きみのおくの ひかるとかげ
ねむそうで やさしいしるし
触れようとした すこし
ここも ひんやりと
朝の気配に 湿ってしずかだ
空になったペットボトル
森のなかの ....
冬の吐息を吸い込んで
淋しいくらいに青い空。
枯れた草の香りと、
乾いた車のひびきと、
あてどないぼくとこの道。
どこへ行ってもいいのに
まぶしいくらい自由 ....
いつか俺達は死ぬんだけど
(なぁ?凄いと思わないか?俺も君もいつか絶対、百パー死ぬんだぜ。老衰とかガンとか交通事故とかクーデターとかでさ。嘘みたいだ。全然納得 ....
静脈血が 三日月の光を跳ね返しながら
ながくほそい道を決められたとおりながれてゆく
運命はそこかしこに石のように置かれ
時々、砂をかぶって見えなくなる
....
131124
ひぃーふぅーみぃー
ひとさし
なかゆび
くすりゆび
3本指を押っ立てた
一刺し100円
消えいりそうな声 ....
誰もケガしなくて
よかったね
冗談じゃない!
愛車を路肩でこすったじゃないか
こんなにボーナス出て
よかったね
冗談じゃない!
あれだけがんばったのに これっぽっちか
....
きょうが土曜日なのか日曜日なのか悩みながら
くわいという言葉をgoogleで検索する
そうそうこういう形だったなとつぶやいて押すi-Podの再生ボタン
ショパンの作った可 ....
あなたに言葉を伝えたときのほとんどは
誤解を解きたかったり
僕のことをわかって欲しかったりしたときだった
今でも同じ理由であなたに話しかけたくなるときがある
もう今は
届かないけど
....
踏んだアクセル
心がバネみたいに
飛び出した 夜の高速道路の対向車線から
情熱が そんな風に 感覚として
感じられないまま 私は
体をなくした 見えない 夜の世界の
闇の中から
ひど ....
近所にもらった卵等を
朱色の{ルビ巾着=きんちゃく}袋に入れて
割れないように気遣いながら
時折かさっこそっと音立てる
卵の歌が聞こえるようで
自分の歌に重なるようで
....
数は未知数
棄て駒はいつも捨て身で
少しの燃料を積み
自由のために炎の中をかけていった
どこから狙われているのか
生きる僕はいつでもターゲット
ここが僕の心臓だ ....
長野県小諸の
非公認ゆるキャラだが
青い舌がチョロチョロ出たり入ったり
好きな食べ物の設定が
腐肉だったりして
ゆるいどころか
子ども達は一歩も近づかない
ベリーハードキャラである
不注意でピカルディを
生まれて初めて割ってしまった
その刹那あなたの姿が帰ってきた
絶対に大丈夫と思っていた強化ガラス
この世に絶対なんてないと言いたかったのか
絶対にわたしよりも先には ....
にわか雨の気配に慌てて
息を切らして
額に汗を滲ませて
は、と息を吐くベランダで
からりと笑う太陽に
力が抜ける
平凡すぎる何かを守ること
小さな願いと
安堵 ....
風邪をひいて一日寝ている
よくもこんなに眠れるものだ
寝ては目覚めてまた夢を見る
夢で野垂れ死にしても不思議ではない
見知らぬ旅館に隠れている
ドアが開いたかと思うと風呂上りの子どもが転がり ....
尾崎豊の歌詞のなかにあったことば
何にしたがい何を愛するのかかんがえていた
評論家や傍観者ではない自分
ちいさくてもほんとうの塊を掬う事
こころの網の目をとぎすませて
....
3 足のある眼鏡
わたしの仲間は誰でも言うのだが
決して信じてはいなかった
「眼鏡には足がある」など
だが 今朝 眼鏡が消えた
確かに洗面台の横に置いたのに
顔を洗っている間にど ....
心の言葉と 言葉の心
写し身流れ 姿はともる
おりごとの戸の 金具は錆びて
つけかえる鍵 やがてはつきる
のぞきこむ目が 目隠しをする
指文字が消す しめった曇り
息吹きかけて ....
四角い形をした
それは別れの言葉だった
きみのくちびるは歌わない
ただ、冬の風にかわきながら
いいよどんだり
いいまちがったり
いいきったりするだけ
....
誕生日いがいは
お祝いの日じゃない
なんでもない日が
ずっと
毎日続いているけど
グッと耐えて生きていく
🌼
私は今
自分という人間を
ふるいにかけて ....
ひとつ数えてめをつぶり
みっつ数えて鬼さんこちら
とうをすぎたらひとり鬼
夕焼け黄昏月夜の晩に
目隠し鬼さん呼ぶ声さがす
まぁるいお月様おお笑い
月夜は月夜で好きよじゃないの
泣 ....
突然雨がふりだした
雨を知らない者はこれを見たらさぞ驚くだろう
空から壊れたように降ってきたものが
こんなにも激しい音をたてて
窓を屋根を道を川を海を山を木を私を打つと
簡単に雨がやまぬ ....
月夜花夜夢なき夜に
散る花抱えて泣く孤独
「こんなにも惨い私の人生よ
孤独より、死よりも恐ろしいのは私の心
人ならぬ身で夢みるこの心
もう私には人並みな幸せなどないも ....
こころの2重螺旋
ことばの2重螺旋
裏階段をのぼって
巻貝の音を聴いた
気がした
ぎりぎりの範囲でありがとうと言
う。
裏返え
って
境
目
で
飛び退く
から
驚いてい
るよ
う
だ
けど
実は
一人だ
思い出に足を掴まれて
振るべき手を
繋ぐべきでないからと
ポケットにしまった
どこを歩いていても
君が隣にいるだけで
帰り道だと錯覚してしまう
地図の要らない唯一の ....
不安なひとよ
柄に
アルミホイルを巻くのを
忘れないで
なまぐさい身は
ひとり青く
ナイフでこそげるには
やらわかいから
(らん反射してた
たしか、
....
ひとりカリスマごっこ
うにタンうにタンうにハラミの順で喰う
銃弾の跡がある部屋を自慢されている
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