夕暮れの 一秒を
握って
ひらいて
ほどいていく
風 吹いたら
暗闇が 死んでいく
手影絵の 一秒
狼が躍って
あの子の モスコミュウルに
キスの味が
しますよう ....
僕の小さな幸福論
TSUTAYAでアランの幸福論を探した もちろんヒルティの幸福論でも良いのだ
幸福な気分になりたかったんだ しばらく味わっていないような気がするんだ
幸福は乾いた日 ....
人は死にます
みんな死にます
老いたり病んだり疲れたりして
どこかへ
行ってしまいます
君だって
僕だって
あそこに居る人だって
テレビの中に居る人だって
穴の ....
全部嘘でしたって言おうよ
本音なんてない
ただ
この建前だけが
本当でした
風は南南西から
遥々やってきた
私は窓を開けて
南南西からの風
をいっぱい招き
入れ風と戯れた
生きている実感
頭から足の爪先
この手の指先に
南南西の風被う
風は ....
安心すると
ねむくなる
亀になって
ねむくなる
君のこうらはどうしたの
ずうっとうしろに脱ぎ捨てて
だからかな
とがってる
かみつきそうな
顔してる
待っててやるから
....
運命を結びなおしている
自分へのご褒美で太る
万有引力を拒否している
一日の話題を ふりかえり
気になっていたこと 何個かを
気にしないようにしたら すぐ忘れた
気まぐれ気分屋だから 思いのまま
信じる言葉も 時と場合で変わっていた
それでいいのか い ....
でんせつの
こっぺぱん
こっぺぱん
でんせつの
こっぺぱん
こっぺぱん
ぼくの愛だけ
こっぺぱん
こっぺぱん
魂が呼ぶよ
こっぺぱん
....
雨が降る夜に
君たちはどうしているのだろう
闇が寝息と交差するとき
夜は優しさを取り戻し
君の胸に雨が降る
聞こえるかい
紫陽花も
小さな寝息を
たてているのが
頭の中が ごちゃごちゃで
次から次へとやってくる お客さんたちが
いくら倒しても減らない モンスターに見えた
何をそんなに おびえているの?
何をそんなに 危ぶむの?
過去をぼそぼそ ....
春には桜に頬を染め
梅雨の紫陽花に頬を濡らす
夏は向日葵と背比べし
秋の紅葉に赤く乾く
冬に山茶花の詩を書いたことがあるだろうか
詩人ってやつは流されやすくて困る
言葉を生ける為だけに ....
谷中ぎんざの通りには
石段に腰を下ろした
紫の髪のお婆さんが
せんべいを割り
群がる鳩に蒔いていた。
向かいの屋台は
木の玩具屋で、おじさんは
「ほれっ」とベーゴマを ....
私は人に、まかせます。
一つの大事なお仕事を。
おまかせするということは
人のこころにいらっしゃる
神におまかせすることです。
そうして神のお返事は
日々、目の前にあら ....
大学の近所は
下着泥棒と
自転車泥棒が異常に多いというのは
所謂都市伝説の類いですから
電車の吊革で十字懸垂するのも
車にロンダードで飛び込むのも
棒高跳びでマンション5階のベランダから
....
朝、カーテンを開いたら
眼下に広がる野原に幾千人のブタクサが
黄色い房の身を揺らし皆で何かを言っている。
物書きを志す{ルビ故=ゆえ}に
家族に慎ましい日々を送らせてしまっている ....
富士山が世界遺産であろうが
なかろうが
どうでもいいんだ
そんなこと
変な外人に
決められる必要はねえんだ、この野郎!
それより
山梨と静岡を統合して
ヤマナシズオカにして欲しい
....
上四方固めを
強制的に
掛けるのは
パワハラでも
セクハラでもあると思うが
それを
69と呼ばせるのは
完全な
セクハラだと思う
でも
相手が
ヤワラちゃんの場合は
逆セクハラ ....
雨が硝子を 舐めるので
時間すら 舐めまわすので
歩くことの意味や 進むことの意味も舐めるので
この世界には もう 紫陽花しかありません
飴細工のように 雨に舐められて
窓の向こう ....
きみはぼくを情熱家だと言う
それで多くのものを得たとも
多くのものの襟を正したとも
でもだ
これだけは覚えておいて欲しい
英語でいう“passion”には
受難という意味があることを
....
チョロチョロ
パッパと
生きていて
グルグル
プッツと
頭がはじける
フツフツ
ポッポと
沸き湧く血潮
ツーツー
トットと
電位の走る脳細胞
ギラギ ....
後悔しそうないろ
夕焼けのいろ
朝から今までを
リセットしていいかな
昨日のあやまち
庭にうめて
明日きれいな花になる
空は捨てられた
想いのかたちの
雲でいっぱいだよ
....
今回は作品をお読みいただき有難うございます。
今後の作品(企画.投稿)の参考に致したく
以下のアンケートにご協力くださいますよう
お願い申し上げます。
1.今回の作品を何でお知りになりまし ....
ねこのまねした石をみつけて
いしのまねして
ねころんで
こかげからとかげがでてきて
たんかきって
マッチすって
ランプこすって
さっぱり
魔法はさびてて
そうだ
ソーダ
のもう
手をつなごうか
心をつなごうか
ねっ
孫を知らない女の名前で呼んだ
神様がいたりいなかったりする
おとなになってもわからないことがある
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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