かつて僕は七つの海を知っていた
もちろんエーゲ海や神々でさえ

風は僕の味方僕は自由に世界中の港に停泊したものだ
もちろん君たちのジパングも遠い昔訪れたさ

僕にはエンジンというものはない ....
ため息ばかりが出る
思いどおりにゆかないから
当り散らしたくなる
思いどおりにできないことたちに

ナンセンスはわかっている
自分よりも大きな岩は動かせない
自分よりも小さな岩だって
 ....
なまえしかかわせない

なまえしかかわせない

お互い責めてしまうから

それはいちばん遠い心だ

こんなに苦しいいまなのに

鼻血は教えてくれるのか

離れられないそのことを ....
ブラッシングをする
髪の一本一本が深呼吸する
鋏を入れられても黙っている彼らに
たずねてみたい痛くはないのかと

スリーパーをワンピースに替え
点きっぱなしの常夜灯に気がつき消す
コーヒ ....
かなしいような夜が明け
せつないような曇り空
これからはじまる一日は
わたしに意気地を呼ぶだろか

たったひとりの夜が明け
たったひとりの曇り空
オーガンジーのカーテンは
きょうもわた ....
鴉の空の隔たりの
硝子と翠
尖塔と影
描かれた窓から吐き出される火


枝から枝が降る午後の
むこうの午後を聴いている
原と原に挟まれた径
海へゆうるりと下る径

 ....
扉をたたくもののそばに立ち
いつまでも開かない扉を見ている


扉をたたきつづけるものにも
扉を開けようとせぬものにも
何も言わぬまま









 ....
透き通った触れない
線も角もなくなきもしない
扇にかぶった抜け毛の根色
絶対的な漆黒に支配されながら
もう消えてしまいたい、と
泣き続けた夜
だけどそんな闇でさえ 
萎え始める瞬間がある
私の意志とは関係なく
朝は必ずやって来るのだから―
地球が営みを辞めな ....
美しいつちに闇がおちても
太い月を見はなさぬ目がここにある
影がのびるか届くか広がるか潰えるか彩るか
刻みつけよう わからない 言葉のくずが
鳴るほうへまたたくのが みえる

夢のまた夢  ....
あなたの言葉が嬉しくて
甘いコーヒーを入れてみる
布団を干してパジャマをたたんで
やさしい小さい日曜日

良い一日になりますように
穏やかな日でありますように
今日もカップ一杯分の幸福を ....
音のない静かな夜に
ぼんやりとした目で
窓の外を見た

あの空に光が戻るまで
どのくらい待てばいい

何も分からない
ここがどこで
今がいつなのか

陰に沈んで
見つめて ....
夏の星座の下で
コカ・コーラとポテトチップス
行き場を
排除した僕らは
廃棄された遊園地で
誰も居ない遊園地で
こんな歌あったなと思いながら
夏の星座の下で
 ....
震えてた
ニシノカ●に
そんなもんじゃ震えない
そんなものは震えじゃないフザケンナって言いたくなるくらい
震えてた
痺れ、吐き気、寒気、全部本当のことだった
学園長が這い回ってた
PTA ....
「エキストラ・ウォーキング・ゾンビーズ」




あっちこっちで始まっていました
あっちもこっちも吹き飛ばされていました
僕のポジションは端っこでしたから
間違っても先頭にはならなりま ....
[妖怪(尻)べった]
  肥大臀部を横向きにした姿の妖怪。
  戸建の階段のカーブや集合住宅の脱衣所などに潜んでいる。
  これを見ると妻に萎えてしまうようになる。

