼ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
朝からの訓示ヒヤシンス5*13/5/31 0:05
湿気たマッチ1*13/5/31 0:03
自然体1*13/5/31 0:02
物語の断片もっぷ113/5/30 23:45
天使は川辺にてsample7*13/5/30 23:25
最高齢登山者花形新次113/5/30 23:09
愛せよ田園313/5/30 22:57
相合傘朧月713/5/30 22:39
わたしの雨傘にはもっぷ513/5/30 21:45
夏草Lucy18*13/5/30 21:30
アンサーソング  へ朝焼彩茜色513/5/30 19:46
ボビン藤鈴呼2*13/5/30 19:17
回転はるな513/5/30 18:58
押し花の栞秋助113/5/30 18:25
風のエトランジェ梅昆布茶513/5/30 18:19
かくれるところのない空には石川敬大913/5/30 17:38
窒息する女性はなもとあお7*13/5/30 15:19
天使は川辺にてあ。8*13/5/30 13:33
相対愛対北大路京介113/5/30 13:27
おみやげの賞味期限切れてた313/5/30 13:27
Aカップの拇印213/5/30 13:26
河童のおはなし……とある蛙14*13/5/30 12:43
カオス中山 マキ113/5/30 12:24
聡明owl113/5/30 10:04
天使は川辺にて[group]るるりら23*13/5/30 9:42
柔らかな日差しに・・・tamami613/5/30 5:15
真夜中の嵐の中で。元親 ミッド213/5/30 2:13
片道螺旋かわぐちひろ113/5/30 0:49
屈折013/5/30 0:35
あんパン[group]草野春心813/5/30 0:00

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