陽光の下で
青と黄を混ぜると
草原の芽吹きが広がった
もっと青と黄を溶かそう
芽覚めてゆけるように
きみと
この景色を見るために
すれ違う影がまた新たな哀しみを映し出す
このまま君と再び出逢うことなく一生を送るのだろうか
顔を見合わせ君の本当の気持ちが知りたい
いっそのこと、僕のココロのうちを明かそうか
ねぇ ....
君の肌の感触を想い描きながら丸いカーブを這う指先
まだ出逢ったコトのない感触が私を夢の世界へと誘(いざな)う
それは白い、白い夢
誰にも邪魔されない私だけの幻
ひとりぼっちの遊戯(アソビ) ....
ヒトは見た目ですべて決まるんだって
もしもそれがホントなら人間ってよっぽどカシコイんだね
見た目だけですべて判断されるならきっと清いココロなんていらなくなる
仮面の下にキタナイ下心隠していて ....
また東北新幹線の連結器が外れた
二度目とのことで対策を打つまでは
連結しないで走ったことで
連結走行のメリットを知った
連結することで
限られたリソースを
効率的に使っているのは
結 ....
○「終活」
一日一日を
丁寧に生きていこう
後戻りできない人生だから
○「待っている人」
ワイフが入院して気づいたことがある
誰もいない真っ暗闇の家だと
帰る気持ちがいつものようにわ ....
狂える世界の中で
正常なのは己一人だったら
己一人が狂っている
ということになりはすまいか
ガリレオさん
あなたのような身の上になるとは
せめても身の回りだけは
青く清浄なる ....
おれたち闇を見てる
おれたち夜を見てる
おれたち風を見てる
おれたち今を見てる
おれたち虹を見てる
おれたち春を見てる
おれたち海を見てる
おれたち光を見てる
....
おっぺけぺ
と、
魂を透き抜け
脳髄に足音
響かす宇宙の
自らに宿り 、
月明かりに照らされ
浮き立つ
自らの肉身の滅び 、
賭博投機の
対象となり果てた
母なる大地に
....
あなたに会ってすぐに
夢を見ていることに気づいた
夢の中でくらい元気でいてほしかったのに
弱々しいかつての微笑み
もう二度と会えない眼差し
懐かしくて抱き寄せてもすり抜ける
夢が覚めないよ ....
よもぎが新芽をだしました
そろそろ餅をつくころです。
茹でて混ぜてペッタンペッタン
餅がだんだん色づきます。
一口切りにとりわけて
きな粉をふって
はい、お地蔵さん
その、あしもとに ....
1.
夜の闇を抜けて、光が差す場所へ
心の中で叫ぶ声が響く空へ
重い足取りで 階段を上るたび
見えない未来を掴む その手を伸ばして
泣いた日々、喜びも悲しみも、
すべてを越えて進むんだ
....
何気なくひらいた
絵本の頁のなかに
千代紙で折られたお雛様が
はさまれていた
どうしてそこにいたのか
記憶をさらっても
出てくるのは
春の真水ばかり
けれど
そのお雛様には見覚え ....
あなたは
とうに知っているだろう、自由に書くということの{ルビ荊棘=けいきょく}を
はるかにふかいふかい穴の奥底から
虐げられた名馬たちのいななきが聴こえる
ではただちにそれを装備し また外 ....
おっきなあいつがいるからかな
あすをよぶ7時が
こわくてたまらん
桜咲くらん
おおきな玉ねぎのした
川面のはないかだ
花粉のつごもり
めまぐるしいR7
いきるかいきまいか
....
戦争と平和
クリミア半島を手中におさめたプーチンの
第三次世界大戦を匂わせた脅しに怯えながらもと
思わせながら情報抵抗力をあげていた私達
この世界ひかりより速いものはないと
教わって ....
〝思いやり〟という旗を振りながら
ヒトの心を泥の付いた靴で踏みにじり
薄ら笑いを浮かべてる
青白い陰が不気味に揺らめきながら
僕の周りを取り囲むよ
どんなに
逃げても、
逃げても、
....
哀しみの連鎖が僕の身体を締め付ける
絡み付く鉄の感触が僕の精神を徐々に冷たく冷やしてゆく
あぁ、何を言ったって無駄なコトさ
弁解の余地は箪笥の隙間ほど残されていやしない
ふたりの間に吹く隙 ....
クルクルと舞いながら笑うのは誰?
ノッペリと白い仮面がお似合いのふたり
華やかな衣装を身に纏い愉しそうに踊っている
客席から色とりどりの花達が羨ましそうに見つめているよ
舞台は歓喜を極めや ....
才能というのは、なんでしょう。一度才能のあると思う人と話し合ってみたいテーマであります。
僕が一つ思うのは才能のある人は記憶や、記録というものにとても敏感で、大切にしますね。
つまり表現者という意 ....
何故あの時
自称詩の世界に飛び込んでしまったのか
もっと違うことに時間を使っていれば
こんな風にならずに済んでいたのではないか
と後悔してみても
取り立てて他に取り柄がないから
どのみちう ....
体温を摩耗した少しずつ違う服
対人に摩擦したヒダと整合するひだ
ときにぴたっと嵌りつつ
春に忘れて
ねつにうなされ
風のじゅうたんに浮かされ
斜線の人差し指にいちげき
さくら ....
はる、
勉強机と低い本棚の間に架けられた、
一本のクモの糸、
その事が今なんだか妙にうれしい、
それは春が春のなかを渡り歩いたという、
ささやかで、
たしかな軌跡、
ひさしぶりに開け放っ ....
夕景、
日ようび、
電信塔は、
今日、という休日を、
あるいは、平日の日々を経た、
この一週間、
を、ほぼ締めくくるように、
この赤い夕陽のなか、
きわめて、
黒い、
きわめてシン ....
音楽や言語の旋律によって意識が肉体から引き剝がされんとする瞬間、乖離の中に痛みや苦しみなど微塵もないことを知るだろう、人間としての知性と生物としての本能が共鳴するためには、生半可な覚悟じゃ到底成し ....
頭の中の世界と
目の前の世界との距離は
どれぐらいだろう
と
パソコンを見ながら思う
僕はパソコンの構成部品の数も材質も
ましてやプログラム(?)なんて ....
突出スル
肉身からの意識の
カガヤキ それ
白銀ノ威容 、
黄金の球体の輪郭
なぞり辿り
反射しながら
水滴の連弾、
木霊スル光響となり
滲み出す この世の神性、
征服 ....
封筒のなかで
街をそだてる
来る日も来る日も
細かくしたえさを与えて
ある春に
耐えがたい眠気に襲われるまま
5年も、6年も
あるいは500年も眠ってしまった
春は何度もや ....
時の残酷さ
足元がどんどん陥没していく
落ちないようにひたすら走った
どこに行けばいいのか
行けるのか
想像するのは難しく
迫り来る恐怖で
少しも上手く走れなかった
転んでもう駄目だと ....
しずくはしずかに背中を叩・・・・・・く
ずっと忘れていた 歌だっ・・・・・た
くにへは 帰らないと決め・・・・た
はるかむかしに 誓った声・・・を
しまい損ねた夢が 映すの・・か
ずる賢い ....
2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
0.48sec.