冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ .... たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
晴れた今日、
日没すこし後の星星の点点と見え始めた
蒼く透けた空のこちら側で
体と影の連結が解ける
風光のなか雲棚引き
さやさやさーーーふーーー……、と
ほほをなぜる
風が耳元で ....
暗がりのなかの水
灯の無い窓に
階段は増えてゆく
樹に埋もれた塔の上部が
少しずつ空になってゆく


花を見つめすぎて
花になるもの
双つの入口
冷えた川を着て融け ....
夜とともに減っていく
時間を受け付けないけものたちの
踏みしめた道がまっすぐ見える

悲しみはすべて
地下鉄を通る行き場のない風に送り
手のひらに
季節のない球を乗せて
鳥からの便りを ....
私の帰るところ

あなたとの
この場所が

そうなるといい

そうすれば もう
私は
どこにも戻らなくていいし
どこにも帰らなくていい

出る時には、
「行ってきます」
戻 ....
まだ寒い昼
中華料理屋へ向かう道を歩く
ポケットにひどく凍えた手を突っ込んで
この仕事もう続けられないなどと
ぼやきながら


現場作業の人に混じって
マー坊豆腐を食べ
この店は乾燥 ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る

果てしない荒野に煌く太陽 ....
  伴奏のない音楽をきいていた
  たぶん
  心のなかで
  夕暮れの時間が
  まぢかにせまっていたあのとき
  ひとりでブランコに座っているきみをみつけた



  し ....
十二月六日
特定秘密保護法が成立しました
国会前には多くの人が集ったと聞いています
私は国会が家から遠くて行けませんでした
この法律の成立を記念して
政治的に詩を書いてみようと思い立ちました ....
ごしごしごしと

顔を洗いながら、

あっ、あっ、あっ、

命が漏れ出していることに気づき

おとととととととととととと

ととととととととととととと

ととととととととととと ....
今夜こどもに戻りましょう 笑い声に聞こえるように泣いた 反面教師を喰う 生まれた時代が悪いのか
育った世界が悪いのか
なぜ私はゴミなのだろうかと考えると
いつも決まって
そんなことが浮かんでは消え
浮かんでは消え

結局のところ
自分が悪いんだとあきらめる ....
罪を滅ぼして何になる

罪という概念自体に罪はない

罪は罪を犯した者の罪ではないか


皆がいつも使う罪滅ぼしという言葉の意味は
罪を償うことだ

罪を犯した者が
悔い改めよう ....
秋の陽を受けて
河原に転がっている小石
何百年も かかって
水に運ばれ
磨かれ
なめらかに 
平たくなって

足もとの一つ
掌にのせ
眺めていると
水切りをしたくなり

幾つ ....
 愛を映す鏡に
 己を見た者はいない

 けれど、
 もし、いたとしたら

 その人は
 どんな姿を
 していたろう?

 イエスや、仏陀の姿を
 多くの人々が、想像しては
  ....
競馬で言うところの父は
元プロレスラー
キングコング・ブルーザー・よしのりで
競馬で言うところの母の父は
元活動家で賭博師の
真行寺たかのりです

そんな血統の私は
現在青物横丁で
 ....
頭脳明晰な俺の妻
しかし俺の偏差値では
筆算がいまだにできない
妻はそんな俺に対し
まともな食事をさせず
手のひらいっぱいのいり大豆を
三日分の食事だといって
手渡してくるのだが
しか ....
iPhoneからの投稿
これはiPhoneからの投稿なんだ
極寒の台場で俺は
なにをしてるかって
それは仕事です
いそがしいのです
女性に対していやらしいことをしたい
篠田君 篠田君 篠田君 篠田君
篠田君 元気かい 篠田君
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
自分の部屋にテレビあります
あっ いいじゃない
篠田君 篠田君 元気かい
もうもくどもよ、

ベッドのあさいところで
指をかぞえる
放射状にならべたままで
つかみあうことができないままで

どの地点にも等しく降る雨のようになれないものごと
すなわち、わた ....
箱の中に夢を詰める?
夢と言うのは詰まるところ夢であり、
観念のユメのほうがずっと思い詰まっていて感動的
作者が行き詰って製作したボックスアートは
それは詰まり敗北であり、
ゆえにコーネル氏 ....
七年の呪縛
三年後の危機

胸のタイマーが
カウントダウンを始める

それは
鼓動と同調して

来るべきときを
予期さえする

なにしても
どうしても

なにもな ....
七里御浜の白砂の端の
岩場から顔を上げ
碧い海の彼方の故郷に
吠え続けたいく春秋
下半身は岩に同化した


桜吹雪に包まれて 
華やぐ心に
霞みに消える空を
呼び止め 呼び戻し
 ....
取り出したばかりの粘土は
幾通りもの生を含んで
ぐにゃり
柔らかく在る

指で押せば
くぼみが現れ
手のひらで転がせば
丸を成す
いびつな複雑さは
魅力的である代わりにとてももろい ....
ただ子供のことを思うだけで
いろいろな将来のことが不安になって
そうして生きていることさえ虚しくなる
誰がそんな思いを受け止めてくれるのか

生きているということを喜びと思えるように
 ....
包み隠さず話すことにしよう

傲慢な魂が足早に歩く階段を
上っているのかはたまた潜ろうとする夕暮れか

どんなに怒鳴っても
高速の降り口では平静を保とうとする機微
許されない事や
周り ....
おかあさんにだって
醜いこころあるよね

乱暴に掃除機かける母
その方がましだね
なんておもう私

無言の父

それぞれに通り過ぎる
まるで街の交差点のように

ちょっと寒い朝 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
被害葉leaf1113/12/11 11:24
そらの最上階[group]るるりら12*13/12/11 11:10
お墓こしごえ3*13/12/11 10:20
ひとつ うつわ木立 悟613/12/11 2:05
拝啓ハッブルよりカマキリ213/12/11 1:50
「HOME」ともりん013/12/11 1:07
LIVEを思い描いている冬の昼休み番田 313/12/11 1:03
風になろう・・・tamami17+13/12/10 23:18
少し早い月のように草野春心313/12/10 22:55
政治的に詩を書く1オイタル1*13/12/10 22:54
「面がない」宇野康平213/12/10 22:49
今夜こどもに戻りましょう北大路京介113/12/10 22:41
笑い声に聞こえるように泣いた813/12/10 22:40
反面教師を喰う213/12/10 22:40
なぜ私はゴミなのか花形新次813/12/10 22:31
罪滅ぼしichiro...5*13/12/10 21:57
イナエ17*13/12/10 21:47
鏡の世界でまーつん913/12/10 21:06
血統花形新次313/12/10 20:26
頭脳明晰セガール、ご...413/12/10 19:21
iPhone113/12/10 19:17
篠田君113/12/10 19:15
_平井容子813/12/10 17:47
つめる白雨113/12/10 17:29
とぶ歳シホ.N313/12/10 17:27
獅子岩イナエ7*13/12/10 15:28
【終わりと始まりと】詩サークル「群青」12月の課題「終」への ...そらの珊瑚2013/12/10 13:29
思いの丈桜 歩美4+*13/12/10 11:46
17年前コバーン413/12/10 10:42
朝の交差点朧月613/12/10 8:50

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