持て余している 時間を
持て余している 肉体を
全てを 持て余している 僕らは
力が不足していることに 気づいてはいる
刹那的快楽に 身を任せている
刹那的快楽に 全 ....
「あなたはとても、うりざね顔のエロい顔」
ぶしつけにもほどがある言葉を昔言われたことがある。
まだ生娘だった時。
そして年月が経ち、三十路。
もはやだれも口説きに来やしない。
....
ぼくの暮らす大阪には以下の口承噺があります
北の雄二
ミナミのまこと
東西南北藤山寛美
※作者より
もちろん
雄二は南都雄二氏
まことは藤田ま ....
宇宙をてにいれて
ほっとして
ベランダでハンカチはかわいている
背のたかい鳥
ビル
扉
三角形にきりそろえられた意味
ピアノ
ほっとして
ベランダでハンカチはかわいている ....
誰かが考えてそうなことを思いついた
生前葬に誰も来ない
誤字脱字の多い脅迫文が届く
時々
じょうごがあったらなぁとおもう
たとえば
砂の粒を透明なびんにあつめる時
たとえば
湖水を小分けして胸にしのばせる時
{引用=いちみりも
こぼさずに
うつくしく
やりとげな ....
あなたは自分を愛してくれる人に抱かれて消えたいと思ったことはないかい。
あなたは自分の頭を優しく撫でてくれる人に包まれてなお、このまま消えて
なくなりたいと思ったことはないかい。
一度でも感じた ....
深夜、ある着想をその手に掴んだ者はそっと詩を描くだろう。
詩神にその身を委ねる者がきっと在るだろう。
何の為に、などと野暮な事は聞かないでほしい。
心に溢れて仕方のないものを書き留める者こそ詩人 ....
あの晩、月は出ていたでしょうか。
風は無かったように感じます。
広い公園の芝の上のベンチに一人腰掛けていたあの晩です。
死が最も私にその身を寄せていたあの晩です。
私はどんな些細な言葉 ....
焦げついた蜜
油照りの午後2時08分
萌えたぎるアロカシア
茹でられた風のカーヴ
(Lent et douloureux)
(:ゆっくりと苦しみをもって)
(Lent e ....
通じ合わなくとも
理解っている
ぼくらの法則
ぼくらの約束
言葉にできなくとも
筋道とおる
ぼくらの考え
ぼくらの答え
孤独にとらわれ
弧を描いて落下する
心に何か ....
目がさめると
しぼんだ わたあめ
しぼんだ ふたり
昭和の残党 1980の核弾頭 止まらなぬ時間に 流れる現代
追われる時間 に 首つゃ示談 もったいないね そんな時間
S55 の日々日常 辞めたぜ今じゃ メモリの5
目ざわり目覚まし ....
十日後の蛹は還った、土に
それはどこかの子供に
踏まれてしまったから
大地を踏みしめることを
生きている事だと教わった
羽ばたくことを
人間たちは許さない
....
山の中で
あっを聴いたらだめだ
それは何かの始まりであるかもしれないが
私自身の終わりを意味する予感が
鳥肌ともに飛来する
その人工湖のほとりでは
山奥なのに車の発 ....
雨の季節 あれがあれば、雨にまもず
傘もささずに 針をさす
金の金欠 嫁にばれれば、アコムに足早
借りてごまかす 金のめあす
月日がながれ ずれゆく 己
月をながめ 妻は離れ ....
そこは巨大ホームセンターだった。
「わたしは・シュレッダーを・さがしている」
近くにいた店員を必死の思いで捕まえそれから彼の耳元で三回も叫ばなくてはならなかった。
周りの喧騒は思った以上に激しく ....
錆びた炎 軋む月
夜の裂け目で澱んだ花が踊る
誰も居ない丘に枯れた時計が降りつもる
砕けた虹が撒き散らす痛みの音符は
捩れた星座と狂おしく共振する
仮面の支配者は巨大に聳え
その影 ....
河川敷の少年野球
バックネットにへんばりついていた
アロハシャツのオッサンが
グラウンドに入り込んでくる
小柄なオッサンは
ウェイティングサークルまでやって来ると
いきな ....
白いコーヒーカップが
モジモジしている様子なので
どこか痒いのかと思い
指先でひとしきり掻いてやった
すると紫色の煙が立ち昇り
ケータイの着信音みたいな
安っぽいファンファーレと共に
....
ほんものがほしい
出来れば触れられるもの
出来ればあたたかいもの
ほんものがほしい
あなたもそうだとおもう
ほんものですよ
そう言って触れてあげたい
なのに自信がない
ほんもの ....
花火の中に含まれる古い記憶は飛び散って
郷愁が終わり?
そうじゃなくて……遠い声がする
報いを抱え心の中では
子供がやわらかな表情をとりやってくる
それなら……もう一度思い返して
痛い ....
あちこちで物音がして
生まれたり死んだりしている
洗ったばかりの白いシャツ
でも、なんだか袖を通す気になれず
日曜日はいやなことから目をそらす
べ ....
つまり、詩を書いていることを
被害者に知られ
それをネタに揺すられると思い
殺害したんだな
はい・・・
だがな、花形、被害者はお前に会う前に
お前の詩を読むことについて
友人の元 ....
恐竜のいそうな島に着くと
そのままゴルフ場に向かった
ロッカーに着替えを突っ込んで
朝の涼しい湿りに芝を踏んでゆく
日本でしようが
海外でしようが関係のないはずなのに ....
詩人の方々
告白します
手元にある数十冊の詩集
八割以上は古本屋で買いました
おまけにほとんど百円コーナー
いくつかの本には裏表紙に
詩人のサインと送った相手の名前
生々しく痕跡本です
....
いつか
凪いだ海原にお月さまをみた
空にもお月さま
うさぎがお餅をご馳走している
海のお月さまには
お魚は何をご馳走するのだろう
と案じた
過去をわたしは持つ
早すぎる目覚めに
....
あなたのお花は なんですか
あたしはランタナです
あなたの動物は なんですか
あたしはネコです
あなたのけつえき型は 英型ですか
あ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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