3ブロック先にある小屋の中で
きれいな天使たち ささやいてた
イマジンが大事らしい 笑ってる
俺はいらないね 自殺したい
カーラジオ聞きながら 焦燥
カーラジオ聞きながら ハンドルを ....
自分の死期を悟ったのか
男達は
走り始める
夜のアスファルト
一歩
一歩
重い脂肪を背負って
軋む骨格筋
あえぐ肺胞
追いつかない心拍
青ざめる前頭葉
なぜ彼は走るの ....
狩りは かかとで 踏んでから
継ぎ足す糸屑 齢にかけて
後の視 留守居に 枯草つむ風
狩りは 掛かりに 放らして
かりは かかとで ふみえ みち
あさのは ゆめのき なきわ こるいし ....
朝を告げる
鳥たちは
探してもまだどこにもいない
深い暗がりのなかを
どれぐらい永いのかもわからない
道のりを歩いてゆく
雨でもなく雪でもなく晴でもなく
どこにいるのかもわからずに
....
狂った世界に 独り。
誰もいないのだと この数年思って
生きてきたのだけれども
調子の悪いラヂオから
「 ・・だ・・か・・ いま・・・・か・・ 」
と音声のような ....
鍋に水を張り 火をかける。
沸騰するまでの間に とりあえず死んでみる。
グログロと煮立った鍋に 指を一本
千切って 落とし 再び1時間。
その間にリビングのTV ....
間奏まで唄うのか
明日のラッキーパーソンも僕です
似た名前のマンションが並んでいる
頭が痛いの、
成長痛だと
ごまかした。
悪夢がどんな形になって
飛んでいくのかを
見てた。
誰かの涙のように
なぜか理由もなく
寂しくなって
小雨は降っている
街灯の光りが
点かないうちに
晴れであれば
まだ夕陽の落ちた
跡がかすかに
残っているはずで
少し曇りか ....
さよなら、夜。
深い青の温度。
さよなら、町。
深い霧の色。
さよなら、寂寥。
深い深い夢の後で。
僕はゆっくりと泳いで抜け出す。
下っ腹の
ところに
入っている線が
生命線でして
本数が多いほど
寿命が短いと
言われています
あなたの場合は
数え切れないですから
非常に短命かと
占いじゃなくて
診断だろ ....
俺は
一粒の砂
浜に埋もれて
見分けはつかない
陽ざしに燃える
ベージュ色に乾いた
波線のうねり
その繰り返し
俺は
一枚の枯葉
沢山の緑の
....
普通に
ゴハンに味噌汁に
納豆と干物
を食って
こんだけ
カレーに似てるんだから
カレーを食ったときの
ウンコは
どんだけ
カレーに似てるんだよって
そういえば
意識して
見た ....
境界線の上
渡る 渡る
いつでも踏み外せる
片足は半分を
もう1つの片足は半分を
いつだって…。
境界線から踏み外せば楽だと知っている
逡巡している ....
あの頃の僕には
あなたのありがたい
アドバイスがとてもウザクて
心の中でシールドを張って
出来るだけ聞かない様にしていた
だってそれはせこすぎて
僕の理想像からは遠く離れていて
たとえそ ....
気疲れ
募りに募って
何もする気が起きない
虚しさと切なさを掻き混ぜ
想像という創造 くり返し、くり返し、どこかへと旅立つ
人生って 儚いもの ばかり
人生って ....
私より数秒前に
朝が目をさます
私はそれを
ぼんやりみてる
ぼくらはおどっている
宇宙のこきゅうに乗って
求めあうだろう
離れるだろう
壊すだろう
生みだすだろう
とわのリズムに うつくしいを奏でよう
ぼくらはおどっている
....
想像の創造と創造の想像が織り混ざって砕かれて終って始まって出逢って廃れて蘇って別れて泣いて見い出して繰り返してこれからも
螺旋をえがいた空が鳴った帰る場所は永久、無限、地平線、色、音、光
....
氷点下の海面をすべるように歩いてくる
トラ皮を纏った大男
コーヒーを淹れ、読めない文字の本を開き
そんな話じゃないかと夢想する
職人の手で瓦をはぎとり
レッドシダーが三十年ぶりの陽を ....
朝、
虹がでていたので
一応手をのばしましたが
一色すらつかめませんでした。
なので、
わたしは詩人をやめて
花になりました。
昼、
わたしは
アスファルトには咲いてやらない。
....
枯れてしまった花のよう
希望じゃないけど愛しくて
過ぎてしまった秋のよう
不幸じゃないけど切なくて
も こ き
も ん ぶ
た ろ
う
ち ち ち
ゃ ゃ ゃ
ん ん ん
は は は
ま も ひ ....
小人が乗用のために
農地のミツバチを盗み出して
長いことドライブを楽しんだ後に
今さらながらそのことを悔やんで
思い出したように坂を下る
今さらなのにそのことを悔やんで
死なない薬を一粒飲 ....
そもそも釣り合った対等なカップルではなかった。
つけ込んだと言えば聞こえは悪いが、一時の気の迷いに乗じて
ドサクサに紛れて交際関係を勝ち取ったようなものであったので、
私の側にはいつ振られるか分 ....
ありがとう
三歩さがって
クレパスを
飛び越えた
黒い谷は
(どこまでもは
いかない)
屋上は
(いつだって)
柵に囲まれてるから
わたしの
喉です
絞られたひ ....
死が書けません。
みんなを勇気づけるような死が
書けないのです。
月のない夜、石けり遊び
進める升目は一夜に一つ
蹴った小石がしじまに光る
あなたの石はずうんと進み
あがりをひとり先に ....
2216 2217 2218 2219 2220 2221 2222 2223 2224 2225 2226 2227 2228 2229 2230 2231 2232 2233 2234 2235 2236 2237 2238 2239 2240 2241 2242 2243 2244 2245 2246 2247 2248 2249 2250 2251 2252 2253 2254 2255 2256
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.42sec.