吐瀉物の中にダイヤやルビーやエメラルド
こっくりさんに乱入しよう
おばけ仮装大会で本物が2位
ケーキを食べ終えて
たどりついたベル・エア
あなたが歌ってくれる
やさしい
Rock and roll.
I can hear music playing on a glass record.
I ordered a hot chocolate from the coffee shop in the ....
うらっかえして
溜まった汚れを
洗い流せるなら
洗い流してしまいたい
染み付いた
生活のにおいが取れるなら
取ってしまいたい
今までだって
望んで来たんだから
これからも
きっ ....
「身勝手に生きてきたんだ
大好きなものしか周りにおかないで。
自由に自由に 今日まで、生きてきたよ。幸せだったよ」
テレビで、誰かが死んだニュースが流れるたびに俯いて
自分の部屋にこもって ....
誰にも話せなかったことが
ずっと下にたまっている
ささやかなつみ重ねを
自分ですら見落としていた
時間がたつにつれ
ウヤムヤになっていく話を
ずっと気にしているままだった
以前あ ....
この悲しみに負けない。
そうやって生きる
そうやってずっと生かされてきたから
負けない
怒りに変えたり
憎しみに変えたりしたけど
そうじゃな ....
うつら、うつら
でも
鬱で、現で、眠れない
うつら、うつら
最後の日はいつだった
うつつで、うつら
眠れない
うずら、のたまご、は
今日も確実に生まれていて
でも ....
クリームソーダのクリームが
ゆっくりと溶けていくような喪失感で
わたしは寝られません
痩せ犬に肉付けするのと
無闇に餌をやって肥やすのとは
少し いや かなり違う
肋が浮き上がる胸が大きく上下する
にわかに笑ってみせる
しまった 僕の負けだ
明日を夢見るのと
今日をや ....
とても懐かしいものを見た
男の子が女の子の
スカートめくりをしている
スカートのむこうに
何かがあるのだ
あれは
永遠の命を求める
行為なのではないだろうか
....
(うごかない)
そのまま
わたしはうごいている。
円の隙間から
光 漏れる 「」
。
あ いのちだ
いのちがふっては さわいでいたんだ
どうしよう うごかない
....
夢の中に死んだあのひとがでてきました
鮮明に
あの笑顔でよびかけました
友人のために一肌脱ごうよと
そうだった
あなたのまわりにいつもみんないました
楽しかった
叱られたことさえ ....
白金の雲が天球を流れ
大きな波はぽちゃぽちゃと音を立てて
わたしたちは海を見下ろす小高い丘陵の
点のような椅子に腰掛けていた
腰掛けて
水平線のあやうい空気の色をなぞりながら
ゆっくりとテ ....
南から君は来て
気に入ったみたいだね
この島国
例外の北国もあり
らしいけど
まだわからない
君は風かい
たずねてみると
暦です
という応え
わたしね
八月の電気代が
....
花形さんって
詩を書かれるんですってね
ど、どうしてそれを?
私興味あるなあ
な、何故?
花形さん、普段は明るくって
みんなを笑わせてるじゃないですかあ
そ、そうかな
だけど本当はさみ ....
南半球
夜の港で船を待つ
いつもの星空とちがう
散らばり方がちがう
強くひかる星の位置もちがう
流れ星ひとつ消えるまに
お願いごと
三回唱えることに成功した
....
飛行機がとても苦手だ
人一倍こわいのに
それでも乗るということは
たぶん自殺願望があるのだろう
思春期のころ
エレベータに乗れなくなったことがある
自殺願望があるか ....
特技ショーに安田くんもでるって言ったから
安田くんなにするのって聞いたんだ
そしたらまだ決まってないって言うんだ
そんなの特技ちゃうやろって思ったけど
安田くんは手から鉛筆が落 ....
8月の戯れに嫌気がさした
僕はとろけたチョコレート色に
世界を塗ったくりたい気分で
ほんの数秒ずれた
シャッターチャンスで
笑っている
夕陽が落ちてきて
浴槽をレモン色 ....
(夢をみて 過ごす)
(夢だけをみて 過ごそうとおもった)
7月10日
よしくんが 蝉の抜け殻の中に
ねり消しを詰めて
ブロック塀の上に置いていた
きっと
中身がある
て ....
最も対極の銀漢から 阿羅漢肖るカインの蘇芳色
ヘブライ卍ラテン+サンスクリットの鍵穴 弓張る月に矢を掛け
燦として輝く燻らす渦の最中 暫時司る縁を刻んで斬る
無智叡智の表裏を重ね縫い 生まれ ....
とうめいの
とじひもが
ゆるむ
午睡から目覚めきれない
漠とした意識のなかで
たとえば
カムチャツカ半島からの
かえりみち
{引用=わたしはだれであったのでしょう}
とうめいの
....
人類は死を克服しました。
誰も死なない世界では、妊婦だけが、処刑される。誰も死なない世界で、やはり誰かは死んでいく。温度の少ない電流が臓器を浮かせて、細動を引き起こす。使いものになら ....
お母さん 今日で8年経ちます
さっき シロップ入りのアイスコーヒーを注ぎました
ドトールのではないけれど
どうぞ飲みに来て下さい
私は一分おきにグラスの減りを見てしまう
お ....
きのう人間になりました
大人になるために諦めた恋や夢の墓を荒らしている
女三人寄って各自ラジオ聴いている
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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