地球の平和を
中国人民解放軍から
守るため
今70年の時を超え甦った
日本が世界に誇る
史上最高の戦闘機
その名も三菱ゼロファイターVZR
これさえあれば
どんな国でも簡単に征 ....
冷房の効いた部屋では落ち着いて眠れない夏
棚に置いた幾つかの花瓶には底のある大きな口が空いていて
這い出そうと暗い肌触りの途中で待ち構えている
ずる賢くて冷たい虫たちの気配を感じる触手
使 ....
精神は
狂った小作農たちが
村八分にしたおかげで
なくなりました
うしないました
山の中へ
すべて
置き忘れて
ひとはうまれたしゅんかんから 死にむかってはぐくまれる
死ぬための生 それが真実かもしれない いきるよろこびは死と明暗なのかもしれない
ものごとにはじめとおわりがあるように
人にもで ....
あたらしい妻とあたらしい夫、
あたらしい家とあたらしい隣人たち
愚かで口うるさい奴らは死んだ
そして煩く吠える犬もいなくなった
穴の開いた靴下はもう履かない
寝苦しい夏の夜に鼾を聞くこと ....
意味のないところから
始めなければならない
奪い
育み
意味もなく
にじみ
ぼやけ
増税のめくらましのなかで
社会保険料ばかりあがってゆく
そ ....
後悔してる?
してない
なら仕方ない
自分で自分にきく
だれもいない海の波のように
つらつらと書いてしまう
事象と事象のはざまに時々揺らぎが存在するような
そんな感覚でいて
ことばとことばの間にもそれらの主張するべき事柄が
あるのではないかと期待して
書いてしまう
....
ドット混んでも良いことない
渋滞は事故のもと
そうだろ?
あの子の名前、検索しても
良いことないのは
気付いてんだろ?
グーグルアースストリートビューで
あの子の家の前まで来た
....
ピアノの純音が美しければ美しいほどその裏には胸の張り裂けるような悲しみがある。
人は誰しも悲しみを背負っている。それは白鳥の慟哭にも似て。
力強くシャウトする歌声の陰には壮絶な人生がある。
....
天空を羽ばたく鳥のように優美で大胆なインプロヴィゼーション。
限りなき才能の泉から清水が次から次へと溢れ出ている。
もはやとどまることを知らない感情の洪水は
我々の乾いた喉を潤し、大河へと流 ....
陽が落ちて寂しくない訳がない
夏の夕暮れほど影を堕とす醸し煙もない
闇雲に靄が浸透する
陰の陽を見抜けなかった愚かさに
ひたすらに問う
由縁を
故に縁を授かった定め ....
夜風に吹かれながら、一人街を彷徨う。
レディ・デイの幻影を求めながら。
街角に佇む店先からはぼんやりとした灯りと
きっと見知らぬ男たちの奏でるジャズが漏れている。
もうどのくらい歩い ....
からっぽの部屋でパンクする
お楽しみ会を楽しめないでいる
キリストもわしの弟子じゃった
五百円のおこづかいで
夏休みがたのしかったのはなぜ?
一万円札をつめ込んで
旅がおもしろくないのはなぜ?
大人に夏休みがないのはなぜ?
つまんないからいらないのさ!
わた飴を頬ばる
浴衣の肩越しで
はちみつ色に ほころぶ
花のゆくえを
やさしく見つめている
ラムネ壜の底で
眠っている夏を
起こさないように
そっと
指をつなぐ
きみの輪郭 ....
月面が皮をめくったので ようやく続きが読める
少し片目くらいの 透き通ったグレイを添付した曙の空の色のページ
わくわくしながら好奇心を胸の中心に 持ち上げてゆく
決して極秘の大人には成れない ....
せみしぐれが
腕組みのまどろみを誘う
青春時代の囁きは
追憶の底に沈殿し
壮年時代の呟きは
回想のなかに溶解し
初老時代の轟きは
....
おれ牛乳屋のバイトしてたからさ
「ちょりース」つって
友達ん家周ったけども
誰もいなかったよね
ホントごめんね
ごめんなさい
水滴が垂れてるんです
壁の方で
「、、で、
へろへろ ....
珍しい生き物
エスの出現が
気分で異なり
日常的にはごはんを食べるくらいの
欲動しかはたらかなくなって
自我が
経てきた年月の
グラデーションを成して
言葉にあらわれる
....
その古い家には
ちいさなあかりとりの天窓があって
夜ふとんに入ると
その窓がいやに気にかかってたまらなくて
ぎゅっと目をつぶった
星も見えないようなちいさな天窓
月明かりだけはぼんやり ....
エタノールがちゃぽちゃぽと揺れてる
それは頭の中のできごと
ねばりけのある暗闇の中で想起するのはエーテル
エタノールとエーテルはにてるにてるてるてるてる
正確には"エ" ....
納期の迫った仕事に気持ちを せきたてられながら
ラジオを流していた
テレビ番組の「しろうと のど自慢」が
地球の裏側のチリで中継されていて
そこであなたは歌い始める
ブラジルやチリと ....
厳密に言うと元デブなんだな
デブは痩せても
デブの間ぱっつんぱっつんだった皮は
伸び切ったまま戻らないのね
だからその余った皮を利用して
滑空するってわけよ
スカイツリーから
東 ....
幻がにうい 現実がにうい 俺はどこだ 今はなんだ
新しい色が 視界の隅から蘇って他の色を消して白くなる
まっすぐ叫んでやろう 貴様を消すまで呪ってやろう
幻がにうい 現実がにうい
破裂した ....
喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく
問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
手紙が送られてくる
まっ白い文面で
わたしはあなたの名を抱く
そうすると世界は痙攣しはじめる
ダメーレ村に
私こそは
神の子だと吹聴し
人心を惑わせている
男がいた
名をコダイモーソンと言った
タマンキは
この村に住む
弟子との
Lineのやり取りで知り
会って話をしようと ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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