がれきを噛む
  直角の月光がきみの
  糸切り歯を白く燃やしている



  かなしみを心にとめ
  そして死ぬように忘れ、
  忘れるように死んでいく
  もろく、
 ....
  だきしめたものはなんだろう
  あの雲にのって
  ほんの子どもみたいな
  ばかげた思いをしょって



  ただ、あたたかな
  かおりだけのこったこの手
  なんだ ....
       真冬日と真夏日が腕相撲をする 
       が 一勝一敗を繰り返すばかり
           で 果てしがなかった

         木陰と日向が討論しあった 
が 太鼓 ....
数ミクロンの
クリアランスを維持して
唇他、口腔内の
あらゆるパーツは
決して触れることがない
しかし
はた目には
やっているように見える

確かに凄い技術ではある
天才的だ
だ ....
ねぇ星空というのは無数の瞳だ

きみの瞳にぼくはいない
ぼくを通してきみをみている

あの星はなみだをたたえてまたたくんだ

君の瞳のその奥の
ゆらめく悲劇を知ったとき
ぼくはひどく ....
片隅で中国語が聞こえている
それが意味するもの

空にかかる
「月は古い飴玉」
「海は流れ出た油」
それが町中に広がり夜になる
それがわかる

眠れないのなら
眠らなくてもいい
 ....
鬼げしの
あしたに
黙礼をする
宙へ
零れる
一夜が明けた
蒼さ故
あの月冴える
おいしいうそをついて
世界はおわらない
寝がえりをうったら
あの子が泣いてた
ゼリーみたいな涙してさ
いつまでも覚えている青さを縫って、
(勝手に)、
勝手に生きている、
終わらせない(終わらない)
自由を、(不自由を)
はしりまわって、はしりまわって手に入れて

おいで、と言ってく ....
そういう夜もある
そういう
夜の寒々しさが

怖いよ…

禊のあとのなお熱い身体に
舌に溶ける薄氷の片
そういう夜を幾度となく楽しんでいる

私たちは楽しそうに
舌を出している
誰かと一緒にいたって
ひとりだよ
馬鹿のフリしたって
ひとりだよ

楽しいことは
わかりあえない
一人であそぼーぜ

かくれたって見つかる
逃げたってつかまる

気持ちのい ....
フレンチトーストを焼いて
バナナを切ってヨーグルトと混ぜて
コーヒーメーカーのスイッチを入れる

フレンチトーストは焼きが甘いが
どうせ蜂蜜をかけるのだから味は変わらない
バナナは昨夜買っ ....
夏草に息をつまらせながら
とぎれとぎれのたよりない光跡を追いかける
光跡は小さな流れに出会う
同じ場所で僕たちも出会った

滝のしぶきがかかる地下道を通り抜ける時
すれちがう幸せな記憶をた ....
君と辿る真夏のアスファルト
降り注ぐ太陽光 零れ落ちる夢模様

通り過ぎるバスの音
僕ら逃す運命の鼓動 追いかける記憶と過去

まるで孤独を紛らわすみたいな
そんな日々を繰り返してた
 ....
裏返った猫がまどろむ あいこが続いて結婚しました 透明になって殺風景 火星移住計画って聞いた事があるかい
嘘か本当か この星を捨てて
火星へ転がりこもうって考えている人達がいるそうだよ
彼らにとって 愛する という事は
味が無くなるまでひたすら噛み続けた後に
 ....
空を見上げる。今日は快晴。そんな空とは反対で僕の心は曇天模様。ベランダから眺めたこの空はあまりにも大きくて。どんなに手を伸ばしても、僕の掌には収まらないんだ。溜息ついてベッドに寝転ぶ。あの空と君が重な .... 沁み入る夏の夕べに友と語る。
各々は何処へ行こうとしているのかを。
目指すべきものは見えているのだ。その心の中に。
日毎多様化する手段に混乱し、目の前のハイライトに手を伸ばす。

澱んだ ....
私は根腐れした薔薇を愛する。
雨にずぶ濡れてなお獲物を探す野良猫を愛する。
休日の窓辺に腰掛けて憂鬱の週明けに悩む友を愛する。
自然と人間を愛する。

