最近オシッコが
近くなったような気がする
でも、行ってみると
思ったほど出ない
だからと言って
放っておくと
尿漏れしたりする
膀胱の尿溜まりの安全圏を
識別する良い方法はないもの ....
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生
ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ....
今さら遅いと思います。
最後の話は
富ヶ谷の空
まぁるく描かれた
ジェットの雲
五色の輪のことでした
その話をした刹那
一〇歳の僕は
テレビから飛び出して
庭に駆け下 ....
宇宙の真ん中で砕けた石が
杉並区を直撃すれば
わたしは死ぬ
だからあなたを救えない
運ばれたキール・ロワイヤルの中に
毒が混ぜてあっても
わたしは見分けがつ ....
「棘」
その物言いに棘を感じたとき
あなたの心は平穏でいられますか
「平穏」
あなたの心の平穏をかき乱すもの
それは
あなたの内(なか)に在 ....
Relative Numbers
2・777・909・1001・参33・0008
8812・壱・136・8812.
ウエノヨウナ道ヲタドッテ、今日モ
妻ト伝道シマシタ ....
守るため
逃げるため
笑うため
道のようなもの
繋ぐため
掴むため
触れるため
助けのようなもの
通すため
覆すため
ゴール前のようなもので ....
コンクリート色の空
水面(みなも)のように
揺れる現実(いま)
甘い果実
落ちず止まる瞬間(とき)
脳裏に浮かぶ面影(きみ)
過ぎ行く四季
落ち葉踏みしめ
君のいない冬へ変わ ....
ある冬晴れの日のその空と
同じ色の表紙をした
日記を買った
他に種類はたくさんあったのだが
それはひときわ僕の目を惹いて
一度手に取り
一度戻して
もう一度手に取り買ったのだった
....
街にはなかった 何も
流れていた体 それは人
その中で握りしめる 夢
ポケットの隅に 手をやれば
電車はすぐに行ってしまうだろう
僕は読んだ 漫画を
流れる時の中で自分が
何もわから ....
ありがとうなんてそんな言葉は
聞きたくなかったさよならのときに
「永遠」なんてありえないものと
永遠に会えないぼくらは笑った
あなたがくれた 時計をみつめ
願いをかなえてアインシュタ ....
あったか〜いしかない
ツッコんではいけない悪い見本を見た
人間臭い(体臭) 人間臭い(ロボット)
折紙の伝説から一枚、不審な主人公を取り出すと、
私は体の内側からエナジーを燃やし一羽のオルガンに変身する
力強く弾かれる黒と白の鍵盤が空高く舞い上がる
海のうねりの様に
行き場はなくて、居場所はなくて、
冷たい風にふかれて、縮こまって悪態をつく。
つまらないことは嫌いだ。
つまらないことは好きじゃない。
言葉はなくて、思いはなくて、
砂になった物を眺めてはひ ....
懐中電灯はいつも冷蔵庫の上に置かれていた
誰からも忘れられ埃ばかりかぶり
微動することさえ許されず
あなたの心はただ、白い朧な方形だけを思い浮かべて
しゅるしゅると ....
林に落ちていく一つの空。水晶の咲き乱れるみどりの、丘の家並み。
風が氷を持ち上げて、屋根に深々と、投げつける。傾斜する雲。群
がったあと乱れちる蒼、些細な花が笑みをぼくに投げ掛ける、土が
捲れる ....
信じられなくって
冷たくって寒くって
どうしようもないとき
わたしをスッポリと
丸ごと包んで
ホッカホッカになるまで
暖めてくれる
おかあさーん!
わたしはきっと
ここから生 ....
電車が繋がれて繋がれてゆく
ゆく人のチェーン
テトテのあいだにも
何をしたかったんだっけね
と、とまるとぶ、
ぶつかられる場所で叫んだ
ほんとうは叫んでいない
叫んではいないけど ....
やがて水が
熱を帯び
傷んだ管のひびわれは
取り返しようもなく波打って
かつて海であった記憶をたぐる
かなしみはコンクリートをふちどって
どれだけ抱いても減らない全てに
途方にく ....
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
使いにくい中古の中国製ノートパソコンを持っては籠もる俺は間違いなく取り残されたこども.
作法を教えてくれないかって
作法って、
ポカリスエット含んでから君に話しかける「ボリューム足りない ....
僕は君のことを誤解していたかもしれない
昨日の夜
君は満月を見て
あの月はきれいだけど
わたしの手の届かないところにあるといった
でも
たとえ手が届かなくても
満月は君のいうとお ....
反吐がでるような現実の中で、酒をのみ、酔いつぶれて、布団に倒れるようにして眠る。
誰かが吸ったシケモクを。
誰かが捨てたライターで。
曇天模様の路上の上で
僕はすべてを憎むんだ。
....
青や
赤や
白で
例えすぎて
汚れた
それは
指先
で
すこし
ふれたら
名前がついた
もっと、
最初から
ふれていたら
色なんか
なくて
とうめい
で
いれたのに ....
工事現場で爆発事故に遭った俺
飛んで来た鉄棒に脳を貫通され
大脳辺縁系と大脳皮質との
連絡網を断ち切られてしまった
奇跡的に一命を取り留めたが
現場仕事には復帰出来そうに無く
見舞いに ....
何時もあんたは遠くを見てた
あたいなんか
目に入らなかったんだよね
どうしてもあんただけは
振り向いてくれない
そんな事に気付かない
あたいがバカだったよ
どうしてあんたなんか
....
ごめんね、ありがとう。
どうしてかな、わたし。
やさしくできなくて。
きまずいときも、
なまえをよんでくれたこと
うれしかった。
ごめんね、ありがとう。
わかっていたのに ....
ぬるま湯を飲む時はお湯に水を混ぜる子でした。
横縞のモノクロを縦縞にして着たがる子でした。
今よりもっと冷夏の目で見つめていた昆虫の祈りは、
今ではもっと寒冷の手で乾いた死骸を潰します。
....
2068 2069 2070 2071 2072 2073 2074 2075 2076 2077 2078 2079 2080 2081 2082 2083 2084 2085 2086 2087 2088 2089 2090 2091 2092 2093 2094 2095 2096 2097 2098 2099 2100 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.59sec.