テーブルには いちごがあった
私は食べたかったのを我慢して
クローゼットの横に体操ずわりした

パパとママはお互いを罵り合う
傷つけ合いながら 存在を否定しあう


出て行けとパパはい ....
存在する自分に怯えている
そして眠りに落ちていく毎日
どうすればいいのかを考る毎日
この目は 何かを探している
遠い国では春が訪れ
そんなことを考えている
つまらない思いがする そんな ....
   

卵がスウィングしている
托卵容疑の直滑降は不恰好に喉を塞ぎ
やがて破裂して口いっぱい
玻璃 瑠璃 瑪瑙 罵詈 雑言
秩序の欠如は流星し
脳裏がそっと炙り出す
片手に毬 錦の手 ....
 

願わくは、
どうか僕より
先に死んでください
あなたの居ない絶望を
舐めるように
味わいたいのです

願わくは、
どうか僕より
不幸でいてください
あなたを幸せにする方法 ....




私は砂。
水を含み、泥となって、
いつか形にならねばならない。
砂。

茫洋と昔の空を思い出す。
空はいつでも高くて、
私は不自由で。
とても自由だっ ....
生きてるって何?

私だけが生きている
私の家族だけが生きている
私の会社の社員だけが生きている
静岡県民だけが生きている
日本国民だけが生きている
アジア人だけが生きている
世界の人 ....
なんとはなしに気ぜわしい夕暮れ
劇場に向かう華やいだ人々の甲高いイタリア語
船着場に打ち寄せられたのは老いて死んだカモメ
ひたひたと岸壁を打つ波音だけの静寂

午後には特別なミサがあった
 ....
私が眠たいと思う時はいつも外は暗く
私が眠りから覚めると いつも外は明るい

そんな事がとても不思議だけれど、そうなる事が
決められているようでとても嫌いだった

眠たい時や目覚めの時なん ....
今年最も寒い日の
いちばん大きく育っていた霜柱を
みわたす限りの霜柱を
惜しげもなく踏みつけてしまう、



ずるい。
 



2000M下、仰け反った夜が
静かに揺れている


さみしい、と
囁きが零れそうな唇に蓋をして
彼女は窓ガラスを
吐息で曇らせた


優しくて、優しすぎて
だか ....
小学6年生まで
おねしょをしていた
しかも左利きだ
犯罪者の経歴に
よくあることを知り
こりゃ、悪いことしないわけには
いかないなと思うようになった
しかも最近
朝、ウンコがしたくなっ ....
 ○

喪失 は
まとわりつくのだ!

 ○

おぎゃあと出現し
 A 何をすべきか・・・時代からの問い
 B 何がしたいのか・・・自身からの問い
 C 何ができるのか・・・生存す ....
キジを撃ちに行って来る
と犬小屋を出たまま
もう4年になる
五反田のキャバクラ「コメットさん」で
お父さんが指名したアリサちゃんが
「お願い、一回やらせて!」と懇願されて
とてもキモかった ....
「果」という字をじぃ…っと見ていたら
「田」のマスに、よっつの実が浮かんできた
「木」の下には、見えない根が巡っていた

「果」という、くだものの木の姿を現す
ひとつの漢字の幹の中に
(天 ....
陥没した心の中でくだを巻く
ある程度成長をすると
人は途端に行き詰るのか
岐路という岐路を乗り越えて
果てていくならば
出来る限り穏や ....
電気を節約するために
暖房のリモコンを
遠くに置いて
日がな布団に包まり
みの虫の姿で、本を読む。

外から帰り
しろい吐息をはく妻が
傍らに坐るので
火照った手を取り
少々疲れた ....
「軽くふれて下さい」という場所に
そっと手をあてると、自ずとドアは開いた。  

人の心も、軽くふれてみようと思う。  
             140116
なんというのでしょうか
外は快晴
北国の方には嫉まれるような青空
それなのに
寒いだの風が冷たいだの
喉が痛むのだと言いたい放題
マスクが飛ぶよう ....
言葉のナイフで樽から飛び出す 誰もいないとこでお世辞を言っている 妊婦が乗って女性専用車両が冷たくなった 世界中のありとあらゆる生き物が
一度は足を運んだことのある映画館
数十席の腐りかけた椅子が並んでいる
かつては誰もがここに座りたがった

