ミス車内を選んでいる
{引用=
七見ヶ桜駅南口
文具青井堂では、今も子供達がシールに夢中だ。
その向かいのバルMMは、大衆酒場の先代亡き後、修業先のフランスから戻った
息子のヨダ・ツネミが開いた。
町に移り住んだ ....
あなたが、ショートステイにいったその日
おれは、ふーっ、とため息をつき
ほっとしていて、、、からから泣くこころを持てあましている
いつも一緒にいたい、と願った
いつも一緒にいた
それが当 ....
茨城、栃木、群馬、
千葉、埼玉の住人から
住民税の他に
関東に入れてもらって有り難く思えよ的に
税を徴収するという関東税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する ....
せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて
翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた
観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
905ヘクトパスカルって
血圧に例えると
立ちくらみするぐらいの
低血圧じゃないかと思うのよ
それに比べて
俺の血圧は
気圧に例えると
300ヘクトパスカルぐらいだから
山下達郎が ....
あの朝 若い担任は 粗暴で担任泣かせの君が書いたという「ひとりぼっちのクリスマス」を校長に見せた。感動した校長は涙ぐみ集会で紹介していた。だが この話には君ではない原作者がいた。
母子家庭の少なくな ....
青月
青月の現代、
詩に興味のない子供たちは
わざと水たまりを歩き音をたてる
それは未来まで響く
大人たちは
水たまりをよけて歩き
詩をよんで
陸もない海もない道もない
地図をつ ....
十月、黄昏
やさしい人の涙を僕は知らない
誰か呼んでいる (猫の仔のようにか細く)
振り向けば街をすり抜けいつかの風が吹く
頬に触れる、あのなつかしい指先で
がまぶしくて目を閉 ....
ブランコ
息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために
前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
....
みみたぶは
いつも冷えている
熱い鍋肌にうっかり触ってしまった
わたしの指を冷やすために
みみたぶは
きっと知っている
それがうっかりではなくて
わざと、であったかもしれないことを
知 ....
白いものばかり
愛していました
わたし
四角い
消しゴムを
四角く切り分け
わたしは
それが真実の白だと
知っていました
あの人の書いた
ひとつの
美しい文字
....
正直に言います
あなたのことが好きになったきっかけは
性格ではなく、その容姿です
周りを見てみたら
あなただけがその中でマシだったのです
あなたの色んな表情を見てきました
これってつま ....
別れを伝え行く人々の亡骸を積み上げるかの様に
上を目指してゆく・・・・。
「残忍に、なってしまったのだ。」と
泣いたのは最初だけ。
今では
戦場の一人となった。
( ....
会えると感じた、深夜の歌舞伎町。
都心へと向かう電車内は、乗客もまばらで
反対列車の人々の顔が
余計に疲れて見える。
(とくん。とくん。とくん。)
とくん
....
小さな灯りにため息は漏れて
不安だというように
二つの瞳は一点を見つめる。
手をつなごうと差し出せば
暗闇の中で迷子になり
泣いてしまう私がいる。。
(大切にしたい ....
一体何をしているのだろう
そこへ行くには 言葉はいらない
歩く どこへともなく
向かう先の遮られた その 言葉を乗り越えて
理想の自分を思いながら生きてきた気もする
そんなことを考えて ....
メロディはなくとも
リズムがある
声はなくとも
ペンがある
時系列に沿わなくとも
字列の同時性がある
ストーリーはなくとも
フィーリングがある
意味はなくとも
....
忘れた頃に咲いた花が実になり
葉に埋もれて隠れるように林檎の姿になった
でも とても小さくて梅の実のよう
実をすぐりおえた枝の 摘まれなかった花芽
咲いたからには 結実せずにはいられない
発 ....
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た
だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
....
屋上に出ないと
月は見えなかった
実際、現実、考えて
うまくいってないことばかり
月は
結局雲で見えなかった
汚いガムを
踏んだ、から
地団太を踏んだ
....
実際に会ったことはないけれど
パソコンの画面の中であなたは
相手をとても思いやる方でした
一年が経ちます
あなたの思いやりに触れらませんでした
自分は思いやりに欠けるようになりました
....
(いきよう、いきよう、いきよう)と――
この体中に張り巡らされた、血の管を
絶え間なくも流れゆく
命の声は何処へ往く?
昨日?
今日?
明日?
いや、今だ― ....
忘れることのない忘れ物
もどることのない道程
いつまで経っても
忘れることのない思い出
それでも帰れない道程
帰りたくない道程
時計は過去を写さない
それでもお前は ....
すっぴんと
化粧したときとのギャップに応じて
化粧品代に課税するという
すっぴん税法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対するギャル系女子と
35歳独身OL が
....
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している
インドでは有名だと言い張っている
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる
トゥーアーリー、トゥフォガット
(ノートの隅に、死に際のさよならを書いた
意地汚くも弱々しいこの本音は、墓場まで持っていく)
指先の色も
まるい肩も
あの黒い月が ....
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