紅茶専門店で珈琲飲んでいる
死んだ眼でロマンポルノ見ている
思春期にED
軽薄さを曖昧にぼかして
一輪の草 風に踊る
仕方なしに去来する思いを
吐き捨てるための錠剤たち
時間こそがすべての源泉で
ひとの営みをめぐるすべての不安は
パンタグラフを走る
細密画 ....
部屋に呼んだ
さやかさんは
時間が来たら帰ろうとしたので
ギュッとしたら
動かなくなった
はじめはドッキリしたけど
そのうち慣れてきて
このままやっていけそうな
気がした
でも、気が ....
曖昧な外気だ
完満たる清貧と 絶えだえに
光る 水に酔う
九十九に折る地図に匂った暮れ
謝りをただ 撫でる
肥沃の丘にくりのべる あの脚たち
を書きおろし
無欲な気化を巡るまま
こ ....
老人は、もはや泣くこともなく
日がな寺の石段に腰かけ、笑うこともなく
そうして人は
化石になってゆくだろうか――
*
昨晩、偶然、点けたTV画面から
私 ....
愛していないと言われたら
喜ばなければならないよ
愛されていた
短くても
そんな時間が
あったってことだから
ありがとう、さやかさん(22 飲食店勤務)
テーブルの下に見え ....
せかいはゆったりしている
小径にすぅと鬼やんまがきえるときも
ほの暗いひんやりとした木かげが
風に戦ぐ
秋の空高く深まる
せかいはゆったりしている
座椅子に ....
生きるのを思い詰めたら
あの角を曲がろう
そしてダウン・タウンに紛れ込むんだ
一文無しの
ありのままの姿で
そして私は翔んでやる
想像力は限界を超え
はるか宇宙へと飛翔する
....
パンティを一枚盗む度に
500万円を徴収するという
パンティ泥棒税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
パンティ泥棒達が
これは同じ罪で
二度罰せられることを
意味するの ....
まだ心拍を確認できていないから
小さな豆粒
あと10日後に確認しにいくね
小さな豆粒
今日は雨が降っていたんだよ とても落ち着く音と控えめな曇り空
一日中眠気が取れず 半 ....
口角からはみ出た口紅を
小指の先でそっと拭う
赤い口紅は
いつも私を強気な女に変える
呪文のように
優しい嘘を口から吐く
独りぼっち
砂の上を歩いていた
彼方にオアシスが見えるけど ....
{引用=
「 そんな 時代でした
また この月をむかえるのですね
*
青年は 凛とし
少女は ひたむきなうつむき顔
( 二度と会えないと けして ....
しびれるくらいの夕立を浴びせられながら、緑のカラコンを落としたと言ってうずくまる彼女のふくら脛を見ている。膚は湿ってはいるのだが水滴がそのまま伝って靴の中に入っていくのが見える。おれは傘を差し ....
澄みきった空
心は軽くトランポリン
つま先に少し力を入れさえすれば
宙に舞う舞うトランポリン
吐き出す息と手のひらバランス
もう少し先へトランポリン
ホイップみたい ....
■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
つり革の人々は
相変わらず揺れ
■ ■ 大波小波が
■■■ 電車内の人々の足を濡らして ....
131015
弾み車の振動を枕に
愉快な楽団員は眠る
ガラパゴス号に乗り込んだまま
帰ってこなかった男もいたが
射殺されなかったのだから
昔 ....
暗がりを廻すまばたきについて
本をひらけば忘れてしまう
脆くまばゆい粉について
うたうことは覆うこと
それでもけして埋まることのない
ひとりとひとりのはざまについて
宙 ....
楠
■くすのき
■■くすだま
■■■くすりのたま
■樟■かわかして箪笥へ
■脳■箪笥からお天道さんへ
■■■悪い虫が来ないように
■■■お日様のほうを見ていると
■■■それは
■楠■ ....
色紙を折って
六角形の船をつくる
水が入らないように
縁を高く折る
かわいいお雛様を折るときに
見えない不安を
そっとつつみこむ
これから
どうなっていくかわからないのに
想えば ....
分析された青空に立つ波としての分割された雲の層
植物たちのひしめき合いから放たれてくる芳醇な気体
俺たち岩だらけの登山道を隊列を作って歩き
すべての壁は初めから存在しなかった
標高と共 ....
呼び声が音階になって
夜を揺らすから
ガソリンの切れた車も
走り出せるんだろう
笑い声が音階になって
朝を燃やすから
魂を失った人形も
歩き出せるんだろう
ねぇ ....
ミルキーウェイに雨が降る
引き裂かれた星たちが
呼び合っているからさ
ミルキーウェイに雨が降る
華やいだ季節が
通り過ぎて行くからさ
溢 ....
よこみちにそれようと
おもえばかんたんな
この夏
あなたがもし私より先に
深い深い眠りについちゃったとして
もうずっとさめない眠りについちゃったとして
あなたが年上であるとか
そんなことどうでもよくて
私はただただひたすら泣いて
3日目に ....
仕事より大変なのは
男と女の関係です。
男と女の関係より大変なのは
友達と呼ぶ人々です。。
友達と呼ぶ人々より大変なのは
家族と呼ぶ団体です。
家族と呼ぶ団体です。 ....
失うものの重みに、泣き崩れる。
見なかったものが、見えるとき
恐怖が沸き上がるのか?
無にした心を労るように
微笑みを失えば崩れてしまいそうで
何も考えずに音楽を流す。
....
ドラえもんが、のび太を叱っている…。
「のび太くん!宿題は終わったのか?」
声を変えても・乳児が成人式を迎えても
お札の顔が女になっても
(言うことは、変わらないらしい…。 ....
公園の中
友達の数はいつも少ない
一人でボールを蹴っていた
一体なぜだろう
秋だから そう
やがていじめがはじまる
日が落ちると
虫の音が辺りにこだましている
2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 2117 2118 2119 2120 2121 2122 2123 2124 2125 2126 2127 2128 2129 2130 2131 2132 2133 2134 2135 2136 2137 2138 2139 2140 2141 2142 2143 2144
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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