砂時計に混ぜたのは アルタイルの残骸
いつか両手が温度を取り戻して 僕が紺色を仰ぐまで
砂と星屑は落ちていく ただ さらさらと落ちていく

枕に蹲る 理念のズレた少女
暇潰しに電子地図を ....
人間を4人
放射状に並べた板の上に載せ
手足を釘で打ち付けたら
溝を彫った丸太に
差し込んで固定する
穴の開いた棒にベアリングをはめ
人間がセットされた丸太を通して立てる
人間にはちょっ ....
詩を書こうとした 理想というものが漠然とあったからか

詩を書こうとしたけど 僕は詩を書きたかったのか 分からない

*

僕は 不安だ でも不安であるか よく分からない

僕は 死に ....
前年比を上回っているのか 弾き出せない心指数
落下した電卓 累計が磨り減ってゆくなんて

完全自惚れだ 

      擦れた声の私の天使 退行してゆく子供の天使に
      ララバイを ....
 水金地火木土天海冥
 そのすべてが一直線に並ぶという
 惑星直列というとても珍しい現象です
 今夜、外に出て空を見上げてみましょう

 先生が言ったとおりにしたボクだったが
 土星の輪っ ....
あなたのおうちの
ありじごくを見せてください
お手間は取らせませんから
男はそう言って庭に回り
しばらくあちらこちらと
何ほどか検討をつけていたが
おもむろにしゃがみ込み
ほらこんなとこ ....
マッコリ美味しいって
ガンガン飲むのを見ると
興奮してきて
モッコリしちゃうんだけど
俺のマッコリは
ゴム越しに触れるのすら嫌なんて
あんまり悲しいし、悔しいから
トイレに行った隙に
 ....
朝日を受けて、今旅立ちの時を迎えようとする者よ。あなたの選択は正しい。
あなたはまだほんのエメラルドの原石かもしれないが、この道をゆくことによってそれは磨き抜かれ、本物の硬質なエメラルドとなるの ....
ポプラ並木をあなたと歩く。
優しい日差しが降り注ぎ、穏やかな風がゆったりと流れてゆく。
僕はあなたの胸の内を知りたくなって、ほんの少しドギマギする。
意地悪な雲が僕の心を見透かしたように、時 ....
時空を超えて今あなたの心に新たな気付きが目覚める。
けれど平和を求めるあなたの心にも邪悪の神は鎮座している。
あなたの為を思って、などという薄っぺらな言葉はいらない。
私が求めるのは今この瞬 ....
ある人物がこの世を去った
享年58歳 若過ぎる死だ
彼は組織人だった

その組織人が独断で命令に背き自分が為すべきだと信じたことを
中枢部の命令に従うと嘘を付いて進めた行為

もし彼が命 ....
雨が降らないうちに
えのころ草を刈りにきた
町外れの原っぱには風が吹いて
無数のえのころが揺れている
どれも丸々と太って
互いに体をこすりつけながら
刈り取られるのを今か今かと待っている
 ....
1.

荒田電装の
スレートの屋根に
砂を
まきながら
夏の午後が
とおりすぎてゆく

猫背の遠浅が
満ちてゆくように




2.

大量に捕った
ショウリョウバ ....
プールの授業は嫌いだから
学校を休みたいという
息継ぎが
うまくできないらしい

ネットで検索してみる
吐かなければ息は吸えない
水中で吐くこと
頭をあげる向きと
タイミングにコツが ....
神は寂しくて気が狂いそうな夜を与えるでしょう 私は与えない 苦味と甘味の狭間で鳴る 見猿言わ猿聞か猿は尻を隠してない 天才になりたかった

天才になりたかった

よそのこがつかえる色を
わたしもつかいたかった
つかえるとおもっていた
こんな筆はこびを
わたしもしたかった

密なしごとを かんがえず ....
  ぼくはいつも
  見当違いのことばかりする
  マンボウ、
  鉛筆の先がじょじょに尖る
  マンボウ、
  ポロシャツの赤が褪せて落ちる
  思い出と花の色は白い
  ビニ ....
東京湾岸の海がちょびっと見えるビルで
暮らしている一人でだ
最近ちょっと楽しいことは
このあたりのビルに
ウミネコが巣を作りだしたのさ
にゃーごにゃーご煩いぜ
隣のビルの管理人のおばちゃん ....
クローゼットの中は
水玉だらけ

