黙っていれば誰からも何にも云われないのに
尖った視線を向けられたりしないのに
黙っていれば誰かが仕方なく引き受けるに違いないのに
形だけの感謝くらいしかされないのに
手を挙げて もしく ....
本当のこと。
全員に嫌われてるってのは無くて、みんな
誰かしらを心配してるし、心配されている。
気づかない所で。何気ないところで。
ある子を見て「あの子どうしたんだろう、
何かあったのか ....
ぽっかり浮かんだ波のうえ
海月のように漂っている僕ふわりふわり
昨日のこともわすれてふわりふわふわ
ろくでなしでふわふわきみが好き
君なしでもふわふわやっぱり君がいい
金色のお月さま ....
!やっぱり今日から生たまごにしようか !
溶いてご飯にかけたらレンジで!チン
(コレステロールが高かったの ?)
茹でたまごにしようかな ?
(一日一個は守ってる? )
おまえ ....
霖雨が好きだ
騒がしい街を沈黙させるから
落陽が好きだ
燃え尽きる前の灯りのようだから
吹雪が好きだ
すべての存在の輪郭を消してしまうから
昨日が好きだ
もう二度と訪れはしな ....
明け方
素になった
あしのうらが
のんびり呼吸をしていた
朝、起きて
人が再び活動を始めたときから
あしうらは忙しい
意にそまない誰かであっても
一緒に過ごさねばならない
破れか ....
ボクと君
なにも言わず
其処にいて
音もたてずに
存在して
遠ざかることもせず
近づくこともしない
言葉を交わすことはなく
通じあう心
共に傷つき
共に成長した
居ること ....
おとうちゃんは田植え機のうえ
おかあちゃんはすきをもって土のなか
青い空のした
風が
ふたりをあおぐ
苗も
気持ち良さそうにゆれている
まぶしいな
いつのまにか
みどりの ....
例えば、東京にて生まれ故郷のお土産が売られてて懐かしく感じ、
同時に、その売れ行きが芳しくない様子を見て少し淋しさを感じ、
同時に、思い出を他人に侵害され過ぎていないことに対する安堵を感じ、
同 ....
さみしさにつける
薬はありませんか
たとえば
夢の言葉とか
理論で詰められない
感情とか
多摩川にて貸しボートに
ゆられるともなく
空いたコカ・コーラの缶は
転がるにまかせ
ふとここを
佐渡の流刑地だと思ってみることにする
みやこわすれに導かれたか
さきほどみたあの紫がよ ....
朝の露を集めて飲み干すと一日の呼吸がはじまる
君の寝癖を愛おしいと想うんだそんな朝のパンとコーンポタージュ
なんの変哲もないひとときをゆっくりと味わって幸せと名づける
人生は定義のしかたでど ....
生まれゆく本能
沢山の欲に駆られるでしょ?
衝動的感情
止まらない歯車見つめてるだけでしょ?
欲しいものは目の前
その手 指 腕で
抱き締めて
壊すくらいにね
身体 ....
あるとき学校で飼っていた鳥が逃げ出した。
教室の渡り廊下から
、屋上の手すりを伝い
校庭の門の下をくぐり抜け街路樹の上
(まてよ、鳥かごが何処にあったのか)
、まるで覚えてはいない。
....
灯りを消してベッドに横たわり
脳裏に
小川を流し
縁に笹の葉を茂らす
夜眠れない
苛立ちを
笹の葉にのせて
流れるにまかせる
明日の不安は
確かにあるが
それも葉にのせて
....
僕たちがゲーセンで得るものなど何もない
ただ一つあるとすれば
二年ほどだけライブモニターに映るプライドだけだ
失うモノは沢山ある
親に安定した老後を送ってもらうだけの
山のような50円硬 ....
〜はるか遠くの 幼く可愛らしいお姉さんのお話〜
「これでおしまい」
触れず隠す それはまさに 「浅く深追いの指」
ぬめり 殻住みの歩み 「静かに音も立てず」
進んだ道の通りに 振り ....
赤いコンバースで踊ってくれ
赤いタンバリンを叩きながら
赤いルージュでくちびるを飾って
真っ青なスキニージーンズに汗が浮き出るまで踊ってくれ
にんじゃりばんばんって言ってくれ
そうしたら蔑ん ....
遠近感を失くした心に
圧し掛かるコンクリート色の空
それは浮力を相殺し
ひと気のない公園の片隅に
鳩のよう
視線は堕ちて行く
否定も肯定もしない
午後の息苦しさは
酸欠した金魚のよ ....
とんがり屋根の上から薄汚れた子どもたちが落ちてきた
彼らは卑しく、とてもずる賢い
知らないうちにお金を盗み、食べ物を奪い取るかもしれない
隠れるのも上手くて、木登りだって得意なや ....
130514
昭和へのミニトリップに使うんだから
お客様を乗せられる
程度の良い
小型のオート三輪を調達して下さい
....
お湯に四回
悲しくてふらついて
水風呂に三回
風呂上がりも
いっちょ前に悲しくて
たぷたぷたぷたぷ
呼び止めて
はしごはずされて
またおかしくなってしま ....
私は私を{ルビ晒=さら}すように
自らを日向に、置いてみる。
天の願いは地へ下り
自ずと夢は実るような気がしてくる
もしその道を歩んだらと
目を瞑り、{ルビ想像=イメージ}してみる
そこに光が射すなら――
すでに・今
道は始まっている
そうして静かに笑っている
打ち寄せる波が
無数の誰のものでもない顔の寄せ集めだと
気づく
波に囲まれてフワフワと飛沫と共に
浮かび上がる髪の隙間に
微細な空気の雨滴
笑っ ....
いっしょになれるかなれないか
あたまで考えたって
ふたつのことしかないのなら
いっしょになったらこうがんばろう
いっしょになれなかったらこうがんばろう
そう思うほうがいい ....
迷ってるときはどっちでもいいから迷ってるんだ
きょう入った店のトイレに
そんな言葉の日めくりカレンダーがかけられていた
どっちに行こうが
問題は起こるんだ
原発をやめ ....
美人は飽きるよねって
この口が言うのか、え?
この口が!
あっ、ご、ごめん
鼻だったのか
間違えちゃった
なんだか
福笑いみたいな顔だな
確かに飽きないけど
わたし、食うわ、と言い放ったくせに
背をまるめて小さな口で啄むように食べる女が好きだった
(なぜ、わたしたちはおもいだす)
この身体がトルコ石でないと知るころには
トロイ・メライは終わっていた ....
うっかりしたり
どうかしていたり
つい他のことで
頭いっぱいになってたり
なんか体調でイラッとしたりして
間違ったことを言ってしまうことなんて
自分いくらでもあるんだから
他人の
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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