私は時代にその名を刻み込んできた先 ....
真夜中のサービスエリアで私は自分を想う。
外灯が車のフロントガラス越しに優しく差し込み、
漂う煙草の煙をぼんやりとこの空間に浮かび上がらせる。
煙草の先端に赤い情熱が宿り、人生が少しずつ減っ ....
日比谷線はいう、秋葉原、小伝馬町、人形町、人形とは「ひとがた」、エレキテルな水平移動の装置から視神経に憑りつく駅名は、脳のどこかの襞裏で痺れ、角砂糖のように崩れ、蟻の行進に流れてゆく、投げ返してくる、 .... 部屋に閉じ籠って
もう一週間は経っている
何かを書いて紙を捨てて
毎日毎日が虚弱な無限ループ


きっかけが欲しい
スイッチを探してる
早く書きたい
でも筆を取るのが怖い
 ....
スマートって
付けると
今風で
いいんじゃないかと
思ったんだけど

実際イメージしてみると
ササッと前戯して
ササッと入れて
ササッと動かして
ササッと出して
「それじゃ、また ....
身体全体が
ポコチンに似てきた
特に
タートルネックの
セーターを
額ぐらいまで
引き上げると
完全に相似だ
よーく見ると
鼻も指も
ポコチンに
似ている

ポコチンに
似 ....
{引用= 
 谷の戸に
雨景の万華鏡をのぞけば 幾何学の
狂い咲く色のはざまに
あのときのアマガエルが いました


 肩をはじく雨の
その中を走るのが、好きだと
狂人のように喜びな ....
紫陽花が長い雨を腐敗させる
6月の暗い休日
僕は母と二人で鎌倉を歩いていた
有名な縁切り寺を目指して

放蕩を重ねた父のせいで
僕たち家族は離散していたのだが
未だに借金だけでは繋がって ....
ギターは女のよう 心をこめなければ響かない
ギタリストはやわではいけないんだ 夜は長い

ときにしくじる事もあるさ ときにはね
でもねインプロビゼーションは最高 もう漏れそうだぜ

雨上が ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
がれきを噛む草野春心613/6/29 9:32
かおり213/6/29 9:23
濁ったバラード 六信天翁213/6/29 9:08
シャドウフェラ花形新次113/6/29 8:39
このにぎやかな孤独にゆったいり013/6/29 7:21
観葉植物春日線香313/6/29 5:39
出あいこしごえ3*13/6/29 5:35
故人1*13/6/29 5:33
おいしいうそはるな713/6/29 4:57
窒息413/6/29 4:53
しとり冷え塩崎みあき1*13/6/29 2:50
一人ぼっちになってあそぼーぜ竜門勇気213/6/29 1:06
フレンチトースト青井513/6/29 0:08
カワグチタケ...613/6/29 0:06
繰り返す真夏のエコーねこ歩き013/6/28 23:58
裏返った猫がまどろむ北大路京介513/6/28 23:38
あいこが続いて結婚しました113/6/28 23:38
透明になって殺風景4*13/6/28 23:38
火の星Neutra...4*13/6/28 23:20
くもり空mashu.013/6/28 21:48
夢を食む兎ヒヤシンス5*13/6/28 21:47
感謝の心7*13/6/28 21:44
サービスエリアにて2*13/6/28 21:41
日本橋人形町乾 加津也9*13/6/28 20:17
書きたくても書けない、とある作家の話。東野 遥汰113/6/28 19:55
スマートセックス花形新次013/6/28 19:25
フラクタル013/6/28 19:00
貧しい詩人月乃助11*13/6/28 19:00
鎌倉 縁切り寺和田カマリ6*13/6/28 18:20
ギタリスト梅昆布茶1513/6/28 18:12

Home 戻る 最新へ 次へ
2199 2200 2201 2202 2203 2204 2205 2206 2207 2208 2209 2210 2211 2212 2213 2214 2215 2216 2217 2218 2219 2220 2221 2222 2223 2224 2225 2226 2227 2228 2229 2230 2231 2232 2233 2234 2235 2236 2237 2238 2239 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.7sec.