八十分のフィルムしか流さない
それ以上でもそれ ....
勿体 無いから 蓋をした
重箱の隅を 突いて見る

ツツツツツ〜
其れは 雨粒の如く 
流れ 始める

針の 切っ先が 見えたなら
次に 会えるは 赤き雫

いや… そうじゃあ な ....
ヒカリゴケのように輝く言葉を探して3年が経った
ひとくちに3年と言っても様々なことがあった
かす漬けの美味しさに目覚めたし
沖縄の楽器に手を出して挫折した

そうして割れがちな爪でひかれる辞 ....
夕闇がやってくる気配
それは決まって
南向きの玄関の隅から生まれた
冷えていく板張りに寝転がって
図書室で借りてきた本を読んでいると
ふいに呼ばれる
声、
のようなものに

夜が
 ....
「おかん、今日の朝ごはんなに?」
「今日、フの味噌汁よ」
「キョウフの味噌汁……!」
(ここでXジャパンの「紅」が流れ出す)
「隠し味 おかんの塩味 なつかしい 入れたのはシマヤ だしの素かも ....
飲み過ぎて
この5時間の記憶がない

あるのは
枕元のメモ帳に書いてある じゅもん

ラミパスラミパス ルルルルルー

なるほど
鏡を見ると元の俺


何に変身したんだっけ? ....
腕から力を抜くには
一旦手を握りしめて
振りながら脱力して
それが在ることを忘れる

考え続けて
不安になったら
安心できる人に話す
日記に書く
言葉で握りしめた後で
考えない ....
トマト

みんなと仲良くやりなさい 好き嫌いを作っちゃだめだよ
子供の頃の僕に 先生や親たちはそう言って聞かせていたっけ
教室の隅に追いやられ 一人で悶絶していたあの頃の自分
誰も助けてくれ ....
夜の明けた日に
だけど 眠りに落とされた
この世界があり
そんな 自分にこそ 世界がある


楽しいことを思う
そして 自分を思うとき 理解する
また 眠りに落とされては
思う場 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
パパとママ葉月桜子914/1/17 0:13
どうしようもない日番田 214/1/17 0:07
誰が卵を置いたのかただのみきや17*14/1/16 22:54
STARDUST自転車に乗れ...214/1/16 22:32
田園4*14/1/16 22:30
地球が生きているichiro...2*14/1/16 22:25
ラグーナ藤原絵理子214/1/16 21:51
暗明リィ0*14/1/16 21:25
白い朝伊織3*14/1/16 21:06
海抜自転車に乗れ...114/1/16 21:04
プロファイリング花形新次014/1/16 20:57
○6つ空丸ゆらぎ714/1/16 20:54
お父さんが帰って来ない花形新次014/1/16 19:21
いのちの文字  服部 剛5*14/1/16 18:01
煙草を1本下さい中山 マキ0*14/1/16 17:52
掌の花服部 剛6*14/1/16 17:42
自動ドア13*14/1/16 17:30
なにかあおば15*14/1/16 14:35
言葉のナイフで樽から飛び出す北大路京介314/1/16 13:08
誰もいないとこでお世辞を言っている414/1/16 13:08
妊婦が乗って女性専用車両が冷たくなった314/1/16 13:08
オプシオン竜門勇気214/1/16 12:14
重箱の隅藤鈴呼2*14/1/16 10:52
ベスト[group]ふるる13*14/1/16 10:42
夕闇そらの珊瑚2514/1/16 9:00
おかんにゃんしー214/1/16 8:48
ラミパスラミパス ルルルルルーichiro...3*14/1/16 3:46
悩み過ぎないためのレッスン殿岡秀秋514/1/16 2:51
トマトitukam...1*14/1/16 2:33
風のない日番田 114/1/16 0:50

Home 戻る 最新へ 次へ
2076 2077 2078 2079 2080 2081 2082 2083 2084 2085 2086 2087 2088 2089 2090 2091 2092 2093 2094 2095 2096 2097 2098 2099 2100 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.65sec.