父失った子が母親によしよししている 花びらが傘に落ちて風に流れる

夕焼け色のミルフィーユが珈琲を呼んでいるよ

眠り姫は もうすぐ起きる準備
「おはよう」まで もうちょっと

悲しい音楽は夏の深い深い海に置いてきたよ
 ....
重機で見事にさら地となった公園で、工業油臭い軍手、いくつ
か拾って胃に石を詰めた。冷たい朝は、練りこんだ軟膏もひど
く騒ぐだけで、隣人は笑う。

幼児は、水溜りに浮かぶ歪んだ己の顔を見て泣く。 ....
思い描いた未来なんて
無意味なまぼろし
窓のガラスに描いた夢
流れ去って行く雲を数えて
惰眠を貪っている内に
ひとり丘に取り残されて
春かと思っていたのに
秋風が立っている

私を育 ....
  よいこのみなさん
  もう 帰る時間ですよ
  じこにあわないように
  みんなで気をつけて帰りましょう




耳慣れた防災無線の放送に今日ももう終業か、と時計を見ると
まだ4 ....
職場でりんごをひとつ貰った
婦長の実家が青森のりんご農園なのだ

あっちゅが
「丸かじりしたい!!」
と言うので、洗って手渡すと
にこにこして持って行った


「食べ終わ ....
無一文の今日

近所の古本屋を何件か回って
ジャンルごと本売り分けた

最後のブックオフで買い叩かれた
それでも今日、実に清清しい気分になった

別れた本にありがとうと言うのも何だか空 ....
生きている意味 分からなくなって
それでも生きていくために

壊れかけた心 何とかしたくて もがいてた

そうだ
あたたかい真綿でぐるぐる巻きにして
そっとポケットにしまおう

 ....
君はどうして手首を隠すの?
知ってるよ。その刻まれた憂鬱を
周りの奴らは君のことを病み上がりみたいだとか言うけど
それも一つの君だと思うね

これから僕と君は嘘のように親密になるだろう
そ ....
言葉は呟かれている
世界は吐き出されている
鞄は持たれている
人間は産み出されている

受け身を受けている言葉
修飾されている修飾語
幸福にされている人生
不幸にさらされる人生

 ....
あなたのことを
いつからおもい
ただようこころ
いだきながら
よるにつぶやくひとこと

あなたに・・・

いつもこころは
ともにあると
しらせたくて 
くせあるもじで
てが ....
晩秋の午後の光が
逆光となって何も見えない
あれから何十年も経った気がするけど
たった12年しか経っていない
いろんな事があった
本当にいろんな事があったけど
やっと君を赦せるよ
今の君 ....
交錯してはじけ飛ぶ
星と星が互いを結び合っても
会いたい人に会えないのは通例
国土は狭い
されど東京は広い

偶像や願望を石に見立てて
斜 ....
会いたいな
会いたいな
今年もやさしいあなたに会いたい

いつでも私を見かけるたび
やあお嬢さんと挨拶してくれる

薄紫色の私のドレスを
きれいだねって褒めてくれる

また今年も
 ....
輪廻。それからの脱却。
それは容易になされる。
為した方が居る。
語りかける。
成せよ成せよと。
幾度となく聴いたであろうか
淡い色の流れるメロディーに
様々な思い出が走馬灯の如く
回る風景はどこまでも優しい


幾度となく眺めたであろうか
淡い色の流れるメロディーを
木馬に乗り浮 ....
たとえ毒でも


美しい紫色を飲むと決めたら


 ....
おやすみなさい
今日の日は過ぎた
明日は親知らずを抜きに行く

二週間前に予約して
あっというまに
今日が来た

虫歯になっていますから
治療したとしてもどうせ
使いみちのない歯だ ....
自分の人生を自分で決められる幸せを
噛みしめるべきなのかもしれないけれど
迷って 逃げて 流されてばかりきたような気がする