大きいのから小さいのまで
たくさんの色

月曜も火曜も水曜も
どこかに水玉があった



知らないでいいことは
知りたくないこと
知 ....
未来があった場所へ向かって生きるんだ

昔は今とほとんど同じ
後悔の材料があるだけ

後悔が懺悔が疎ましくても

今から作って
昔を大きくするだけ

未来は思ったことがあるだろ ....
窓に付いた
紙のきれはし
水のように光り
兆のように消えてゆく


浸透圧
立ち止まる
有るか無いかの
はざまにまたたく


鱗がひとつ
水から離れ
羽根に ....
柱 文字 からだ
数千年の空の筒
蜘蛛の巣の雨
冷たい青
はらいのけては肌に生え
夜明けを夜明けに呼ぶ鉛
炭の地平に羽と浪を描く



真昼の軍政
砂とささやき
 ....
かぎ裂きの浜辺を
ひとり遅れて
虹は歩いた
問いには応えず
奏でる指から流れる血
嵐の先をしめす標
会いたい人に会えぬ代わりに
言葉ばかりが目に降りそそぐ


 ....
少し曲がってしまった空間の
端から端を銀河と呼んでみて
言葉を彩る意味でも掲げれば
誰の一人も傷つくことないし
明日はいたって明日だろうし
パンダは関係なしに笹食うし
 
 ....
おじいちゃん!
んあー
おじいちゃん
何?何か飲みたいの?
喉が渇くの?
おじいちゃん、何が飲みたいの?
んあー、ふあんた
エッ、なに聞こえない
おじいちゃん、しっかりして!
んあー ....
星の形なんて何型かほんとうのところ 手のひらかざして 模れない
五感が星の刺客たちを招いたんだ 悪者なんていないとね

六感が足を洗わせたんだ 悪は飽くなき最良へ招かれる きっと
悪の巣の絡ま ....
            130711




微振動と微笑みながらも
注意深く
居住まいを正す
夾竹桃の花が散ると
涼しくなるのだ
祈るよう ....

潮の香が
心地よくいざなう午後は
大抵の白い壁に
透明のバス停が浮き上がっていて
そこには潮流の到着時刻が

【珊瑚時】
【シオマネキ分】
【ゾエア秒】

海洋性の点字で記さ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ケセランパサランの居着く砂黒乃 桜113/7/12 23:23
人間風車花形新次213/7/12 22:37
カレンダービル113/7/12 21:46
女式朝焼彩茜色5*13/7/12 21:32
なんて思い出が平瀬たかのり3*13/7/12 20:38
蟻地獄春日線香3*13/7/12 19:45
モッコリからマッコリ花形新次013/7/12 19:33
若い人たちへヒヤシンス5*13/7/12 19:20
妻へ8*13/7/12 19:18
遥かなる気付き5*13/7/12 19:16
彼と彼らの献身にHAL3*13/7/12 19:06
えのころ草春日線香10*13/7/12 18:14
午後のスケッチ佐東6*13/7/12 12:57
水のハーブ佐野権太9*13/7/12 12:56
神は寂しくて気が狂いそうな夜を与えるでしょう 私は与えない北大路京介413/7/12 9:40
苦味と甘味の狭間で鳴る313/7/12 9:39
見猿言わ猿聞か猿は尻を隠してない413/7/12 9:39
113/7/12 8:41
マンボウ草野春心413/7/12 3:02
テロリズム青園ルカ113/7/12 1:49
水玉率大西 チハル213/7/12 1:00
go竜門勇気213/7/12 0:49
わかれ まばたき木立 悟313/7/11 23:32
ノート(砂とささやき)[group]613/7/11 23:29
ノート(虹)[group]513/7/11 23:28
パンダは関係なしに笹食うしブルース瀬戸...11*13/7/11 23:20
ファイナルファンタ爺花形新次113/7/11 22:10
星斬侍朝焼彩茜色5*13/7/11 22:03
滑らかな試金石あおば21*13/7/11 21:28
海まで遠く離れている佐東7*13/7/11 21:27

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