物語
ベッドに抱いて眠る夜は静か
手垢に塗れて端っこは噛んでいる
それでもいいの
大切なものなのと
物語の夢を見る
星空がきっと
天井の向こうに広がっている

 *

君 ....
僕は軽くなりたいんだこれまでより軽くね
重すぎる心と身体はもう要らないさ小鳥になって遊ぶ
僕は何者だったというのだろうかそんなのかんけーねーってか
乗り過ぎはいけないがぶっとしていてもダメだ
 ....
あざみの花が咲いた
あざやかに 色づいた
笑い草が生い茂る藪の中に 野薊
たおやかな仕草で天につきさす刃の薊
白い卯の花の薫りの路に まごうことなく薊
どこまでも続く道のところどころに 負け ....
幼稚園のそばを通ると
叫ぶような声で子供たちが歌っている

歌っているというよりは
ぼくのわたしの声が一番大きいんだぞと
叫んでいるようで
うるさくてしょうがないんだけれど
楽しくなって ....
時代に迎合したものは
腐食しやすい傾向がある
二十世紀以降は特に足が早い
あなたがガスオーブンを被り
光速ロケットに乗ったあの日から
世界は五十歳ほど老けた
だがあなたの詩は瞳のように ....
あの空気は笑うしかなかった とうとう守護霊とか言い出したか 守護霊が中二病 かつて 人は 
真夜中に天井裏をばたばた走る音に目覚めても
ネズミだと知れば安心して眠った

 家で餅をついていたころ
 鏡餅を刻んで 部屋に広げた
 子どものおやつを作るために…
 だ ....
異常

ひ と り

 でいること


…話し声がする

私はそんなに
不気味だろうか

私はそんなに
嫌な奴だろうか

或いは私のことなんて
記憶にない人のほうが
 ....
「おはよう」

といってきょうにうまれたひ


「はじめまして」

ひとはわらった


「さようなら」

さみしがった


「いただきます」

ひとはい ....
久しく ベランダの左側に 世界に満たされた月を見た
琥珀色に濁る黄金の鏡

少し大人のように穏やかに ベランダの左側に佇む私達を満たす月
生き物に違いないシンプルなループ

光の物質を黄金 ....
どうしようもない
雨が降ったら外に出よう
あなたの影
探さなくてすむだろう

めざめれば
ひとりぼっち
暑さのあまり肌よりも
わたしにこころよいシーツ

からだを起こす気力を
か ....
睫毛は視界の檻
目蓋を綴じれば微かな光と闇
眼底に残る光景は
遠くへ置き去りにした記憶

思い出の温もりを反芻させ
失った後の冷たい指で
搾り零れ堕ちた雫を
受け止めるだけ

何故 ....
朝露が木の葉から滴り、大地へと馴染んでゆく。
朝日を受けて輝く緑も鮮やかな林の中で、僕は貴方に出会った。
貴方は純白のワンピース姿で、はにかみながら大きな木陰に身を引いた。
大きな麦わら帽子 ....
銀色に輝くあまたの星達に囲まれて、ぼんやりと我等を照らす満月よ。
あなたのその和的に美しい光にどれくらい僕自身救われたろう。
けっして裏切らないあなたの光の帯が、窓から僕の枕元を照らす時、
 ....
「内緒だよ」って
なのに話をしてしまうのは
誰かに知って欲しいから
目の前を幾億もの水玉が通過しては跳ね返り

おろしたての長靴を汚していく

僕は無意味な傘をさしながら

カタツムリが枝を這うのを見ていた


君は雨を喜んでいるの?

どこに向 ....
はじめましてさようなら

それがいちばん素晴らしい

はじめましてさようなら

それがいちばん清々しい

はじめましてさようなら

それがいちばん美しい

何も知らず、何も語ら ....
生きてりゃ

色んなことがあるよねぇ。



割合的にはね、嫌なことの方が

若干多いような気もするけれど

僕らは、そういった嫌なことに遭遇する度に

“リセットボ ....
満六年から十日が経った
書き始めた頃あなたはまだいた
くれた言葉を覚えてる
詩は説明してはいけない

書き始めてから満六年過ぎ
ほどほどからは遠のいて
手足をすっかり突っ込みすぎて
も ....
泣いてしまうほどのこの孤独の起点は
いつの頃のもの
のこされるということは
その後を一人で視るということだった