自分のことなのだから
決めなくちゃいけないことは沢山あるのに
 ....
二番目でも良いと言った女が一番 パワーストーンのパワーにおされている 略したほうが長い 静かな夜 月明かりは遠く

鳥籠の中 私は人形のように動かない

どこかで聞こえるメロディー

私の心はほんの少し鼓動を始めた

微かな声を聞いた

「自由を見つけてみて ....
ほんとうに好きかどうかわからないあなたの
欲をカラオケで満たしたとき
どうして涙が出そうになったのかな
身体じゃなくて 心が穢れたとおもったのかな
想うのはいつも家族のことなのはどうしてかな
 ....
ゴミ処理場だって
場外馬券売り場だって
下手すりゃ
コンビニだって
隣に出来たら
文句言う訳だからさ
自分ら使うくせに

要は距離の問題なのよ
自分家から遠けりゃ
例えばアフリカに ....
{引用=
忘れ去られた化石のように
 書籍がたちならぶ


黴は 胞子のにおい
 博物館の展示品さながら
 標本とみまがい、


ここでは もう誰も
 紙に書かれた物語を
 手 ....
木の天辺に腰かけて 青空と雲ばかり見る
木の葉を見下ろして 草が波のよう
風から生まれる 花の歌
花しか知らない 風の夢

靴が かかとから外れて
靴が 足から うっとりと飛ぶ
羽など  ....
楽しいことなら
何でもやりたい
とアフロにサングラスで
思って来たが

楽しいはずが
やりはじめると
真剣になりすぎて
全然楽しくなくなるのが
性分のようで

今では
食うこと ....
 

待ちくたびれたわ

あなたは肝心なときに いつも笑っているけれど

私のことを本当は どう思っているの

あなたのちょっとした仕草で ドキドキしたり

そっけない ....
日常は駆けてゆく

羽ばたく翼は海を渡る 惑星に映る影

空のベール 明け方の月 水面に写る白い裸体

心音が身体に響く そっと触れた

言葉とは無 足音が近づいていく
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
父失った子が母親によしよししている北大路京介413/11/5 23:47
(秋の待ち伏せ) #pw秋組4*13/11/5 23:46
「蹲る女」宇野康平213/11/5 23:38
セッド シーsalco1113/11/5 23:13
冬のおしらせ伊織7*13/11/5 22:49
リンゴの丸かじりの仕方鵜飼千代子24+*13/11/5 22:36
無一文の今日モティーコ713/11/5 22:26
ゆっくりと ゆっくりと葉月桜子4*13/11/5 22:12
Wrist北橋勇輝113/11/5 21:52
受け身西園 虚汰113/11/5 16:36
隠し言葉龍九音2*13/11/5 16:06
赦す渡辺亘113/11/5 15:33
革命少女中山 マキ213/11/5 15:17
サフラン[group]未有花15*13/11/5 10:03
脱却ドクダミ五十...113/11/5 5:53
風のメロディー・・・tamami613/11/5 4:24
たとえ毒でもTAT113/11/5 1:52
おやすみなさいLucy20*13/11/5 0:31
進む路群青ジャム113/11/5 0:01
二番目でも良いと言った女が一番北大路京介2*13/11/4 23:41
パワーストーンのパワーにおされている413/11/4 23:41
略したほうが長い613/11/4 23:40
「心の籠」夜月 こころ013/11/4 23:28
人肌恋しいあなたへゆず213/11/4 22:38
庶民の真理花形新次413/11/4 21:03
booked will月乃助813/11/4 20:54
み どり砂木15*13/11/4 20:30
セックスの思い出花形新次113/11/4 19:36
「片思い」夜月 こころ113/11/4 19:29
「日常」 213/11/4 19:26

Home 戻る 最新へ 次へ
2086 2087 2088 2089 2090 2091 2092 2093 2094 2095 2096 2097 2098 2099 2100 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 2117 2118 2119 2120 2121 2122 2123 2124 2125 2126 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.88sec.