ヒデキ、還暦!
かと思ったら
58歳らしいな
ということで
傷だらけのローラ歌いまーす
ローラ
きみのお父さんはなぜに
ローラ
バングラディシュに
帰ったっきり
戻って来な ....
夜空のもとに
山脈は 青ざめている
思い出
しずめ
鬼蜘蛛と月をからめる
この道
ヒトの形をしているのが奇跡と思える位
あまりにも小さくて柔らかかったあなたを
退院後初めてお風呂に入れた時
私の緊張が伝わったのか
あなたは火がついたように泣き叫んだ
以来あなたが極端に水を ....
ともだちが
女性を
かわいらしく歌った
アイドルの名曲を
ともだちの真似して
歌うことも
もう、できやしない
あなたが
年上の雰囲気たっぷりの
女性達にささやくように
リクエストさ ....
どうでもいい出来事に 一日経過しても怒りは静まらない
しらけた怒りではなく シリアスなんだ何時だって
アタシは直立不動な精神性を持っている 腹の複式呼吸の部分に
新聞の勧誘のアタシを人 ....
バナナとファミコンをリュックに入れて家出のアピール
へべれけ和尚の職歴に偽り
シンメトリーなクレイジーがある
【飛行模型】
露草の花は ひかりをうけて翼のようだから
おだやかな 面もちで 飛び石を踏み外さないように歩く
縁側で 竹ひごが 飛行機雲のように しなやかにのびている
そのなかでも ....
空気がゆがんで見える夏の日
その横断歩道には
日傘を差した若い母親と
目線のしたで無垢な笑顔で話す少年
ひまわりが重い首をゆらつかせ
真夏の中央で木質のような頑丈な茎をのばしている
山 ....
私とは閉じられた一冊の書物である
誰にも隅の隅まで読まれてしまい
そうして、飽きられて部屋の隅に放り出された
そんな書物である
私は・・・私の中の物語が人々にとって
一体 ....
駆け抜ける山道
懐かしい光を脇目に
稲穂の黄は柔く
木々の緑は深く
雲の白は遥か
空の青は澄んで
過ぎ去った日々の美しさに
胸がつまる
そしてまた駆け抜ける
....
出会いの1つに
一生がある・・・・。
にじみ出た物の先
振り払うことの無かった手が
恋だとか
愛しているだとかを通り越して
誰かと誰かを引き寄せる。
魂の共鳴 ....
「ブロッコリー1つ。」
シチューに入れようか?スープにしようか?夏野菜のカレーに入れようか
と
考えている合間に
1個85円のブロッコリーは売り切れた。
豚肉・カレールー ....
夜の終わりを
123数える
不思議とこの町には
生き物の気配がない
あるのは静寂に満ちた
silver moon
雲の隙間を塗っている
ハンカチーフには
春に咲いた花びら
....
赤裸々 ララ ララ 裸子植物
裸子植物のたくましさよ
太古の生命があるのよ
赤道 ドン ドン 肌刺す光
光のとらえどころのなさよ
粒子でもあり 波でもあるのよ
光よ ララ ....
「名刺は、記号。」
だと言われたので
百枚ばかし刷って
十枚二十枚を、鞄に入れた。
「梓ゆいです。」
と言って一枚差し出せば
ひとつの記憶と
ひとつの記号にな ....
悲しみは拭えない
わざわざ拭おうとも思わない
一生分の悲しみを抱え込んだまま
何も、それは私に限ったことじゃない
虚しさは払えない
わざわざ払おうとも思わない
一生 ....
その日はとても暑かった
何をしても集中、出来なかった
砂浜の上を小さな裸足で踏んづける
「いつもここに来るの?」
「辛いことがあった日に来るよ」
「じゃあ今日は辛いの?」と僕は君に聞かなかっ ....
願わくは
初めてじゃなくてもいい
そう言ってくれるあなたの
最後のわたしに
あと何度海を見ようと
あと何度夏を迎えようと
あなたと過ごした夏は
最初で最後の
わたしの永遠の夏だ
寄せる波も
流れる星も
上がる花火も
じりじり太陽も ....
アトムのこどもです
トムキャッスルに住んでます
リトマス試験では紫色になります
エロ度凍結零級
阿ト理恵
アレルギー体質は体質だけど
今んところ
化学物質は大丈夫なのね
キツいヤツとかは試したことないけど
えっ、そういうことじゃない?
へいき違いだ?
ああ、そっちのへいきか
鬱陶しい話題 ....
*
神が人を創ったとか
人が神を創ったとか
今日が誰かの誕生日で
誰かの命日だとか
そんなこと
本当はどうでもよくて
きっと彼は ....
力なんて抜いて 瞳なんか閉じて 足音なんか響かせず
滑走路という幻の残像を束ね括り 放棄な姿勢 気だるい
アバンギャルド メタリックな瞼の上の影り
人工の色彩からの迷彩に砕け澱む 吐いた ....
こんなところで
ベビーカーを押すお母さんが
コーヒーショップに入ってきた
乗っている赤ん坊は周囲への目配りが鋭い
スマホで大声で話している人がいたが
赤ん坊はまるでカメレオンみたい ....
逃げてはいけないらしい
自分から
世界から
逃げたくなるらしい
だれでも
いつかは
ぐるっとみまわしても
手ごたえがなくて
ふっと上をむいたら
いつでも空
足の裏が地球 ....
コトバなんか信じちゃいけない
コトバになんて
あなたの思いを託してはいけない
コトバに
命なんか
絶対に預けてはいけません
それは持っていかれてしまう
たちまち浚われて
悪魔の手先 ....
夕暮れどき
路地をバイクで走りながら
眠気を誘う
ちょうどよい風にゆられながら
家屋やマンションから漏れてくる生活音や話し声
屋根や電信柱の隙間から覗く空に
うとう ....
手の鳴る方に
なるべく
申し分ないから、
助けてあげよう
空から落ちてくる
断わる意味がない
無精髭の話
目を合わせて
返り咲く
2145 2146 2147 2148 2149 2150 2151 2152 2153 2154 2155 2156 2157 2158 2159 2160 2161 2162 2163 2164 2165 2166 2167 2168 2169 2170 2171 2172 2173 2174 2175 2176 2177 2178 2179 2180 2181 2182 2183 2184 2185
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