あなたもあの仔ももう
写真のなかでしか笑わない
音声の無い
笑顔、笑顔 ....
何度も似たような 同じような 空への恋心
自律神経のバランスのとれたような 有り難い 普通に感謝し

今日も過ごす 涼しげな水色の季語を探しながら

近所の犬のお喋り 
うちの猫はお水を飲 ....
最後ですから百本を
断られて三十本
あなたを送る白薔薇たちは
一週間後に燃えました

木箱のなかのあなたには
みえましたか
ちゃんと香りましたか
それとも

壺の入ったさらにまた木 ....
だせばふつうな

おいらのよわさ

ちちんぷいぷい

ちちんぷいぷい


あまえたいけど

そんなことしたら


だせばふつうな

おいらのよわさ

ちちんぷいぷい ....
極端に厳しいものに対し「鬼の様だ」という言い方をよくするね。
ならば、人間社会はまさに鬼の様だ。
社会は、鬼ごっこやかくれんぼの鬼のように
おもに若い者を毎年大量に捕えようと動く。
捕まった者 ....
僕はたぶん君の代わりに生きているんだ
体や心が多少違ったってかつて君は僕で僕は君だったんだもの
僕は君のすべては知らなかった君も僕のすべては知らないだろう
でもいいんだそういう緩い連関でみんな生 ....
             130525


窓の外と内とは温度が違う
風の強さも性質もまるで異なる
海と陸との比熱の関係だというが
それを証明するのはどうし ....
「ママ、なんでみどりなのに、あおっていうの?」
信号を指さして
そう問う
まだ乳くさい我が子を
天才だ! と思った遠い日

わたしは
なんと答えたのだろう

仮に
みどり、と名づけ ....
吐き出したんじゃない

じぶんの声が聞きたかった

誰にもあやまらなくていい

じぶんの声を取り戻したかった

あなたで
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
それでも物語るうめぜき113/5/26 0:53
風に乗る梅昆布茶1213/5/26 0:45
のあざみるるりら13*13/5/25 23:16
叫ぶ子供たち灰泥軽茶1013/5/25 23:04
プラスのイメージただのみきや18*13/5/25 22:45
あの空気は笑うしかなかった北大路京介313/5/25 22:24
とうとう守護霊とか言い出したか313/5/25 22:23
守護霊が中二病113/5/25 22:23
ハツカネズミイナエ6*13/5/25 22:22
ひとり莉音013/5/25 22:12
はじまりとおわりのふしぎから(にんげんというじぶんかってない ...吉澤 未来113/5/25 21:54
琥珀の月朝焼彩茜色613/5/25 21:25
寝惚けまなこの冷静茜井ことは2*13/5/25 20:54
無くしてから分かるものowl213/5/25 20:47
善と美の幻想曲ヒヤシンス2*13/5/25 20:34
月光2*13/5/25 20:31
内緒話秋助013/5/25 18:48
雨の日中村 くらげ013/5/25 18:36
はじめましてさようなら。小鳥遊儚013/5/25 18:29
リセットボタンを押したいかい?元親 ミッド3+13/5/25 16:15
2013.05.25.もっぷ413/5/25 15:25
足りないもの113/5/25 15:23
只の午後を染める朝焼彩茜色613/5/25 15:15
三十本もっぷ413/5/25 14:50
ちちんぷいぷい吉岡ペペロ113/5/25 14:38
渡る世間は…Neutra...2*13/5/25 12:16
僕をいかしてきたものたちへ梅昆布茶413/5/25 11:16
湯船が沖へ、水平線へあおば6*13/5/25 10:55
【仮にみどりと名づけてみる】群青五月のお題、緑から[group]そらの珊瑚20*13/5/25 10:33
あなたで吉岡ペペロ213/5/25 10:05

Home 戻る 最新へ 次へ
2233 2234 2235 2236 2237 2238 2239 2240 2241 2242 2243 2244 2245 2246 2247 2248 2249 2250 2251 2252 2253 2254 2255 2256 2257 2258 2259 2260 2261 2262 2263 2264 2265 2266 2267 2268 2269 2270 2271 2272 2273 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.73sec.