概念上の自動拳銃の引鉄が脳下垂体のなにがしかに風穴を開ける時、眼球はコントラストのバランスを僅かに淡くして、忘れられた観賞用水槽の中の、小魚の死体を含んだ腐った水のような白になる、ゼラチン .... 七時間の分離の後

凍った脳を温めて
溶けたココロを寄せ集めて

自分の存在を置きたいくせに
身体は宙を漂い出す

午前七時三〇分
駅を行きかう人は健気で

真夏の朝はそっと咲く
真っ赤な
パラボラアンテナは
今日も恋をする

南の島の
センチメートル波を
受け取りながら

灼熱の
コンクリートの上で
鮮やかに咲う

真っ赤な
パラボラアンテナは
 ....
 


この孤独な思索者に

私が今、思い考える事とは一体、何か

そんなものには何の意味もないと

ペソアの放つあらゆる言葉達は絶叫している

もし、君が何者かでありたいと望む ....
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた

海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色

 ....
いい人になんか
ならない方がいいとおもう

どこにでもいそうで
あんまりいないといういい人を
どうしてか目指しているあなたは
ほらさみしそう

無理しないでって
言っている私だってほ ....
とびたい
という言葉に対して
どういう思いを抱くかで
その人がどんな人物なのか
おおよそのことはわかる

そう言って
おおよそどんな人物なのか
長い付き合いを持ってしても
未 ....
なかなか切り出せないでいた
嫌われると思っていた
その時が来たらどうするか
ごまかす方法を練習していた

女性に見せるのは
初めてだった
きみの下着を脱がせたら
今度は僕が脱がされる番 ....
くずれた コンクリート
身でたどる 無
囲う羽に 野が歩む

キミドリ草 と 居留守メモ文字
続きの光 撫でて 振り返って

きれの裾 メモに はさまれて
何所へも行けない 行きたくな ....
低い低い太鼓の音が燦と祈り 鳴り罅いる響き
受け取らずにはいられない 貴殿の懐からの暖かな心

遍くこの風に 草を石で磨り潰した色味が 包む 私の懐を
颯爽と澄むこの神無月の空の下に 惹かれる ....
大丈夫か
なんて聞かないで

大丈夫だ
って答えてしまうから
 男がいた
 一度は膝を屈し生まれ在所へ戻った
 そこまではよくあるはなしだ

 だけど男は
 厩へ戻ってきた
 きっとそのとき思ったのだろう
 もう俺にふるさとはないと

 体を鍛 ....
がんばれ
みんなみたいに夢をものにしようよ
失った時のかけら拾い集めた
自分を賭けられる価値をそこに見つけたよ
過去がとっても輝いて見えるなあ
自分をしっかり認識して周りへの配慮を忘れなけれ ....
夜の街
光る街
沈黙の中へと
のみこまれてく街
あなたってばいったい
どこで何してるの
ぼくはこの街を
歩いているよ

クルマやバイクが
アスファルトの道駆けぬけていく
 ....
ひぐらしが
違うひぐらしになってしまう日を
待ち焦がれている


太陽の持つ熱とは別の種類の熱が
わたしを包み
わたしに留まる
何もかも解っている
あとは応えるだけ


この身 ....
朝ぼらけ

星の香り

色彩を描く

長い休符

沈没しようとする船の中で

君の世界は終わらない

砂の中の海

そこにいるあなたが誰であろうとも

ねじれた木

 ....
海から遠い場所で
服についた砂をはらう
風にのってかえる砂は海へ

夏の夕方は
暑さの残り香がぺらりとおちて
いっぽ いっぽ秋にむかう

後ろ姿のこどもは
あなたかもしれない

 ....
嘘はついたらいかんなぁ
嘘をついたらいかんなぁ
そう言いつつ
今日も皆で嘘をつく

とんでもない嘘
些細な嘘
先回りな嘘
後手後手な嘘
意地悪な嘘
優しい嘘
嘘にもいろいろあ ....
今日プリンタのトナーカートリッジが届いた
いま遣ってるMacにトナー残量警告のダイアログが出たためだ
用紙も少なくなっていたので5,000枚を箱買いをした

