{引用=
文月二十日
解剖のひつようもなく
わたしの うちに
命の 砂時計の残りをたしかめる日
オメデトウ
オメデトウ
神々が休むことのないように
あゆみを ....
マックの
1000円バーガーって
パッと見
残飯にしか見えねえぞ
それはさておき
世の中には
様々なニーズが
あるもので
最近知ったのですが
ブスのアイドル
略して
ブスドル ....
蛇口をひねると水が出た
コップから溢れても水は出続けた
いつからかそれが当たり前になり
有り難みも薄まってしまった
母を頼ると愛をくれた
母は無償の愛を与え続けてくれ ....
真夜中に水を打つ音が響く 銀河を泳ぐ魚だ 闇と光のはざまを 滑らかに泳ぐ生き物
それは大宇宙の命の迸り 新しい生命を育む 循環だ
オーロラに彩られ 奴らは泳いでゆく
生命の慈し ....
ぼくの頬を撫でる風は、彼の息吹だ
空に輝く太陽は、彼の瞳だ
向こうにそびえる山並みは、彼の肉体だ
彼は語る
空を震わすあの曲に
ぼくらのこころも震えたならば
彼の歌声を確かに聞いた ....
変わらない日なんてない
水溜まりは乾き
草は地面を覆う
飛ぶ鳥は雲を追い
日は速度を落として沈む
変わらない日なんてない
日記は二日で書かなくなり
アルバムは途中から白紙のまま
....
一歩
踏み入れて
安全を確かめ
もう一歩
入って
どうでもいいことを
しゃべり
そして
いきなり
足が
泥水に
掬われた
そこは
ぬるま湯
腰まで浸かったら
案外
気持 ....
名を望む空があった 写真家の名前だった
写真に収めることを 刹那主義の私だからしない
思い出は極秘の扉の鍵だけで いい 浸らない視線は 名を望む空へ
癒されざる動機に支障をもたらす 生贄 ....
わたしの
気持ちの奥、ずっとずっと
深く
ぐるぐるとうずまくような
或いは
サラサラと零れるような
この名前のないもの
名前がないものに
泣けたりも ....
がたたん
ごととん
外は
いつのまにか暗く
ここまでは来たことがある
という駅を通り過ぎて
全く
知らない場所
予想通りの
小さな駅
どこで降りても
スーパーがあって
コン ....
紙がなければ字は書けぬ
紙がなければ漢字も書けぬ
紙がなければ思考は萎む
紙は機械よりも人肌に合う
それは紙が木から生まれたから
雨が降った次の日
余分なものが洗い流されて
心に残る青空になる
心が浄化された時の
あのスッキリした感じと同じ
青空の下で繰り広げられるドラマ
色褪せない愛を繋げていく
青色 ....
貴方の笑顔が大好きで
少しでも貴方の闇を凌げたらと
私は必死に没頭した
突然の吉報で
貴方を喜ばせられる術を
散々考えてね
やっぱり僕には
こうするしかなかった
僕の大切な ....
あかい死に神を 方角も煙もない風のなかに逃がしていく
雨のなか 金縛る視線は ただ土をただ滅ぼしていくだけ
届くのか 届かぬかわからぬ 厚い雲から離れた夢を一艘の小舟に乗せた
波も浮かぬ 日向に ....
君が居ない未来のこと
明日からはちゃんと考えなきゃな
今日こそこれが最後で
それがこれで何回目?
すり切れるような音に怯えてた
粒だった日々を足の裏で踏みつぶした
悲しいを想像ばかりし ....
切符が手から滑り落ちた
少しぼやけて見えたロータリー
そっと切符を拾い上げたら
時計も、柱も、電工掲示板も
一歩もそこから動いてはいなかった
月曜深夜の椅子取りゲーム
居心地の悪さ ....
{引用=――押見修造「惡の華」に}
くらい月が
きみの瞳にとざされている
歯には海苔がついている
雨をうけた自転車の
車輪からはいやな匂いがする
町 ....
クルマに当たりそうになった子を抱きしめて大丈夫と言った
訊かれてないから答えられない
さよなら切り取って積み上げている
サイキックもなく
ルナティックもない
優しさに融ける強みを整えて歩く
ちょうちんの暖かさでスーっと佇む 永遠の秘密の入り口
蛍を探したくなる心得が呼び覚ます 凛月
草花が耳 ....
星降る夜に
ノクターンを
あなたと並んで
聴いている
深い漆黒の風
灯りは湖の漣だけの
ショパンが
似合いすぎる時間
千回目のメールの後に
やっと会えた二人
だから ....
終わりから、こちらを見ているのは
ああ、名前がないね
そう、もう取り外してしまったの
じゃあ、また
花火みたいに千々に光って消えていく
あれはおとうさん
あれはおかあさん
あれはおと ....
銀月夜の人魚
ほろほろとほろほろと波打ち際で泣いていた 人魚は何が哀しくて 月夜の浜でひそやかに
恋の痛みもありましょう 生きる辛さもありましょう こっそり夜風に伝えましょう
誰に涙 ....
そのプールから出ておいで
共に 水夫の歌を歌おう
小学生ぐらいの女の子が下校中一人で
自分に課したルールで遊んでいるのか
罰ゲームか何かなのか
後ろ向きで住宅街をゆっくり歩いている
月面遊泳のようなスローモーションで
ラ ....
先生、ヨシダくんが
授業中に
ポケットに開けた穴に
手を突っ込んで
自分で自分の
肉棒を丹念に
こねくり回してます
注意して下さい!
しかしね、白木
そんなこと
みんなのまえで
....
胸が裂けた
君のほのあかるい口笛が響く
それを掬う手つきで
詩を書こう
涙が音楽をとじこめている
どこかで聞いたことがあるような
ないような
1?だけ浮き上がる
空を描くように
....
ま夏の背中よろしくこぼれおちる曲線は
ぼくのよろこびにまっすぐに突きささり
それらはやっぱり放物線をえがいている
きみの曲線のおしまいにくちづけをする
そんな目でみたってだめだよ、もう ....
双頭の鷲がその雄大な翼を広げて空高く舞い上がる。
大地の至る所に刻まれる陰影を踏みしめて我らは未来へと進んでゆく。
時の歩みを止める事は出来ないが瞬間をその胸に刻み込む事は出来る。
それらを ....
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