雑然とした部屋で
日々を過ごして
見えるもの全てを
眼に押し込みたくて
携帯電話の充電
もうそろそろ無くなる
充電しなきゃなあ
面倒臭いなあ
あなた、一人ぼっちは
嫌だって言 ....
ふむ
なるほど
夕飯にカレー3杯食っても
夜食にサッポロ一番塩ラーメン2袋
食っちゃうのは
幼いときに父親から受けた
虐待の影響だと
ふむふむ
それで
朝から焼肉弁当と唐揚げ弁当を
....
ボールペンの芯が折れて
染み出した真っ黒いインクで
書いていた詩は読めなくなって
僕の中からも消えていった
謀ったかのように
産まれた贋作に埋もれながら
僕の部屋はボツになった ....
現実の最中 上り坂の錯覚 向かい風の奥義 流れる最古からの生身の風
ひた向き うつむかず 足元固め 悪戯な煩いに 片目つぶり
人生の最中 過ごす刻 太めに刻み 他愛もない空気の澄みと淀みに
....
きっと夏の晴れた日の朝には
水を求めて何処かの
乾いた草原で
遊牧民族が
馬や山羊たちとともに
次の場所へと
引越する支度をしている
地球の反対側とつながる
国境の意味が
なくな ....
闇を切り裂いて走る稲妻に
たたき落とされたトカゲが岩礁に絡まれ
つぶされて息絶えようとした日
不規則な潮の流れに珊瑚の枝がきしみ
剥離した細胞から芽生えた
悲鳴が海を漂い やがて群れて渦 ....
続くんだね、悲しみは、永遠のように
蝕んでいくんだね、抽象的に、現実的に
くり返されるサブリミナル
やかましいったらありゃしない
網膜を飛び越えて、三半規管まで駄目にする
....
草の皿に
いっぴきのいなごがとまっている
ぼくはいつも色んなことを
すぐに駄目にしてしまう
砂団子のように丸く脆く
君への思いを胸のなかに固めて
....
不規則に配置された
文字間から
いつも僕は
君の世界に忍び込んでいた
大雑把な地図しか
持っていないから
いつも僕は
君の世界の迷い人のひとりだった
草原の向こうから
手 ....
がれきを噛む
直角の月光がきみの
糸切り歯を白く燃やしている
かなしみを心にとめ
そして死ぬように忘れ、
忘れるように死んでいく
もろく、
....
だきしめたものはなんだろう
あの雲にのって
ほんの子どもみたいな
ばかげた思いをしょって
ただ、あたたかな
かおりだけのこったこの手
なんだ ....
真冬日と真夏日が腕相撲をする
が 一勝一敗を繰り返すばかり
で 果てしがなかった
木陰と日向が討論しあった
が 太鼓 ....
数ミクロンの
クリアランスを維持して
唇他、口腔内の
あらゆるパーツは
決して触れることがない
しかし
はた目には
やっているように見える
確かに凄い技術ではある
天才的だ
だ ....
ねぇ星空というのは無数の瞳だ
きみの瞳にぼくはいない
ぼくを通してきみをみている
あの星はなみだをたたえてまたたくんだ
君の瞳のその奥の
ゆらめく悲劇を知ったとき
ぼくはひどく ....
片隅で中国語が聞こえている
それが意味するもの
空にかかる
「月は古い飴玉」
「海は流れ出た油」
それが町中に広がり夜になる
それがわかる
眠れないのなら
眠らなくてもいい
....
鬼げしの
あしたに
黙礼をする
宙へ
零れる
一夜が明けた
蒼さ故
あの月冴える
おいしいうそをついて
世界はおわらない
寝がえりをうったら
あの子が泣いてた
ゼリーみたいな涙してさ
いつまでも覚えている青さを縫って、
(勝手に)、
勝手に生きている、
終わらせない(終わらない)
自由を、(不自由を)
はしりまわって、はしりまわって手に入れて
おいで、と言ってく ....
そういう夜もある
そういう
夜の寒々しさが
怖いよ…
禊のあとのなお熱い身体に
舌に溶ける薄氷の片
そういう夜を幾度となく楽しんでいる
私たちは楽しそうに
舌を出している
誰かと一緒にいたって
ひとりだよ
馬鹿のフリしたって
ひとりだよ
楽しいことは
わかりあえない
一人であそぼーぜ
かくれたって見つかる
逃げたってつかまる
気持ちのい ....
フレンチトーストを焼いて
バナナを切ってヨーグルトと混ぜて
コーヒーメーカーのスイッチを入れる
フレンチトーストは焼きが甘いが
どうせ蜂蜜をかけるのだから味は変わらない
バナナは昨夜買っ ....
夏草に息をつまらせながら
とぎれとぎれのたよりない光跡を追いかける
光跡は小さな流れに出会う
同じ場所で僕たちも出会った
滝のしぶきがかかる地下道を通り抜ける時
すれちがう幸せな記憶をた ....
君と辿る真夏のアスファルト
降り注ぐ太陽光 零れ落ちる夢模様
通り過ぎるバスの音
僕ら逃す運命の鼓動 追いかける記憶と過去
まるで孤独を紛らわすみたいな
そんな日々を繰り返してた
....
裏返った猫がまどろむ
あいこが続いて結婚しました
透明になって殺風景
火星移住計画って聞いた事があるかい
嘘か本当か この星を捨てて
火星へ転がりこもうって考えている人達がいるそうだよ
彼らにとって 愛する という事は
味が無くなるまでひたすら噛み続けた後に
....
空を見上げる。今日は快晴。そんな空とは反対で僕の心は曇天模様。ベランダから眺めたこの空はあまりにも大きくて。どんなに手を伸ばしても、僕の掌には収まらないんだ。溜息ついてベッドに寝転ぶ。あの空と君が重な ....
沁み入る夏の夕べに友と語る。
各々は何処へ行こうとしているのかを。
目指すべきものは見えているのだ。その心の中に。
日毎多様化する手段に混乱し、目の前のハイライトに手を伸ばす。
澱んだ ....
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