それは明日も書いたコピーをプリンタ ....
生きる


 ぼくは幼いころから
 暗いクライこの道を歩いている
 今は臭い水の横を歩いている
 
 しばらくたって
 ぼくの目には
 遠くに見える水の色が
 ねずみ色に見えた
 ....
まだ夕方だというのに眠くて
すこし横になっておこうかと考えているうちに
いつのまにか眠りがやってくる
目を覚ますととうに外は暗い
諦めてこのまま寝直してしまおう
と、その前に水を一口

 ....
飼い犬に噛まれた手が人を癒している 知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体を曲げる 徒花に実をつけさせてやる 僕は君をスキャンしてもう一人君を作ってしまった
とても素直で良い娘だ ちょうど昔の君みたいに

3Dプリンターは存在しないものは作れないんだ
僕はまた恋をするだろう 3Dの君に

そして携 ....
顔見ると
大体この子は
将来巨乳になりそうか
わかるんで
スカウトしてきて
立派な巨乳になるように
栄養豊かな食料と
適度なエクセサイズを与え
と言っても強制ではなく
あくまで本人の ....
お漏らしせずに ちょっと我慢して!
もう少しで宇宙までいけるから!

なんて言ったってただのオーガズムじゃね、
上空400キロメートル、ギリギリ地球だよ。

あつーいあつい大気圏抜けて ....
この街全体を見下ろすにはあの廃ビルをのぼればいいんだけど、のぼっても見えるのは廃ビルそして廃ビル、だってこの街はちょいと昔からビルの墓場だから、人々はこの街を離れて新興住宅地の一角、小さな庭付きの家で .... ゆるやかなかたちをした盆の夜に
引き離された電信柱は
ふるえる蝉の叫びを聞きつつ
ただひとり
とーん
と、立っているのであります。

向こうの小路の小さな光は
いったいどいつのあかりで ....
裁判所から出頭の通知が来た

なのにこのこころの優雅さはなんだろう

みんなじぶんが正しくて

みんなじぶんが得をしたいだけだ


そんなことで砕け散るような

俺は岩じゃない
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
音の無い時間には血液の足音が聞こえるホロウ・シカ...0*13/8/17 13:09
いってきますキダタカシ013/8/17 11:31
ハイビスカスnonya16*13/8/17 9:45
もう一人のペソアyamada...113/8/17 1:15
柑子色のパンケーキ夏美かをる29*13/8/17 0:28
いい人の影朧月313/8/16 23:24
とびたい2*13/8/16 23:09
仮性の告白花形新次013/8/16 22:10
つぶ 草砂木10*13/8/16 21:59
神無月の草風朝焼彩茜色7*13/8/16 21:49
大丈夫かなんて聞かないで若林213/8/16 21:31
心に鞭 —加賀武見へ—平瀬たかのり10*13/8/16 21:28
がんばれ黒髪5*13/8/16 21:23
自由な疾走シホ.N213/8/16 20:07
盛夏伊織6*13/8/16 19:59
人のタイトルを勝手に並べると新しい物語が生まれるだろうか左屋百色6*13/8/16 18:29
砂絵朧月613/8/16 18:05
hiroto...1*13/8/16 18:02
『カット! 』HAL8*13/8/16 17:37
生きる札中A斬113/8/16 17:30
洪水の夜春日線香313/8/16 17:21
飼い犬に噛まれた手が人を癒している北大路京介413/8/16 15:39
知り合いかもしれない人に会釈に見えるか見えないかの位置まで体 ...613/8/16 15:39
徒花に実をつけさせてやる113/8/16 15:39
3Dプリンターの悲劇梅昆布茶11*13/8/16 15:14
巨乳牧場花形新次113/8/16 15:14
脳内麻薬で宇宙までなかうち ま...113/8/16 2:05
君ら爆弾、かなり飛んでるざらざらざら...613/8/16 1:20
真夜中の迷子マチネ313/8/16 1:12
俺は岩だ吉岡ペペロ413/8/16 0:43

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