[妖怪ココゾ]
   ....
ねずみのかあさままくらして、

すやすやねむるこどもらの、

あたまにうつるふうけいは、

まっくらだったりまっしろだ。

えがおをみせたりなみだして、

ひとりぼっちですごしてる ....
死んだらおまえの守護霊になってやる 聞きたくない陰口伝えにきた フォークもらっといて素手で食う 神様、仏様、ご先祖様、

ぼくは手を合わせて祈っていた。

目の前では先生が怒っていた。

神様、仏様、ご先祖様、

本当に手を合わせてぼくは祈った。

先生はいちにちにいちど烈し ....
じこひてい


もうそうは
ふたつのともだちの声で
たしかに言った
「おまえなんかいない」
「あなたはだれかであって“あなた”というひとはいない」って。


わたしはいるのに

 ....
疲れてグッタリした
きみの足を
マッサージするふりして
親指の付け根を舐めてみる
軽く酢の香りがして
舌先がピリッと
痺れる感じがとても良い
あと9本もあるから
それも嬉しい
純米辛 ....
ねじれ歪みながら
空を指す木々が
何かを言いたがっているのじゃない

何か言いたくなるのは
それを見ている私

そうやって
ねじれ歪みながらも
空をめざすのをやめないで
吹く風の中 ....
特異な衝動は
いつも側で息を荒くしている

誰もが異常な何かを
隠して忘れてしまうんだ

そこに居るんだよ?
僕の腹の底で
微笑ましくも目を座らせている
夥しい黒の獣達

暴いて ....
会いたいと言えば
会える距離なのに

会いたいと言える
距離ではないから
君の色はどんな色?
いじわるな質問ではないから
並んだ色鉛筆から
一本だけ取り出して
君の色で画用紙いっぱい塗ってみる
君の色はこんな色
赤 青 緑 黄色 黒 白
ご覧
僕が選んだ ....
ぼくのなかで何かが世界を拒絶している
ぼくのなかできみらを強く拒絶している
理由かい?新聞かTVを視れば分かるだろ

敵前逃亡と呼ばれても結構
卑怯者と蔑まされても結構

ぼくはぼくを守 ....
ログインして現代詩
日の出より先に現代詩
自転車のチェーンがはずれて現代詩
鳥が着地する瞬間は現代詩
雲がちぎれて現代詩
水たまりは現代詩
玄関開けたら2秒で現代詩
スープの隠し味に現代 ....
二元論の世界で
君はこっちだよと
区別される

男は群れ
女は群れ
けれど
区別された側に馴染めず

かといって
もう一方とも馴染めない



気づけば陰口を
叩かれるよ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
沈没船の独り言梅昆布茶1013/5/23 11:05
たとえばツリーを壊すこともっぷ513/5/23 9:50
なまえしかかわせない吉岡ペペロ113/5/23 9:31
もっぷ313/5/23 9:09
613/5/23 8:28
ふるえ こがね木立 悟313/5/23 2:47
ノート(扉)[group]113/5/23 2:46
二月みちゃいろ十二支蝶013/5/23 2:41
食欲夏美かをる24*13/5/23 2:32
もしも十二支蝶113/5/23 2:21
一日の始まりまりあ1*13/5/23 0:54
夜明け莉音313/5/23 0:46
夏の星座の下でホロウ・シカ...7*13/5/23 0:13
ゾンビ・イン・ハイスクール[group]ゴースト(無...3*13/5/22 23:49
体育の授業中は哀しくなる事が多かった 5[group]2*13/5/22 23:48
妖怪辞典(抄)salco13*13/5/22 23:47
ゆめまくらちせ313/5/22 23:42
死んだらおまえの守護霊になってやる北大路京介213/5/22 23:28
聞きたくない陰口伝えにきた313/5/22 23:28
フォークもらっといて素手で食う413/5/22 23:28
教室吉岡ペペロ613/5/22 23:25
じこひていはなもとあお413/5/22 23:15
酸っぱい足花形新次213/5/22 22:07
ねじれた木Lucy18*13/5/22 21:59
狂気は傍らにいるowl213/5/22 20:37
曖昧領域秋助013/5/22 18:30
君の色乱太郎19*13/5/22 17:26
とんだお笑い草だHAL3*13/5/22 16:07
現代詩の現代詩による現代詩のための現代詩左屋百色13*13/5/22 14:48
莉音5*13/5/22 13:02

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