喉元を過ぎた熱さは
記憶の端に刻まれることもなく
ボトル半分の濁り水とともに
朝焼けの彼方に消えていく
問題と解答を丸暗記するだけの
退屈な学習にも飽きて
何度も同じ過ちを繰り返し ....
手紙が送られてくる
まっ白い文面で
わたしはあなたの名を抱く
そうすると世界は痙攣しはじめる
ダメーレ村に
私こそは
神の子だと吹聴し
人心を惑わせている
男がいた
名をコダイモーソンと言った
タマンキは
この村に住む
弟子との
Lineのやり取りで知り
会って話をしようと ....
数十年前
別に嫌いだったわけじゃない 心からあなたを愛していた
ただ 一緒にはいられないんだろうなって
いつからだろう そう言い聞かせてる自分がいたんだ
あなたの愛してるは寂しい…… ....
飛び降り自殺に失敗した
病室の僕 白い四肢
君は何も言わず 手のひらで
僕の頬を 打ちました
僕が生きている事実に
罪を感じたのは いつからだっけ
価値のない命 繋ぐために
他の命を ....
明日の夜は
ポケットに入ってる鍵は使いたくない
明日の夜は
いつもと違うシャンプーで髪を洗いたい
明日の夜は
この布団で眠れませんように
明後日の朝に
....
生きている
やさしいから
目につくことがある
傷つくことがある
こころが折れそうな
日々の機微を
吐き出したくて
みんなときどき意地悪になる
でも大丈夫 ....
ねえ お味噌汁の具って なにがいいと思う 君が尋ねる
そうだなあ なめこや納豆汁 かぶなんかもいいね
僕は味噌汁の中に青汁をいれて飲んでいる 青臭さが消えてのみやすいから
そんな ....
病気になれ 俺が治してやる
妄想も思い出にしている
アンコールのためのステージがある
おとこに捨てられた、
だからノラ猫になった
夜空をみあげにゃあと啼いては
まんまるお目目に三日月うつし
うろついた夜の街には
千鳥足の奴らがい ....
日常に生えふさぼる
魂を刈って過ごした
油断してるとすぐ増える
根ごと抜いてもすぐ生える
恐ろしくしぶとい
恐ろしくしつこい魂
これでいいと思っても
これでいいと思 ....
ゆるやかなカーヴ描いて
夕暮れは無言のまま
裸足の気持ち連れて
だれにも知られず
森に帰ってゆく
透明な跫音響かせ
かさかさと風を編んでいる
青の終わりが
テーブルのうえに
....
壊れたドライヤーを焼却炉に入れた
近所の竹林が昨日の強風で軒並み倒れてるというので
鉈と鋸をホームセンターで買ってきた
「わりとこういうのはとくいなんだ」といって
お箸と菜箸と器とカッ ....
傾いた径を
傾いた柱がなぞり
森を巡り
坂を下る
傍らをすぎる見えないかたちの
わずかな動きにひかるもの
夜の端
夜の痛みを照らすもの
枝から枝へ雨 ....
私は弱いから
貴方に頼ることしか出来なくて
私が弱いから
みんな 私に頼っても
結局何1つ 変わらなくて
どうすればいいの?
声をあげるけど
誰にも聞こえなくて
空回り ....
晩夏の夕焼けを歩く
視界には赤い雲
心なしか涼しい風
40にして惑わずなんていうけれど
オレは惑いまくっているよ
今日も君に逢えた
やがて雲が
夕立を連れて来るとしても
オ ....
記憶の中
焼き付けて
この言葉、
口に出したら
消えてしまうから、
紙の上
記しておこう。
怨みの言葉も
愛しい言葉も
全部、全部、全部
蔑みの言葉も
忌ま ....
....
エロアニメの
吹き替えやってるところを
見学したいのですが
誰か紹介してくれませんか?
それはさておき
ジジイの入れ歯を
洗浄したあとの
ポリデントは
放射能汚染水に比べ
500 ....
暑い中 全校生徒が机に向かって一冊の問題と一枚の解答用紙に悩まされる今日この頃
社会のテスト。
「…宗教の意味は何でしょう。宗教同士での違いによる戦争の理由はなぜでしょう」
なんてっこっ ....
陽はいつも温かくきみから射してくる
風はいつも穏やかにきみから吹いてくる
それは いつも答えだった
それは いつもYESだった
雨はいつも柔らかくきみから降ってくる
鳥はいつも囀りな ....
読みきれない程の本たちの 眠り眠ってる図書館で
そうね、壁は紫がいいわ 綺羅綺羅してるの、ライラック色
甘くて甘いアカシアの 薫りに溺れるその広間
私は独り、泣いて笑って 踊 ....
空には、小さい雲がある。
この町には、ぼくがいる。
ぼくの友人の「友達リスト」にぼくはいる。
空の青は いつか小さな雲の存在を失い、忘れるだろう。
この町は こんなちっぽけなぼくの存在なん ....
昨夜は
本当にありがとうございました
あのとき私は言葉に対して
恐怖しかなくて
期待して絶望する私がとても滑稽で
言葉を拒絶して
足掻いていました
切りそう
切りそう
....
あなたから、一度だけ怒られたことがあります。
小学校に入ってすぐのころ
そのときはすごい剣幕で
だけど私、あなたが怒っていたような悪いこと、ほんとはしてなくて。
ただ、相手の子が間違えてい ....
心臓と似た場所
心臓と似た場所を血が流れる
しらじらとしらじらとしらじらと
しらじらとしらじらとしらじらと
肌と似た場所
肌と似た場所を乳が流れる
しらじらとしらじらとしらじら ....
言葉によって一人歩く
孤独を嫌えば集団があって
集団には鉄の規律があるという
皆、自分を恐れる故、徒党を組み
そして徒党を恐れる事によって自己から逃れ去ろうとする
そうし ....
真昼の陽を
全身に浴び
蒸発しそうな
夏でした
夜中の闇を
吸い込み続けて
窒息しそうな
夏でした
夜明けの空は天高く
苦しまぎれに
起き続けていた
朝で ....
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