閉ざされた空間に
そっとしゃがみ込む
消え逝く記憶の間に
確かに残る感触
「忘れても良いよ」
「そう云うと思ったよ」
区切られた時系列で
淀みなく進む作業
失望とか諦め ....
除草剤をまくために
貴族のサロンでは集会
目を盗み生えてくる
名前はいらない草たち
花の散る間も与えず
花の色もわからず
せめてメネデールを
さよならには刺激的な味
急勾配の坂にひ ....
無題?
わかってもらえなくてもいいけど
このしゅんかんがいちばんきれいなんだ
わかってくれやしないだろうけど
いっときだってめがはなせないんだ
わかってくれたらうれしいんだけど
もうほ ....
露天風呂に
注がれる湯を見ていた
細い竹筒を通って
それは 私のいる場所へと
落ちてくる
水面に触れるだけで
透明だった湯は
たちどころに白く濁る
真暗闇なのに
ほのかに明 ....
マグマが 中心
歯車狂った ネロ宇宙人
アースにカーソル合わす 琉九の 銃芯
★春夏秋冬 ちりゆく桜
似合ってねーよ金に狂った奴に桜のバッチは(X2)
成り上がり 名が上が ....
夜になっても
愛はきみの胸にあった
海のむこうでさびしくともる
うすぐらい光のように
いま、雨は
何処にも降っていない
ただそんな予感だけが、
あ ....
ダンスを踊ろう
暗くせまいところで
水と草の 香り蕩けるポルカ
いつまでも 甘く舌にざらつくタンゴ
ぼくが 小さな椅子にすわって
うつむいているよ ....
住宅地の向こうに
田畑があり小川が流れて
せせらぎが響き渡る
文明が発達しても
昔の豊かさを感じさせる
小川のせせらぎは
夢を見ているようなふわふわした
優しさへいざなう音色
....
60歳以上のじいさんを捕らえ
入れ歯に爆弾を仕掛けて
町中に放つ
じいさんが
固いものを噛んだら
起爆スイッチが入って爆発し
周囲30kmは
草木一本残らない
おじいちゃーん
な ....
僕は「時」が欲しい
細切れにされた時間
スマートフォンによって刻印され、タイムカードによって切り取られた時間
そんな時間はもういらない
誰もがFXの一分一秒の落差で
天国 ....
明滅を繰り返す信号
冬空の下
数光年先からの呼びかけに意識を傾ければ
聞こえる
体の奥に流れる
あつい血のながれ
「あ、星がおちた」
「ほら、また、おちた」
胸のあたり ....
私がもしも
粒子になったら
あなたのところに飛んでいこう
私が
私とわからない
でも
あなたはわかってくれる
(ご遺体の損傷がひどく
(確認にはずいぶん 時間がかかりました
(カ ....
そうそう こんな夜はないだろう
私は おえつを漏らしながら泣く
私のかたわらには夫
私の夫はテレビを見る
私のもの言わぬ夫
そうそう こんな夜はないだろう
私は おえつを漏らし泣く
....
泡沫詩人は泡沫として生涯を終えねばならない
泡と知って砕けるしか無い
積み重ねた人生のすべてを
噛み締めた苦渋を
水の泡と悟って笑うんだ
クソほどの価値もない!目眩ましの純情を殺せ! ....
僕は眠る
夢の中で 僕は
泳ぐ景色の自分を描いた
水の中で 太陽を 求めた
僕は思う そして
吹く 笛を
石ころとは手の中の音楽
手に強く 握りしめる
無力な体
そ ....
安売りのつまらないゲーム後の虚脱感欲しさに
ベビーカーいっぱいに思い出の写真を詰めて、
夜が明けるまえに街灯の少ない我が街を練り歩
く。コンビニで売ってる勃起するドリンクは老
人ホームを不夜城 ....
虹色の橋を駆け抜けて 光の川を渡る
知らないはずの懐かしいばしょ
むがむちゅうで おいしい匂い 追いかけて
....
巨乳偽装の
内部告発が後を絶たない
今日もまた
関西系列のラブホテルで
デリバリー従業員が
Aカップのショボパイを
Jカップの超巨乳と偽り
それでいて
料金は同じにしていたことが発 ....
段違い平行棒と
サーカスの空中ブランコが
一瞬にして 重なる
ふわり 浮き上がる様は
真夏の 人魚
いつもは 飛沫が お友達
たまに 渋木を 恋人にして
日々 励むの
い ....
社会の影に父
死ぬまで内緒を忘れている
見失った自分が扱いづらい
街が 色とりどりに装飾された季節
いつの間にか 心は踊り ざわざわして
気がつけば はじまりは訪れる
思いはたくさんあるけれど
うまく言葉にできなくて
伝えたい事も 話せないま ....
簡単に見えたものがどんどんそうでなくなるの
呼吸を整えてもまた喉がつまって
秋の風吹くひまわり畑の中で
あの日のサンダルでできた靴擦れをこじらせてる
夏を秋を冬を春を
もう何度も知っ ....
最初は無骨で地味で
冴えない靴だと思った
わずかに白い糸の縫製が丁寧であること
靴紐の穴が登山靴風に六角の鋲が打ってあってしっかりした外観なのと
黒地に白いソールのアクセントのバランスがよ ....
手紙を書こう
愛する人へ向けて
触れる度に傷つけるような
そんな接し方しか
出来なくても
言葉と空間を介してなら
紙というフィルターを通してなら
少しは、あ ....
土に還れない落ち葉は
一枚一枚
くっきりと形をとどめたまま
美しい標本のように
雨の舗道に貼りついて
幾度も
踏みしだかれ
やがて晴れた日の
風に
粉末となって
舞い上がる
べランダで
煙草を燻らせながら
空を見上げれば
今夜は
冬の星座が良く見える
風も無く
空気が澄んでいるようだ
道に迷ったら
ポラリスを探せばいいと
昔のドラマで言っていたことを ....
たたかれても 怖がられても
一日中笑顔で過ごす
他には表情が無いから
人間と同じ姿に作られて
どこで間違ったか
喜怒哀楽が有るように錯覚されて
人と遊びたいとも思わない ....
久しぶりに、いよちゃんに会ったら、前歯が1本なくなっていた。笑ったとき、いたずらっぽくみえる。
乳歯が抜けかかっていたのを、えいやっと自分で抜いてしまったらしい。それを見て母親はびっくりしたと話して ....
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